僕と君は、映し鏡 78
いよいよプリンシパル開演日前日になった。
3期全員出来ることはしてきた。
あとは当日を迎えるのみになった。
○○:皆さん、いよいよ明日は本番当日です。
ここまでやって来たことをしっかりとできれば
上手くいくはずです。
失敗を恐れずに頑張ってください。
3期:はい!
○○:では今日のレッスンですが
明日のことも含めて通しでやります。
12時頃には終わりにし、
明日の本番に迎えますのでいいですか?
3期:はい!わかりました!!
レッスンが終わり
○○:はい!
本日のレッスンをここで終わります。
午後はゆっくり休んで明日に向けて
準備してください
美:あの○○さん
○○:どうしました、山下さん
美:自主練したんですがいいですか?
史:あ、私もしたいです
梅:私もいいですか?
○○:・・・・
他の皆さんはどうですか??
残りの3期も練習をしたいらしく
○○:わかりました
では、昼休憩を含めて
15時まで練習を認めます。
そのあとは明日のことを考え
休んでもらいます
いいですね?
3期:はい!
○○:自分はこの後、今野さんの所へ
行かないといけないので
みなさん、怪我をしないように
レッスンをしてください。
レッスン室から出る○○
そのあとを追って山下がくる
美:はぁはぁ、ま、○○さん!
○○:ん?
山下さんどうしました?
美:あ、あの我儘を聞いてもらって
ありがとうございました。
いままでたくさんの練習を
やって来たんですけど
いざとなると身体を動かしていないと不安で
前回もですが今回も自主練認めていただいて
○○:不安なのはわかります。
自分も様々な仕事をこなしてきましたから
3期生達の気持ちも
多少はわかっているつもりですしね
この練習で不安は除けませんが
明日の演技のクオリティーは
少しながら上がりますので
時間を無駄に使わず
一生懸命、みなさんで頑張ってください
同じ、山下として
山下美月さんを応援してますので
そうに言われ美月は
笑顔になり大きな声で
「はい!!」と言って
レッスン室に戻っていった。
○○:・・・・・・・・・・・
今野さんいるんでしょ?
今:あれ?気づいていた??
○○:気づいてましたよ。
話しかけてくれればよかったのに
今:あそこで会話に加わったら
山下からどんな目で見られるわからんから
入れんよ
それよりどうだい、3期は?
○○:そうですね。おそらくですが
今回のこの公演が彼女たちの
最初の関門でしょう
これを乗り切れるかで
本当のスタートが切れると思います
今:○○くんからするとまだスタートを
切ってないと?
○○:そうですね。
今:なかなか○○君のハードルは
高そうだな
○○:そうですかね?自分ではわかりませんが
今野さんこのあとはどこへ
今:あぁ、3期に檄を飛ばして
事務所に帰る予定だよ
○○:では3期生達に伝言をいいですか?
今:構わんが何だい?
○○が伝える伝言とは
続く