ゴンドウトモヒコさんのソロアルバム以外も好き(anonymass, WORLD STANDARD, and more.)
当アカウントでは気付けば1年半ほどゴンドウトモヒコさんのソロアルバムの事ばかりを書いているが(もはや、ゴンドウさん以外の音楽も普通に聴いているだなんて話しても信じてもらえなさそうな勢いだ)、年に一度ぐらいはソロアルバムや当月内のライブの話以外の事を好きに書いても良いのでは、と思っている。
去年は、時期にこだわらずオールタイムの活動からライブ映像を幾つかピックアップして記事を書いた。今年も単純に好きな曲を、と考えた結果、anonymassの楽曲の中から好きなものをピックアップし少し感想を書こうかなと思ったのだが、併せて同時期のWORLD STANDARDのゴンドウさんの参加曲も聴きたいと思い、こんなプレイリストを作ってみた。2002年から2008年までにリリース(録音はもう少し早い段階から始まっていると思うが)されたanonymassとWORLD STANDARD、それに+αで聴きたい曲を並べたものだ。
本プレイリストは、anonymass名義のアルバム(その為、コンピレーションへの参加や音源リリースされておらずYoutubeでのみ聴けるもの等は対象外としている)を中心に、基本的には以下のアルバムから選曲している。
anonymass
『opus 01』(2003/3/5)
『harusame』(2004/3/15)
『Little Travelers in Wild Pajamas』(2005/8/21)
『anonymoss』(2008/2/20)
WORLD STANDARD
『JUMP FOR JOY』(2002/4/3)
『ALABASTER』(2004/10/27)
以下、曲順に沿って感想を。なお、前半はアップテンポなサウンドが中心、後半はゆったりと聴きたいものを集めている。24曲あるうちの1曲を除くと、ある時代に音楽家たちが相互に作用しながら紡がれた音ばかりなのだろうと想像する。
「To a Wild Rose」(WORLD STANDARD 『JUMP FOR JOY』)
anonymassを中心としたプレイリストのつもりだが、1曲目にワルスタのこちらを。アルバムでは終盤に収録されている曲だが、オリジナルはEdward Alexander MacDowellによる10曲から構成される作品集「森のスケッチ」の1曲目だそうだ。
ざらっとした音質に、演奏の後ろで何かが回転する音が聴こえており、まるで古い映画のワンシーンを観ているかのような夢心地の中で柔らかなホーンが響く、ゴンドウさんが大活躍の1曲。『JUMP FOR JOY』におけるゴンドウさんのクレジットは、ユーフォニアム、トロンボーン、トランペット、そしてバリトンホルンとなっているが、ユーフォだけではなくバリトンを使われているのは少し珍しいかもしれない(ゴンドウさんの他の参加作品でバリトンがクレジットされているのはあまり見たことが無い)。
この『JUMP FOR JOY』には山本さん、青弦さんも参加されている。ワルスタの近年の作品が好きな自分にとっては、山本さんはanonymassよりもワルスタを通して聴く機会の方が多い印象だ。また、『JUMP FOR JOY』や『ALABASTER』には参加されていないが、神田さんもまた、ワルスタには欠かせないボーカリストだろう。
「Twenty-Five」(anonymass 『harusame』)~「The Left Arm of Buddha」(anonymass 『opus 01』)
ゴンドウさん楽曲やanonymassではお馴染みの変拍子ポップスの中でも最もキャッチーな印象の「Twenty-Five」、そして、こちらも6/8拍子で少々トリッキーなリズムにもかかわらずポップな「The Left Arm of Buddha」を続けて聴きたい。
この2曲に共通するのは、日常生活の軽快で滑稽な忙しなさ、を描いたような曲調だと思う。特に「The Left Arm of Buddha」は、ゴンドウさんのソロワークスに「Left Arm of Buddha 1996」(Vol.5『mostly Euphobias』収録)という90年代に作曲されたであろう元バージョンがあるが、両者を聴き比べると上述の特徴が浮き彫りになる。また、いずれも小林賢太郎さんの演劇作品で使用されており、あるマンションで各フロアの入居者が繰り広げる小さな騒動を描いた『good day house』や、曲者ばかりだがどこか憎めない7人による7日間のドタバタ喜劇『Sweet7』など、その作風によってイメージが後押しされている部分もあるだろう。
因みに本プレイリストは、anonymassがアルバムをリリースしていた時期にゴンドウさんが参加されているワルスタの楽曲も併せて聴きたい、と思い作成したが、同時に、この「Twenty-Five」をはじめanonymassの楽曲には鈴木惣一朗さんがドラムで参加されているものも多い。
「Afraid」~「The Front of Confession」(anonymass 『Little Travelers in Wild Pajamas』)
続いて、anonymass楽曲の中で最もアグレッシブな2曲を聴きたい。この2曲はシームレスに繋がっているので連続で(サブスクを利用しておきながら言えた話ではないが、微妙な間が出来てしまうのが勿体無いので本当は是非CDで聴いてほしい)。
「Afraid」は、サウンドを下支えする一本茂樹さんのベースラインがとにかくかっこいい。また、2コーラス目の山本さんのピアノや、2コーラス目が終わった後の転調時の青弦さんのチェロなど、縦のリズムの隙間を吹き抜けるようなフレーズも聴きどころだ。
「The Front of Confession」は「Afraid」よりもさらに躍動感のある曲で、まさにバンドサウンド。こちらもウッドベースやチェロのストリングスや、江川良子さんや鈴木広志さん(因みに私が御二方を知ったのは本作ではなく大友良英さんのビッグバンドだった)によるサックスの音色が乱れ打ちとなる。嵐が過ぎ去った後にも降り続く小雨のようなアウトロも聴き逃せない。
「By The End Of The World」(METAFIVE 『METAATEM』)~「Awkward Dance」(anonymass 『harusame』)
この流れで聴きたいのが、本プレイリストの「and more」にあたる曲のうちの1つ、METAFIVEの「By The End Of The World」だ。
「By The End Of The World」が元々anonymassのライブで演奏されていた楽曲だということは、『METAATEM』リリース前に「Sound & Recording Magazine」(サンレコ)の2021年9月号で語られている。ゴンドウさんの楽曲において、バージョン違いや兄弟のような構成のものがあったり、ある楽曲のモチーフを別プロジェクトでも使用されていたり、といった事が偶に行われているのはこれまでのソロワークスに関する感想記事でも度々言及してきたが、この曲も例外ではない。
ただ、この曲だけを聴くと、このロックなサウンドの何処にanonymassの片鱗が?と思うリスナーも居るのだろうか。METAFIVEの楽曲作りは、作曲者が作成したものに各パートで自分の音を足していくようなので、何処までが原曲にあるものだったのかは分からないが、幾つか「これはanonymassっぽいのかも」と思ったポイントがある。
例えば、イントロ部分が7拍子であること。元は全編に渡って7拍子である旨は先のサンレコのインタビューでも言及されている。続いて、シンコペーションが多用されロングトーンも多いテーマのフレーズは、「The Left Arm of Buddha」などの楽曲と是非並べて聴いてみてほしい。2:27頃からのレオさんのスキャットや、3:27頃からの小山田さんのスキャットも、他のanonymass楽曲によく出てくるものでは無いだろうか。また、もしかしたら、という想像に過ぎないが、2:45頃からのブレイク部分は青弦さんのチェロの見せ場だったのであれば面白い。
ここで再びanonymassの曲を、というところで「Awkward Dance」を聴きたい。一聴すると穏やかな表情も無くは無いが、途切れることの無いメロディやスキャットによる緊張感は、先の「By The End Of The World」にも通じるものだろう。
「Insomnia」(anonymass 『anonymoss』)~「ポツネンのテーマ - Special ED Version」(徳澤青弦 『ポツネンの音楽 その2 ~DROP&SPOT~』)
私は(ゴンドウさんのリスナーの中では恐らくかなり稀有だと思うが)YMOをあまり知らず、『anonymoss』に収録、カバーされていることがきっかけで知った曲も幾つかあるのだが「Insomnia」もそのうちの1つだ。一定ペースを保ちつつ淡々と進む少し鬱々とした空気のアンサンブルだが、ラストでの、抑圧された環境下で唸り声を挙げるかのようなの田中邦和さんのバリトンサックスがおどろおどろしい。
続いて、anonymassから少し離れて、青弦さんによる劇伴『ポツネンの音楽 その2』からの1曲を。このアルバムには小林賢太郎さんの舞台作品である『POTSUNEN』シリーズのうち2008年作『DROP』や2011年作『THE SPOT』で使用されている楽曲が収録されているが、ゴンドウさんも3曲、ユーフォニアムとフリューゲルホルン、そしてホーンセクションのアレンジで参加されており、他にもanonymassの各作品に参加されている方が多く名を連ねている。
「ポツネンのテーマ - Special ED Version」は上述の『DROP』のエンディングテーマ。anonymassの楽曲と同様にバリトンサックスに田中さん、そして田中さんと同様にゴンドウさんのキャロルブラスアンサンブルでお馴染みの佐藤秀徳さんや木村仁哉さんを含む大所帯のホーンセクションが入った派手な1曲だ。
佐藤さんがトランペットだけではなくフリューゲルホルンを吹いていたり、梶原彰人さんのトロンボーンや若木曜さんのホルンなどもあり中音域が厚い編成である為、ゴンドウさんの音がどれなのか、はっきりと理解していないことを白状する…。が、『POTSUNEN』シリーズの中でも特にバラエティに富んだ『DROP』を締め括るに相応しいギラギラとしたサウンドの中で、アレンジを担当するゴンドウさんの役割の大きさは想像に難くない。
「how?」(anonymass 『opus 01』)~「harusame No.9」(anonymass 『harusame』)
再びanonymassに戻って、私が特に好きな曲のうち2曲を聴く。
「how?」は青弦さんとゴンドウさんの共作曲だが、『opus 01』の中で(ビートルズのカバーを除いて)ゴンドウさん以外のメンバーが作曲にクレジットされているのはこの曲だけである。また、神田さんのリードボーカルの下で聴こえる男声ボーカルも青弦さんだ。だからなのか、他の曲とは少し違ったクールな聴き心地がある。この曲では、前半のボーカルパートほど目立つ部分では無いのだが、後半2:54頃からのトロンボーンの直線的に伸びる音色とフレーズが好きだ。特に2周目で揺蕩うようなエレピの音と溶け合うような感触が良い。
「harusame No.9」は、初めて聴いた時に、ceroみたいだな、と思った記憶があるのだが、何故そう思ったのかは今となっては全く思い出せない(私はceroも好きだが、ceroの音楽はどんな静けさを持つ曲でも、人が生きる匂いのようなものと切り離せない部分があると思っている)。それはともかく、anonymassの曲の中でも特に緻密なこの曲は、細かな仕掛けが沢山あるように思う。例えば、最近になって気付いたのは、中盤のチェロの主旋律(2:00頃)の裏でベースがチェロよりも高音域で細かく動いていること。イントロのハンドクラップとスキャットの交差だけでも聴き応えがあるが、蓋を開けて何度も繰り返し聴きたい曲だ。
「Happy End」(anonymass 『anonymoss』)~「Intermission #1 of DROP」(徳澤青弦 『ポツネンの音楽 その2 ~DROP&SPOT~』)
ここで、ブレイクポイントの如く静かな2曲を。
「Happy End」も、原曲知らず、でanonymass版を先に聴く事になる。2分足らずでユーフォとチェロが主旋律をユニゾンで奏でるシンプルな構成だが、メロディそのものの力が強いのだな、というのは教授のソロ名義でのバージョンを聴いて分かったことだった。
「Intermission #1 of DROP」は再び青弦さんによるサウンドトラック集より。クラシカルだがどんよりとした空気は当該舞台作品自体が持つものだが、そこに中低音のホーンが分厚く響くサウンドはanonymassだけではなくゴンドウさんのソロワークスとも重なる部分がある。
「夜明け」~「雪花石膏」(WORLD STANDARD 『ALABASTER』)
ワルスタの"老境3部作"の1作目となる『ALABASTER』には、ゴンドウさんがユーフォニアム、トランペット、フリューゲルホルン、山本さんがストリングスアレンジとピアノ、ウーリッツァー、エレクトロニクス、青弦さんがチェロで参加されており、「夜明け」におけるゴンドウさんのトランペット(フリューゲルホルンかもしれない)が本作の始まりを告げる。
この「夜明け」をイントロダクションとして始まるのが「雪花石膏」、アルバムのタイトルトラックだ。ところどころ、テーマのメロディを奏でる中にフリューゲルのような音が聴こえる(が、いまいち自分の耳に自信が無い)。澄んだ空気の中で丁寧に一音一音が降り注ぐ様子は、アルバム全曲に通じるものだ。
「ニビイロの森」(anonymass 『Little Travelers in Wild Pajamas』)~「Borsalino Blues」(WORLD STANDARD 『JUMP FOR JOY』)~「陽のあたる街」(WORLD STANDARD 『ALABASTER』)~「Sylvan's Song」(anonymass 『Little Travelers in Wild Pajamas』)
anonymassの3rdアルバムとなる『Little Travelers in Wild Pajamas』は、それまでの2作と比べると、どこか、しんとした空気があるように感じている。曲調やBPMだけを見るとむしろ賑やかなものの方が多いのだが、それらの曲を含めても、である。リリース時期は夏だと思うが、冬の朝に手に取ることが多い。そして、それは私にとっては、ワルスタに抱くイメージでもある。
「ニビイロの森」は作曲、作詞共に青弦さんによる曲。anonymassの4人と一本さんのウッドベースのシンプルな編成で、全ての音が一つずつクリアに聴こえる。特に、山本さんの弾くピアノは、深夜から夜明け前の静けさを紡ぐような美しさだ。
再びワルスタの『JUMP FOR JOY』に戻り、ゴンドウさんのホーンが前面に出る「Borsalino Blues」を。1970年の映画『Borsalino』での1曲のようだが、私は原曲を聴けておらず…。ゴンドウさんが吹くユーフォニアムやバリトン(テーマの他、リズムを刻む低音がユーフォかバリトンの筈。クレジットを見るとチューバが無いことに驚いた)の音色が、時間の流れを止めるかのようにゆったりと進む1曲だ。続いて、こちらもワルスタ、『ALABASTER』より「陽のあたる街」。幾層にも重なる弦楽器とホーンによって繰り返されるテーマを聴くと、早朝に差す僅かな光が時間経過と共に暖かなものになっていく風景が思い浮かぶ。
そして、またもやanonymassの3rdアルバムより、同作を締め括る「Sylvan's Song」。こちらは作曲が山本さん、作詞は山本さんと神田さんの共作によるものだ。夢か現か分からない穏やかな空間へと誘う、ペダルスチールの音色や深みのあるボーカル。アルバムのラストの曲だが、ゲストの高田漣さんが主役と言っても過言では無いだろう。
『雪のひとひら』(WORLD STANDARD 『ALABASTER』)~「Castalia」(anonymass 『anonymoss』)~「潮と太陽と時間」(WORLD STANDARD 『ALABASTER』)
引き続き、静謐な曲を。深夜に、灯りを落として耳を傾けたい曲ばかりだ。
「雪のひとひら」は、はらはらと舞い始める雪の様子を描くようなギター(マンドリンかもしれない)と、その雪が降り積もる様子を描くようなストリングスやホーン、2つのシーンが交互にやってくる。途中で訪れる静寂によって浮かぶ光景も美しい。
anonymassのYMOカバー「Castalia」も、この流れだと冬を描くように聴こえる。『ALABASTER』にも参加されている伊藤ゴローさんの弾くギターや、普段はつい暖かいと形容してしまいがちなチェロやユーフォニアムの音色、どれをとっても淡い灰色の景色が浮かんでくる。
再びワルスタの『ALABASTER』より、ラストの「潮と太陽と時間」を本プレイリストの終盤でも聴きたい。前半でアルバム冒頭の「夜明け」のワンシーンが再度訪れたかと思うと、ガラスを割るような音で場面転換が行われ、一糸乱れぬピアノの旋律が繰り返される。物語を締め括るよりも、次なる展開への予感を残すかのような曲だ。
「Lust」(anonymass 『harusame』)~「Little Wish」(anonymass 『opus 01』)
プレイリストとしては「潮と太陽と時間」で終わらせた方が良いのかもしれないが、ラストにanonymassの1stと2ndから1曲ずつを聴いて終わることにする。
「Lust」は作曲がゴンドウさんと青弦さん、作詞はゴンドウさんによる、思い出の中だけは幸せでいられるような、少し寂し気で冷めた眼差しを持つ曲だ。吉野友加さんが奏でるアイリッシュハープの音色に導かれ、束の間の夢を見る数分間。神田さんのリードボーカルの後ろで揺らぎを見せるコーラスは、LITTLE CREATURESの青柳拓次さんによるものだ。歌詞の中で繰り返されるeuphoriaという言葉はゴンドウさんの作品のキーワードでもあるのか、ソロワークスでも「Euphoria」(Vol.5『mostly Euphobias』)や「Euphoria#2」(Vol.7『about Boylston street』)といった楽曲がある。
全24曲にも膨れ上がってしまったプレイリストの最後は、anonymassの1stアルバムの1曲目「Little Wish」。私がゴンドウさんの作品の中で最も好きな曲でもある。中間部のトロンボーンの不協和音を除けば出番が殆ど無いホーン類や、サンプリングされたドラムの音(クレジットには"original drum"として毛利泰士さんの名前が記載されている)、少し閉塞感のあるメロディなど、改めて聴き直すとこの2年余りで聴いてきたソロワークスとも繋がる部分が少なからずある。一方で、仰々しくない程度ではあるが少し抒情的なのはソロにはあまり見られない部分でもある。
淡々としつつも、生活や人生に全く関与してこない訳でも無い。分かりやすい言葉で括れるほどの感情でも無い気分で耳にすることの出来る数少ないサウンドが、この曲なのかもしれない。
私は今のゴンドウさんのソロアルバムや、青弦さんやイノトモさんとのGreen Sketchが好きだし、ワルスタの数ある作品の中では2020年以降の作品(勿論、山本さんがずっと携わっている)が最も好きだ。ただ、こうやって並べてみると、2000年代のまだ(今よりも)若きゴンドウさんや山本さん、鈴木惣一朗さんらのサウンドをリアルタイムで聴いていたリスナーが羨ましく思えるのも事実。
今回は好きな曲や並べて聴きたいと思っていた曲について簡単に記すのみで終始したが、本当は、これらの作品が交差点となっているかの如く、沢山の音楽家が登場する。クレジットを見ながら何度も同じ名前を目にするにつけ、この時期の作品やライブ活動における音楽家同士の関わりみたいなものを、もう少し知っていきたいと思うのだった。
という訳で、ゴンドウトモヒコさん、57歳のお誕生日おめでとうございます。(2024/9/11、に間に合わず、2024/9/16 記)