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瓶にいれて流れていく言葉は誰の元へ #1

文章が書けなくなった。

高校生の頃は毎日のようにブログを書くのが楽しかったのに。

ただ好きなものを書けばよかった。

ガラケーで撮った写真と、その日の出来事。

誰かのためじゃなくて、ただ楽しかったから。

そして自然と生まれる感謝の気持ちをありのまま書いていた。

それは今も昔も変わらず関わってくれるひとへ、ありがとう、と常々思うのはなにも変化ないはずなのに。

むしろ、歳を重ねれば重ねるほど考える物は増えていくし、出会う人は増えていく。当たり前に思っていたものがどんなに尊いものなのか。…気づいているはずなのに。痛いほど日に日に感じているだろうに。

人一倍ひねくれているのかもしれない。

リアルな個人が発信するインターネットが主流になってから、綺麗な文章にしようと思い始めてしまった。「伝わるように書かないと。痛くない表現にしないと。こういう写真は見てるひとにとっては興味ないかもしれない。」…そんな取り繕うとしてしまう、その過程でわたしの中にある素直な気持ちがしんでしまうような。

そんなの気のせいみたいなものなのに。

それで、あまり文章を書かなくなった。

でも不器用だからこそ伝わることや届くひとがいるんじゃないかって思った。ありのままでつぶやいていたら、自然といまの自分が素直に現れるんじゃないか。ただ思ったことを書く場所をつくろう。

…かっこ悪くてもいいから。

そうすることで、きっとだけど、出会いたいひとに出会えるような気がしている。

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Photo: Umi Nonaka

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