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緊急ではないが重要な仕事は「ファースト・タスク」にしよう

To Do リストが長くなると憂鬱になる。
さらにTo Do リストに、いつまでも残っているタスクがあると、気持ちが重くなる。
なぜ 、いつまでも、このタスクに取り組むことができないのだろうか?
なぜ、私は問題の先送りをしてしまうのだろうか?
しまいには、「自分はだめだなあ」と自己嫌悪に陥り、自己肯定感まで下がってしまうのだ。
そんな私に、この本が解決策を教えてくれた。

まず、To Do リストにずっと残っているタスクは、本当にやる必要のあるものなのか?
それとも「もうやらない」と決めてリストから削除してよいものなのだろうか?
それを見極めることが必要である。

リストから削除すると決めれば、気分が晴れる。
一方、「やる必要がある」と判断したのなら、覚悟が必要になる。その残ったタスクは、緊急ではないが重要なタスクだからだ。そのタスクに取り組む戦略を考えなくてはならない。

著者は、 2つの提案をしている。
まず、タスクを細分化することだ。 とりかかりやすいように、具体的なタスクにまで落とし込むのである。
私のTo Doリストには「女医の働き方のアンケートをする」というタスクがいつまでも居座っていた。取り掛かれなくて当たり前である。タイトルが大きすぎたのだ。もっと細分化しなくてはならない。
例えば、「他県の女医アンケートを調べる」「全国医師会の女医実態調査結果を調べる」「仲の良い女医さんに聞き取り調査をする」などだ。

次は、「ファースト・タスクにすべきである」と提案している。一日のはじめに、そのタスクに取り組むのである。 メールチェックより先にだ。
そして、ファースト・タスクを成功させるポイントを3つ提示している。
原則1 とにかく、する(Do
原則2 一番はじめに、する(First
原則3 毎日、する(Every day

とにかく、毎日朝一番ですることが大切である。
やる気がでない日は、5分でもいい。気分が乗る日は、やれるだけやればよい。とにかく「毎日、欠かさず」やろう。「ファースト・タスク」達成という成功体験の積み重ねが、自信をもたらす。
さらに、毎日やれば、何か他のことをしている時にも、ふとした瞬間にそのタスクのアイディアが閃くかもしれない。いつの間にか、思考の整理がなされるのである。

緊急ではないが重要な仕事には「細分化」と「ファースト・タスク」を心がけていきたいと思う。



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