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心を通わすということ

僕の大好きな作品「君の膵臓をたべたい」の中に、

春樹が、寿命僅かな桜良にこう尋ねるシーンがある。

君にとって生きるっていうのはどういうこと?

桜良はこう答えた。

うーーん
だれかと心を通わせることかな
だれかを認める、好きになる、きらいになる 
だれかと一緒に居て、手を繋ぐ、ハグをする、すれちがう

それが生きる

自分ひとりじゃ生きてるってわからない

そう、好きなのに嫌い 
楽しいのに、うっとうしい

そういう
まどろっこしさが、
人とのかかわりが、

私達が生きているって証明だと思う

うわっ、これだ。って。全身に刺さった。

このストーリーを思い出したのは、
最近、人との関わり合いを自分から避けていたからだと思う。

「ひとりでやったほうが効率が良いから。」
「素の自分を見られるのが怖いから。」

そんな言い訳を並べて、友達や親友、家族や幼なじみと深く話そうとするのを避けてきていた。

時にはそれは心地良かったし、楽だったけれど、

ふとした時にやっぱ寂しさがこみ上げてしまう。

心を通わせるからこそ、生きているって感じる。

相手がいるから自分を感じられる。

人と話すことで気付かされた自分の性格、強みってあるよね。

それとおんなじ。

僕の奥深くに沈んでいる心に目を向けて、

きちんとそれを他者と共有し合っていきたい。

時間とお金に余裕がある今だからこそ、

感情を大切に、誰かを大切に、

「温かさ」を大切にできる人になりたいです。