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バックトゥザフューチャーを観てはっとした話

あてもないのに会社を辞めました。
ばかだと思います。

理由はいろいろありますがご割愛。

辞めてなにをするかと言いますと。
本当ばかだなと思います。デザイナーを目指し始めました。

そこでふと、デザイナー目指したいなと思ったきっかけってなんだっけ、なんでデザイン好きになったんだっけ、というとこを振り返りたくなったので、書いてみることにします。

タイトルと内容合ってないんじゃね、って気がするかもしれませんがちゃんと回収します。少々ご辛抱を。


1 デザインと私の相関関係 その① 小学校〜中学時代

昔から、デザインというものにはものすごく興味がありました。

最初は小学校の遠足のしおりの表紙。
部活の新入生歓迎ポスター、体育祭の応援旗。

小学校〜中学時代、内気で人見知りだったわたしは、あまり学校に溶け込めているとはいえませんでした。ひかえめに言ってめちゃくちゃ陰キャでした。
だから、わたしの存在や発言はなんの影響力も持たなかったけど、
「わたしの作ったもの」はみんなをわくわくさせることも、想像をかきたてることも、団結させることもできた。
その実感をもって、わたしは「自分の作り出すもの」に自分の価値を見出していたような気がします。


2 デザインと私の相関関係 その② 高校時代

高校に上がって、陰キャの上に勉強が大好きガリ勉ちゃんになった私(もう救いようがない)は外への興味をなくし、クラスに溶け込む、誰かに影響を与える、そのためになにかを作るということはなくなりました。
極端にベクトルが内に向いた私は想像力を持て余して、自分の感情をとにかく吐き出す、形にするための創作物を量産していたように思います。


3 デザインと私の相関関係 その③ 大学時代

大学に入ると、(大学デビューした)私はまた誰かに影響を与えるためになにかを作る、ということに魅力を感じ始めました。
と同時に、私にとって「自分の作り出すもの」に、「武器」という新しい意味が加わります。
小学校〜中学時代での意味と、一見すると同じように見えるのですが、私の中では明確に意味合いが違いました。
以前の私は、「自分の作りたいものを作っていただけ」でした。ものを作るときに自分以外の視点はなく、作ったものがたまたま気に入ってもらえた、というだけ。
対して、大学時代の私は「武器」=「私自身の価値を高めるための手段」として自分の作るものを位置付けるようになったことにより、自分の価値を認めさせたい相手を意識するようになりました。
明確に、それを使う、見る「他人」という軸ができたのです。

新しい軸ができてから、何かを作ることがより楽しくなりました。
この人はどうしたら喜んでくれるんだろう?
このデザインはどういう印象を与えて、どんな人に影響を与えるんだろう?
そういったことを考えながら作ったものが、結果を生むのはとても嬉しかったし、そうでなくてもとても興味深かったのです。


4 デザイナーを目指さなかったわけ

そんなこんなで、デザインに触れてきて、デザインが人に与える影響に触れてきて、楽しさもおもしろさも知っておきながら。
いざ就活、となると、私の選択肢に「デザイナー」はありませんでした。

当然のごとく。
悩みもしませんでした。
なれないものだと思っていたんです。

ごろごろのんびり、かわいいパンダになれないように。
朝起きたら地毛が綺麗なブロンドに、なんてなれないように。

なれないものだと思っていたんです。

多分、頭のどこかでは、空想、もはや妄想レベルでは考えていたかもしれません。
仕事にできたらいいな、とか。

なんでなれないと思っていたか、
一つは情報不足もあったと思います。
デザイナーなんて美大の人がなるもんだと思ってた。
そういう人しかなれないもんだと思って、可能性を調べもしなかった。

でも大きくは、もう一つの別の理由でした。

このことに気づいたのが、タイトルになっている、バックトゥザフューチャーを観ていたときです。
別に主だったシーンではないですが、バンドのデモテープをレコード会社に送ってみるように勧められる場面で主人公が言った台詞。

「それをダメだって言われたら二度と立ち直れない」

私も多分、そう思ってたんだと思います。
今まで自信をもっていたこと、好きだと思っていたことを仕事にして、ぽっきり折れたら立ち直れないじゃないか。


5 デザイナーを目指し始めたわけ

というわけで就活ではビビってデザイナーを諦めた私が、なんで今さら目指そうと血迷ったのか。

理由は多分、3つあります。

1つ目は、情報不足が解消されたこと。
様々な職種の人、美大出身でない人でも努力次第でデザイナーになれる事実があるということを知りました。
2つ目は、会社で素敵なデザイナーさんたちの人柄・仕事に触れたこと。
事業会社に入社し、同期や先輩にもデザイナーの方が多くいるなかで、彼らの人柄と視点、考え方に触れ、言いようのない憧れを感じました。
この人たちと同じ視点を持って、この人たちの作り出す素敵なものを私も作ってみたい。
3つ目は、勢いです。(理由じゃないかもしれない)
なにやっても死ぬときは死ぬわけだし。人生長いし。やってみたかった仕事をやってみたいって思ってるうちにやっても許されるんじゃないかと、唐突に思ったのです。なにより、やりたいことがあるのにやれてない自分が、好きじゃなかったからです。綺麗事です。

6 まとめ

今まで私が触れてきたデザインは紙媒体で、今から目指すWebデザインはさっぱりだし、ちゃんとした勉強もしたことはないので、本もかじる程度しか読んだこともないです。本当にこれからです。
でも心がぽっきり折れても死ぬわけじゃあるまいし、と思えるようにはなったので、頑張ってみようと思います。

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