見出し画像

好き勝手にやっていたおじさんの末路

チームメンバーのアドバイスを聞かずに、自分の思うがまま好き勝手に暴走していたおじさん管理職。上から指示も聞いたフリをして実際には無視して、勝手にどんどん新しいこと始めては、飽きるとすぐに投げ出していた。チームメンバーとしても、こんな状況の責任をチームの連帯責任などにされては冗談では済まされないから、聞く耳を持っていなくても何とか改善してもらわなければならない。
そのために何度も暴走おじさんに対して丁重に
「上からの指示には従わないとまずくないでしょうか」
「上への報告をした方がよいのではないでしょうか」
「関係者への対応はもう少し丁重にしないとクレームが入らないか心配です」
などと進言し続けましたが、いくら丁重に言っても本人にとっては自分を否定する言葉にしか聞こえなかったのでしょう。毎度、暴走おじさんは不機嫌になって暴言浴びせかけてきます。まぁ進言するのは私ともう一人くらいで、他の人はめんどくさいことを言われたくないから、暴走おじさん寄りの対応を取っていることが多かったですね。まぁ暴走おじさんに睨まれて嫌な思いをするのは馬鹿馬鹿しいですから世渡り上手な対応とは思います。そんなんですから暴走おじさんは味方がいると思って、どんどん暴走し続けたわけです。

ところが、とうとう好き勝手やっていたツケが限界に達したのです。
いつも偉そうに他部門の人たちへ
「もっとしっかり考えるべきなんじゃないの!!」
「君らはいったい何をしたいの!?目的は何?!」
みたいに上から目線の強烈な口調で言いたい放題でした。
強烈な口調で言われるので、ほとんどの人たちは萎縮して一方的に言われるがまま、おとなしく最後まで聞いて、最後にポツリと「考え直します」とか「検討し直します」と答えて終わり。暴走おじさんは自分が気持ちよく言いたいこと言って満足でしょうが、実質的には何も決まらない、何も進まない、何も解決していない不毛な会議です。
それが今回は違ったのです。
これまでおとなしく聞いていた先方の担当者も今回は怒りが滲み出ています。
そりゃそうです。事前に暴走おじさんにちゃんと話を通していた内容を、たぶん暴走おじさんは忘れていたのでしょうね。先方のお偉いさんに対して事前の取り決めを反故にした督促をしたのです。それで先方のお偉いさんから、たぶん先方の担当者は「どうなってんの?ちゃんとやってるの?」と叱責を受けたのだと推察されます。
誰だって怒りますよね。
今回はそういった背景があるので、そのことに対して
「うちの上に言う前には、事前にこちらに話を通してもらえませんか!(怒)」
というクレームはもちろんのこと、
今まで我慢してきたことを一気に噴出させていました。
「そもそものあなた方の活動の目的はなんなんですか!?(怒)」
「あなた方にこういう場で何を相談すればいいんですか!?(怒)」
そりゃそうだ。
言いたい放題文句ばかり言われ続ければ、そう言いたくなるのはごもっとも。
今までよくぞ我慢したと感心します。
だから私たちも相手には丁重に対応した方がいいって散々言ってきたのです。
先方の怒りに、今まで暴走おじさんの周りで味方っぽくしていたおじさんたちも、今回ばかりは傍観しています。そんなこんなで暴走おじさんは、いつもの元気はどこかに吹っ飛んでしまっています。言っていたことの矛盾を突かれアタフタして答えられません。
「えー、、、と、、それは、、あの、、、、」
これまでさんざん言いたい放題言っていた人たちに反撃されどうにもならなくなってしまっていますが、誰も助けてはくれません。
自業自得です。
でも、この収拾がつかない状況をどうするつもりなのでしょうか?
もしかして投げ出すの?
投げ出されたら正直なところ残された私たちにとって迷惑でしかありません。散々あちらこちらに喧嘩を売っておいて、やりかけの仕事をたんまり残し、こんな状況で投げ出されたら挽回は至難の技です。
以前に「いつでもやめたらぁー!!」みたいなことを言っていたので、本当に投げ出すかもしれません。もし投げ出すにしても、せめて責任だけは取って、解散するなり、中止するなり自分で勝手に始めた仕事の後始末だけはしっかりとしてもらいたいものです。
まぁこういう人は、そんな責任感ありませんから無理な話でしょうね。
そもそも責任感があれば、こんなことにはなっていないでしょうからね(苦笑)。

最後に、この暴走おじさんから私自身、学ぶべきところもありました。
・他人のアドバイスはしっかり聞く
・他人の言ったことはしっかり記録しておく
・関係者との事前調整、事前確認をしっかりする
・1つ1つ仕事を達成する
・あれこれと仕事を広げすぎない
・他人に対しては丁重に接する

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?