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やっぱり恐ろしい、親の影響?呪縛?

先日行ったセミナーでの話!

セミナー主催者メンバーの女性の話で、親から受ける影響は計り知れないとつくづく思いました。
話の内容はこうでした。

彼女は日本で生まれた在日韓国籍の女性で、いつも母親から「あなたは在日だから、みんなよりもっともっと勉強して、東大か京大に行きなさい」と。
なので、いつも「勉強しなさい」と言われ続けて、すっかり勉強がイヤになり、結果、親子仲も悪くなり激しく反発してきたそうです。
よって彼女の子育てからは「学歴」や「勉強」という言葉は消えて、かなりユニークな子育てになったそうです。

そして、もう1人のやはり在日韓国人3世として日本で生まれ育った女性がいます。彼女はまさにこのケースの逆でした。
「在日だから、どうせがんばっても報われない。」「まして女には勉強は不必要!」と。
なので「勉強しなさい」と言われた事はなかったそうです。
その彼女が大学に推薦で行くことになった時には、親戚から「金食い虫」と言われたそうです。(;'∀')

両者とも過保護な親であった事は共通していますが、親の教育への意識はかなり違います。まあ、それだけじゃなく、当時の時代背景や学校教育、周りの大人などの環境が、色濃く影響しています。

この両女性の子育ては、親が反面教師となり、異なる育て方ではありましょうが、子どもは「自立した人」に育っているとの事です。

ちなみにもう1人の女性とは私自身ですが・・・・。

少し話は変わりますが「インナーペアレント」って聞いたことありますか?
13才で親の価値観が子どもに全インストールされると言われています。

この親から受け継いだ価値観は知らない間に刷り込まれています。
お金に関すること、人との関わりかた、教育への意識、パートナーとのありかたなど。

あなたの今の「価値観」は、まちがいなく親から影響を受けています。
それが良いも悪いも影響している!って事を知っただけでもすごい事です。
多くに人はそこに気づかず、自分に違和感を感じイライラするので。

今、もしあなたのお子さんがまだ小さい(13才未満)なら、ある意味ラッキーです。今、この事(インナーペアレント)に気づけて。

またもし、今すでにお子さんが13才以上であっても、気づかないで一生を終える人もいるので、しょげないで下さい。
そして「価値観」は「バージョンアップ」させられます。

親から受けた価値観はすべて悪いものではありません。ただその価値観が絶対に正しい!と固定してしまうことが問題なんです。

そして自分や、世の中の「常識」を疑うことが必要です!
あなたの常識が親からすりこまれた価値観によって作られるように、世の中の常識も"誰かの操作"によるものがあるという事です。

なので常に自分の「価値観を疑い・壊す」とまでは言いませんが、「バージョンアップ」は必要です。

特に時代は変化しています。人も成長しています。今は「成長社会」から「成熟社会」へと変わってきていると言われています。

文章の冒頭にあるように、親が自分の古い価値観のもとに子育てをすると、今の新しい時代を生きている子ども達には違和感しかありません。
まして小さい時は「親は絶対」の存在ですから、その親の言う事を100%信じています。

「子育ては自分育て」と言われるように親自身も子どもと共に成長して、今の時代の新しい価値観を採用して「バージョンアップ」させていきましょう。



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