見出し画像

晩婚化と共働きについての個人的見解

最近よく友達とその彼氏の結婚にまつわる話を聞くのだが、なんだか
もやっとしたので感じたことを整理してみる。

26歳の彼女が付き合って4年目、同い年の彼氏に
「結婚を考えてほしい」というと、
「今は晩婚化の時代だし、焦らなくてもまだ大丈夫だよ。仕事だってあるでしょ」と言われたという。
まあでもよくよく話を聞けば、要は彼はまだ結婚はしたくないのだと言う。

自分が結婚したくないだけなのを、いかにもお前のことを思って、みたいな言い方に変換したこの彼氏について言いたいことはいくつかあるが脱線するので割愛するとして、
「晩婚化」「共働き」が当たり前になったこの時代は、女性が活躍しやすくなったと同時に、女性を生きにくくしているように感じるときがある。

今は価値観も多様だし、そもそも結婚したくない人、子供を産みたくない人、いろんな人がいる。
ここで書くのは、結婚したいし子供もほしい女性についてのわたしの超個人的見解。

「結婚したら家庭に入る」
「子供を産んだら子育てに専念する」
そういったことが常識だった時代は、女性が仕事に専念することは難しかっただろうし、活躍の場を与えてもらう機会も得難かっただろう。
だから、キャリアという面においては、昔に比べて女性は大変活躍しやすくなった。

それに伴って、晩婚化が進んで、子育てしながら女性も働くという共働きの家庭が増えた。

一方で、女性にいわゆる「身体的リミット」があることは変わっていないと思う。
結婚が遅くなれば、それだけ子供を産むのも遅くなる。
医療が発達したとはいえ、高齢出産になれば母子ともにリスクは高まるし、何より子育てには体力も精神力も多大に必要である。そしてそれは、いやでも年齢とともに衰えていくものだ。
なのに、今時は30代とか40代で子供産んでる人なんてざらにいるから、そんな焦る必要はない、とか言われると、どうしても少しもやっとしてしまうのだ。
ざらにいるから何?だからお前にもできるだろと?できるできないの問題じゃなくて、よりしんどくない選択肢があるならそれを選びたいと思わない?

なんだか、活力ある女性たちが活躍していくにつれて「家事も育児も仕事もできる女性」がスタンダードになっていくようで息苦しい。
20代で結婚して30歳超えるまでに子供産んで、子供が小学校にあがるまでは仕事復帰せずに一緒に過ごしてあげたい、なんて言うと時代錯誤なんだろうか。(ていうか収入的な面で不可能なんだろうか)


仕事をばりばりするもしないもよし、結婚するもしないもよし、子供がいてもいなくてもよし、晩婚化や共働きは、そういう選択をする人が増えてきたってだけで、そうしなきゃいけないわけじゃない。
あくまで「選択肢が広がった」だけ。
そういう見方をして、みんなが生きたいように生きられるといいよね、と思ったりするのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?