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#038 「勉強の仕方が分からない?」英語の勉強方法を勉強しよう。

中学校教員をしていると、

「勉強の仕方が分からない」

「分からないところが分からない」

とか「勉強の方法に関する質問」をよくされます。

今日は、それに関連して 絶対に英語の力が上がる2つの方法 をご紹介します。

方法① 音読

※音読・・・声に出して英語を読むこと。

どうですか?な~んだそんなことかって思いますか?
そう思われた中高生のみなさん、本当に本当にちゃんと音読を取り組んでいますか?
正しい発音で、何度も飽きるくらい音読に取り組んでいますか?
授業では、教科書本文を多いときで13回から15回ほど音読しますが、それでも足りません。圧倒的に音読の量が足りない気がしています。
「英語の勉強の方法がわからない」という中高生の皆さん、是非徹底した音読に取り組んでください。CDのリスニングしながら。

iPodやiPadがありますので、音源は手に入りやすくなりました。その意味では英語の勉強はやりやすい。

最低、テスト範囲の教科書を50回は通読してください。

音読は英語の思考を作り、繰り返せば英語のリズムが自然と身に付きます。
以前紹介した、高校一年生の入学式で名古屋大学の赤本を解いていた彼も、教室のストーブで沸かしたお湯でしゃぶしゃぶを食べながら「音読は効くよ」と言っていました。笑

方法② シャドーイング

最近注目されている(?)方法です。その名も「シャドーイング」。
準備するものは、教科書などのCDのみ。シャドーイングを日本語にすると、「影」。「影」のようにCDの英語が聞こえたら、少し遅れて後ろについて(発音して)いくわけです。

C D :There was an old shrine in a village. One day a storm came・・・
あなた: There was an old shrine in a village. One day a storm came・・・

↑イメージできますか?教科書のスクリプト(原稿)は見ません。

「聞こえてきた英語に少し遅れて、正確に、再現する」というのがすっごく大切。でないとトレーニングになりません。あくまで、シャドーイングは「尾行する・~の後をつける」なのです。

この方法により、自分の発音、音の連結、アクセント、イントネーションが、ネイティブにどんどん近づきます。そのことで、リスニングの「音」の聞き取りがラクになり、リスニングの得点力は飛躍的に伸びるでしょう。

また、英語の力(話す・聞く・読む・書く)はすべて総合的に連結していますので、いろいろな部分でメリットがあります。

この記事を見ている、英語の勉強でお悩みの中高生の皆様&社会人の方々、まずは徹底した「音読」と「シャドーイング」に取り組んでみてはいかがでしょうか。

ではでは。

あとんす。


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