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#47 生徒が勝手に学び始める英語授業⑦ 教科書を学習しよう(教科書の内容理解編)

さぁ、始まりました。令和の新教育「生徒が勝手に学び始める英語授業」です。前回までの記事では、英語の授業の根っこ部分、スポーツする上でのストレッチとか筋トレとかそんな感じの部分だと思ってください。英単語編を書きました。

7記事目のこの記事からは、教科書の「内容理解」編です。ではではどうぞ〜。

娘の絵本。

いや、子育てをしていると学ぶことが多い。今、パパ先生になったら読む本みたいな本も書いているので、そこでも書かせてもいました。やっぱり子育てを経験して、私は良かったと思います。いろんな意味で。

それは仕事にも生きています。例えば、絵本ひとつとっても学びってありますよ。

実は先日3歳の娘が「おとしゃん(と、娘は私を呼ぶ。可愛いでしょ)、えほんよんでぇ〜」と、てってってってとやってきました。

何の本かなと見てみると、「一寸法師」。

・・・うん、

これ、

・・・

10回以上読んだ。

そして、妻も。

妻に至っては20回は読んだんじゃないかな。笑

これって、不思議なんですよね。なんで飽きないのか、と。なんで同じ本を何でも読みたがる(読んで欲しがる)のかと。

実は、私の母が幼児教育のスペシャリストでして、何十年も保育士をしていました。そして今は、かなり大きい保育園の園長をしています。


この前聞いてみたんですよね、何でなのか、と。

そしてたら答えはシンプル。

「わかんないから」

娘からしたら、この一寸法師という話、どうも面白い話みたいだと。

そもそも小さく生まれてくる子供なんていないし(保育園に行っても一寸法師くらい小さいお友達はいないし)、お椀に乗って川下りしているお友達も見かけない(近くの川で潜っている兄はよく見かけるけど)。

お姫様と歩いていたら、突然鬼が出てくるのもびっくりするし(私が歩いている時は鬼さん出てこないでね)、その鬼を針でやっつけようとする一寸法師の無謀さもなんかすごい(針vs鬼。そんなんで勝てるの?)。

鬼が落とした打出の小槌は欲しいし(今欲しいものはオオサンショウウオのぬいぐるみ)、大きくなってお姫様と結婚して、みんな嬉しそう。

そう、結構物語が色々あって不思議だしわかんないんでしょうね。


だから、絵本を何でも読んでと持ってくる理由は至ってシンプル。

「わかんないから」

*もちろんお話が好きだからとかお父さん・お母さんに読んでもらうのが心地いいからとかいう理由もあると思いますけどね。

「これまで」の教科書内容理解。

話を英語教育に戻してみようと思います。これまでの「内容理解」っていうと、教科書のリスニングして、Q&Aみたいなことやって音読して、ってそんな感じ。要するに、1日(1回の授業)で完結しちゃってた。

それってさ、結構乱暴だったのかもしれないって思っています。

だって、1回で教科書の内容をクラス全員がわかるのなんてほぼほぼあり得ませんし。娘と一寸法師の話と一緒で、理解したい気持ちはあるのよ。

でも、理解できないの。一回じゃ(流石に30回一寸法師を読み聞かせされた娘は話がわかると思うけどね)。

教科書の内容理解が1日ぽっきり(やっても次の授業の最初に復習しておしまい)

次のページに授業が進む

わかってない生徒は置いて行かれて、次のページも内容がわからない。

だって、英語は積み上げ教科ですもん。掛け算がわからないと三角関数がわからないのと同じで(極端)、小学校の英語の積み上げが甘いと、中1も厳しいし、中2になっていきなり英語ができるようなことは基本的にはありえない。

「これから」の教科書内容理解。

教科書の内容理解は一度限りと誰が決めた?

ところで、この方法(教科書の内容理解が1回の授業で)って誰が決めたんですか?まぁ、次の授業の最初に復習して1.2回くらい?テストにもう一回復習したとしても、2回の教科書学習で内容を理解するって、なかなか厳しい。

そこで、私は「完全習得」と目標に教科書を最低6周は学びます。どうやって、6周(以上)教科書を学習するのか、また次回のnoteで!!

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ではでは。

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