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やばいおっさん、とうとう現場から無視されるか?

以前の記事で評論家的に質問という名のクレームばかり言っているやばいおっさんを紹介しましたが、とうとう現場から無視され出しました。そのきっかけを作ったのは私ですが、決して意地悪をしたわけではありません。あまりにも延々と「どうでもいいんじゃね?」と思うようなこともクレームをつけ続けていたのをTEMAS君(Microsoftの遠隔会議ソフトね)も怒ったのか通信状態を悪化させて会議を中断させました。まぁ今日はそれで「おしまいおしまい」となったかと思いきや、やばいおっさんは電話で先方の担当者にクレームを言い続けていたらしい。しかも、情報共有と称してTEAMS君のチャット機能を使って、ご丁寧にそのクレーム内容を長〜い文章で送りつけていました。
「かわいそうに〜、、、、」と思って終わりにしてもよかったのですが、その日に限って、私もTEAMS君のチャットで、ちょっとしたコメントだけ書いておこうと思ったのです。内容は極めてシンプルです。
「担当君の困ってそうなところを私自身も勉強中で、こんな勘違いしてました。こういうところを決めないといけないのだけど、どう決めるか難しいよね。例えばこんな感じにしてみるのもありかと思うけど、こればかりはやってみて失敗したらやり直すとかしかないですかね?」
というようなちょっとしたご苦労さま的な共感チャットをしただけです。
先方の担当君も少し安心したのかホッコリチャットで返してきて終わりかと思ったら、他のおじさん達から技術的な提案チャットがひっきりなしに入り出したのです。他のおじさんたちも実はちゃんとした議論したかったのでしょうね。堰を切ったように活発なチャット議論が始まりました。文面から想像するに嬉しそうな感じですし、先方の担当君も聞きたかったことをようやく聞けたようで、価値のあるチャット議論になったと思います。

そこへ、、、、
やばいおっさんの話を元に戻すチャットが入る。
「そういう議論もいいかもしれんけど、本質的なことをしっかり決めないとあかんやろ」とややご立腹感のあるチャットである。
ここだけ聞くと至極当然のことを言っているように聞こえるが、質問と言いっぱなしの評論(なんちゃらはやった方がいいなど)しかしないおっさんの本質的ってなにゃねん!と言いたいが、そんなこと言ったら余計にめんどくさくなるから誰も言わない。
今回はある意味反論は誰もしないが、そんな発言(チャット)は無かったかの如く過ぎ去るシャットの波に消えていった。誰も応えない。知らんぷりである。口頭で議論する会議ではそうはいかないかもしれないが、チャットでは無反応という技ができるのだ。やばいおっさんの言葉を放置して技術的な議論が進む。
やばいおっさんはへこたれずにチャットの場の雰囲気を完全に無視してもう一度自分のテリトリーに戻そうとチャットなのに長文チャットを打ってくるが、長いだけに画面に収まりきれず、短文でのやり取りが繰り広げられているチャットの波に消えていく。素早く画面の上方へと去っていった。

私は最初のきっかけを作った以外はずっとチャットを見ていただけだ。
こうなることは全く予測していなかった何気ないコメントチャットが火を吹いた。
皆、ちゃんとした議論がしたかったのだろう。
ちゃんと仕事をしたいし、仕事を前に進めたかったのだろう。
会社的に、担当者的に、まともに仕事したかったおっさんたち的にはよかったと思う。

しかし、、、、、
こうなると少しやばいおっさんがかわいそうに思えてくる。
熱いチャットの議論が終わったあと、少し時間が経った後に、やばいおっさんが再びチャットを送っていた。その最後の長文のリマインドチャット(無視し続けられたやばいおっさんの主張)が、やはり1画面に収まらずに佇んでいた。
もはやチャットの場から皆退出していたから返事もない。チャットの波によって画面の上方へと送られることもない。
ただ、とても寂しそうに画面に映っている。

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