見出し画像

『ことばの生まれる景色』原画展 レティシア書房(京都) 2019.7.3-2019.7.14

京都で初めての開催となる『ことばの生まれる景色』原画展。
会場はレティシア書房です。レティシア書房さんといえば、入ってまず圧倒されるのが全国各地のミニプレスの品揃えの素晴らしさ。古書と新刊が絶妙な配分で並ぶ棚には、『ことばの生まれる景色』でもとりあげた作家たちの本がたくさんあって嬉しくなりました。

レティシア書房小西さんご夫妻。ギャラリーは奥様の担当ですが、あうんの呼吸でご夫婦でてきぱきと設営を進めてくださり、設営にお伺いしたものの、わたくしほとんど役に立っておりませんでした…。小西さん、大変お世話になりました!

展示の始まりは星野道夫の絵から。(店長一押し!)
展示会場ごとに辻山さんが書き下ろしている「ご挨拶」テキストも、実は密かな見どころであります。

きれいにスポットライトを当てていただいて、改めて眺めるnakabanさんの絵は、なんども見ているはずなのに初めて見る絵のようでもあり。毎回それが不思議な感じ。

◎レティシア書房展示作品(全12点)
『ミラノ 霧の風景』須賀敦子
『旅をする木』星野道夫
『独り居の日記』メイ・サートン
『自選 谷川俊太郎詩集』谷川俊太郎
『ジョルジョ・モランディの手紙』ジョルジョ・モランディ
『尾崎放哉全句集』尾崎放哉
『さようなら、ギャングたち』高橋源一郎
『門』夏目漱石
『楢山節考』深沢七郎
『注文の多い料理店』宮沢賢治
『声めぐり』『異なり記念日』齋藤陽道
『モモ』ミヒャエル・エンデ

*  *  *

〈レティシア書房・小西徹さんへのQ&A〉
1)『ことばの生まれる景色』の中で、好きな作品は?
絵は『楢山節考』、文は『独り居の日記』

2)もし自分が作品を選んで、nakabanさんに絵を描いてもらうとしたらどの本を選びますか? 
川上弘美『神様2011』 

3)展示に関して、お客様にひとことどうぞ。
本を読みながら、絵をゆっくりと眺めてください。

*  *  * 

小西さん、ご回答ありがとうございました!

今回、nakabanさんが描き下ろしたレティシア書房のオリジナルスタンプはこちら。ご来場の際は、ぜひ特製しおりにこのスタンプを押して、お持ち帰りくださいね!

京都では、会期をほぼ同じくして誠光社でも「nakabanの旅するブックシェルフ 誠光社篇〜もうひとつの『ことばの生まれる景色』」という展示を開催中!レティシア書房からはゆっくり歩いても20分ほど。
ぜひ2会場を回ってお楽しみください。

(写真と文 川口恵子)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?