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ロウソクって明るい

あけましておめでとうございます。

セブンイレブンでロウソクを見つけて、家でつけてみると、意外とワクワクする。誕生日のときはすぐ消さなきゃいけないし、アルコールランプの実験のときはビーカーの中の変化に必死だったり、マッチだとすぐに消えてしまうし、いつかの宗教儀式では手に持たされたロウソクには特別な意味がこもってたりで、2023年の今まで僕はまともに火というものを観察してこなかった。最初は一本だけにしようと思ったけど、燃やしてるうちにだんだん楽しくて最終的に三本燃やしてしまった。燃やすという表現は良くないか。火を点けてしまった。

コンビニで50本入りが150円、ライターが150円だったから、だいたい10円でこの体験ができたと思うと、得した気分だ。

にしても火は面白い。真上は火傷しそうなほど熱いのに、横は結構近づける。熱エネルギーが明るさになって放出されると言うのは、今の科学では常識だけど、昔はフロギストンっていうものを原子的なものとして想定して考えていた時代もあったらしい。そりゃそう考えるよなってくらい、常識的にはこの現象は受け入れがたい。エネルギーが放出されている感じはすごくあるけど、どうしてそれが明るさになっているのか、不思議。

こんなこと書いてるうちに一本が燃え尽きた。この市販のロウソク、一本あたり約20分燃えるらしい。砂時計的にも使えて便利そう。(砂時計使え)

にしても酷い年末年始だった。家族と話すとやっぱり精神を病む。精神科医に言ったらうつ病と判断されるんじゃないかというぐらいには病む。けど離れると平気になる。家族のことは離れていないと愛していられない。家庭と学校の連結は比較的うまくいってたほうだと思うけれど、それに社会が絡むともうダメだなー。それを社会不t…


まあ、いいのさ。離れてれば愛していられるんだから。ヤマアラシのジレンマというやつなのです。干支で3週目に入ろうというのに、未だ青年期を抜けない。ひどいもんだ。まだ苦しみ続けなさいという崇い精神の啓示だろうか。就職という現実を、多分受け入れない現実を選ぶだろう。この世の汚い部分に目を逸らして生きる生き方が嫌いなのが、本当の自分らしい。大人もそう思っていながら妥協しているというのは嘘だ。そう思っているなら、そんな大人にはならないはずだ。

2本目が消えた。少しだけ残ったロウと、溶けたロウ、それに焦げたヒモが倒れて、なんだか死体のように見える。


3本目が消えた。2本目の後すぐ点けたからだ。





まっくらだ!!!





いや、文字が明るい!!!





…スマホだ!!




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