心を通わすということ
僕の大好きな作品「君の膵臓をたべたい」の中に、
春樹が、寿命僅かな桜良にこう尋ねるシーンがある。
桜良はこう答えた。
うわっ、これだ。って。全身に刺さった。
このストーリーを思い出したのは、
最近、人との関わり合いを自分から避けていたからだと思う。
「ひとりでやったほうが効率が良いから。」
「素の自分を見られるのが怖いから。」
そんな言い訳を並べて、友達や親友、家族や幼なじみと深く話そうとするのを避けてきていた。
時にはそれは心地良かったし、楽だったけれど、
ふとした時にやっぱ寂しさがこみ上げてしまう。
心を通わせるからこそ、生きているって感じる。
相手がいるから自分を感じられる。
人と話すことで気付かされた自分の性格、強みってあるよね。
それとおんなじ。
僕の奥深くに沈んでいる心に目を向けて、
きちんとそれを他者と共有し合っていきたい。
時間とお金に余裕がある今だからこそ、
感情を大切に、誰かを大切に、
「温かさ」を大切にできる人になりたいです。