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貧乏が僕を商売人に育てた後編〜幼少期の副業について〜

小学生〜遊戯王カード〜

僕らは遊戯王カードの第1世代で、小学生の時は遊戯王カードで遊びまくり、遊戯王カードでとにかく稼ぎました。笑

と言っても、周りの友達のように親からカードをたくさん買ってもらえるわけではないので、最初は友達からおこぼれのノーマルカードを何枚か貰ったり、誕生日に3パックだけ親から買ってもらったり、

そういった限られた原資からのスタートし、親に内緒でコソコソと巨万の富(子供にしては)を築き上げました。

順序としては、
ひたすらカード交換(交渉)をして手持ちの遊戯王カードのレベルを上げていく。

ある程度の強さのデッキになったら、賭け勝負を挑みまくって友達からカードを頂きまくる。

手に入れたカードをまたさらに強いカードと交換(交渉)する。

この繰り返しで所有するカードのレベルをどんどん上げていく

賭け勝負にもさらに強くなる

手に入れたカードをお金持ちの友達や先輩に売ってお金に変える。

これをひたすらやっていました。
コツは大きく分けて3つ

・カード交換のスキル(営業力)
・賭け勝負の実力(戦略ノウハウ)
・お金持ちの友達や先輩とつるむ(人脈)

この3つがあれば、遊戯王カードという名の資本主義社会を上り詰めることができましたし、そこで手に入れたお金で新しいゲームカセットや、ベイブレード、ビーダマン、ミニ四駆といった他の新しい流行りのオモチャ購入の軍資金にもなりました。

この時の僕のモチベーションは"友達との遊びに絶対ついていきたい"でした。僕ら世代の遊びからは、オモチャやゲームソフトといったハードは必須だったので(今はもっとそうかもしれませんが)

そこに貧乏だからついて行けないなんてみじめな思いはしたくないので、かといって親にねだるってのも効率が良い道ではないので、自分で稼ぐ知恵を働かせて切り抜けました。

★バザー
地域のバザーにて、これも遊戯王カードをメイン商品にして出店に挑みました。ただレアカードを高く売るだけだと厳しそうだと考えて、一回50円、三回100円のくじ引きとして売りだしました。

ハズレくじの場合はノーマルカードをプレゼント、当たりの場合はレアカードを。
当時僕がカード交換&賭け勝負で集めたレアカードの価値たるやかなりのものになっていたので、それを店頭に並べて、それ目当てに僕のカードくじは大行列になりました。

結果、たった数時間で1万を超える利益が出ました。自分の力で小学5年生ながら日給1万円になった時の達成感と高揚した気持ちは今でも覚えています。

小学生5年生にとっての1万円は、今の僕にとっての100万円ぐらいの価値はありました。あの時の経験が僕を商売人の道へ進ませたと行っても過言ではありません。

本来おじいちゃんおばあちゃんや親にねだらないと、小学生が万を超えるお金を手に入れる手段はなかったわけで、それを自分のアイデア・商売で手に入れることができた経験は、大きな自信と夢をくれました。

★コインゲーム

また、コインゲームも当時流行っていて、子供ながらにたくさん勉強しコインの稼ぎ方を学び、その当時100円で10枚コインが買えるシステムだったので、僕は稼いだコインを15枚100円で友人に売り、小遣いに変えていました。

見つかったら絶対怒られるやつですし、ゲームセンター的にはご法度ですが、もう時効ということで。。。笑

中学生〜せどり〜

中学になると遊戯王カードを皆もうやらなくなっていて、ゲームや漫画を買う流れに変わっていました。

その流れに合わせて僕の商売も変わり、ゲームや漫画を売り買いする商売に変わっていきました。

ここでも遊戯王カード交換で培った営業技術を活かしまくりました。

友達に500円で譲ってもらったゲームソフトに、自分のプレゼンで魅力をプラスし、1000円で買ってもらうのなんて余裕でしたし、僕のプレゼンはモノの価値を倍にする力があると信じてました。

そして安く売ってくれる友達と、高く買ってくれる友達を持つことで利益を出していました。

ただ中学生の友達が毎月ゲームを買ってくれるわけありませんから、このビジネスモデルはどんどん衰退していきます。

そこから方向修正して、その当時そんな言葉知らなかったのですが、今で言う"せどり"という商売を始めました。

家に毎週届く
ゲオ・ブックオフ・ブックマーケット
当たりのチラシを隅々までチェックし、ゲームや漫画の相場を知り、朝一並んで安く買える時は並んで購入し、別の中古屋さんに売りに行く、という作業を繰り返していました。

未成年が中古屋に売るためには親の承諾書が必要だったので、それは、内緒でこっそり親の印鑑を押しまくってストックしてました。見つかったらマジで殺されると思いながら(時効その2)笑

高専生〜賭けボーリングor賭け大富豪〜

この話はゲスいので省略気味で…笑

僕の学生時代はボーリングジャンキーで、ハイスコアは268。賭けになると猛烈に強くなりました。トランプの大富豪も負け知らずでした。一晩のうちに10万勝ちから10万負けまで経験したことがあります。

ただこれはもう商売でも何でもありません。略奪行為に等しいので誇れるものでもありません。。。

その当時、田舎の若者の遊びといえばボーリングしかなく、来る日も来る日もボーリング、寝る間も惜しんで週8でボーリングしてました。一時期ボーリングで生計を立ててたといっても過言ではありません。

ただ本当におススメしません。僕は反省しています。あの時僕に負けまくっていた方々、今度飯でも奢らせてください。笑

★まとめ

高専時代の稼ぎ方はゴミでしたが、小中学生時代は紛れもなく"商売"をやっていたと自負していますし、ここで多くのことを学びました。リサーチ力・営業力もつきました。

ただこれらの能力は、貧乏だからこそ培われたものだと感じています。幼少期に一定額お小遣いをもらえるような、何でも買ってもらえるような環境だったら、満足して、自分で稼ごうという発想は出てこなかったと思います。

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