見出し画像

推しのアカウント停止に見る配信の危険性


以前の記事で取り上げさせていただきましたが、推しのYouTuberのアカウント停止がありました。自分が経験したYouTuberの推しのアカウント停止は、これを含めて今までに最低でも3つのチャンネルがありました。他にもはっきりとは経緯を思い出せないもの、収益化停止など様々なものを経験したので、ファン目線で少しまとめてみたいと思います。

※注意※
あくまでも自分の目線で個人的にまとめますので、間違ってる部分や憶測の部分が含まれます。所感だと思って参考程度にとどめてください。あえてチャンネルを明言しておりません。

自分が見てきた範囲
まずは指標となる、自分がどれだけ見てきたかについて軽く説明します。曖昧な言い方にはなりますが、どれくらいの情報を参照しているかの参考にはなると思います。
明確に数えたことはないですが、ブラウザ版のYouTubeから確認した現在のYouTubeチャンネル登録数はざっと200程度でしたので、少なくとも500チャンネルは今までに見たことがあります。この数字は、コラボやグループで見ることが多くコラボの度にそれぞれのチャンネルを見ていたので、そこまで多くはありません。
特に自分の見ていたカテゴリがVTuberが8割ですので、VTuber黎明期を見ているものとしては、「新人Vtuberを一通り全員見よう」という界隈の触れ込みもあったほど、ほとんどのVTuberを見る習慣があり、珍しい数字ではありません。

自分が見たアカウント停止

・数年前の大量誤BANに巻き込まれたチャンネル
数年前、大量のチャンネルが突然アカウント停止されたタイミングがありました。自分が見ていた方は、その大量BANに巻き込まれ、すぐに誤BANであることが調査でわかり、アカウント停止は数日で解消されました。
しかし、アカウントを停止されると、YouTubeでは自動的にそれまでの配信アーカイブや動画がすべて削除されます。その方は幸いにも動画投稿者であり、ほとんどの動画を本人が保存していたため、ある程度の体裁を保つことができました。その方のチャンネルは、当時登録者数が大体数万あるかないかという走り出したばかりの状態だったので、そこで体裁を保つことができたのは大きかったかもしれません。

・センシティブ判定で数か月の停止を言い渡されたチャンネル
その方のチャンネルは、元々センシティブともとれる話が配信でよく出ていたため、いくつかの警告を経て遂にアカウントを停止されてしまいました。
センシティブ判定をくらった場合、YouTubeの停止期間は長く、数か月に渡ります。基本的に即座の停止にはなりませんが、その分センシティブ判定は罪が重く、YouTubeの収益をメインに暮らしていれば引退も視野に入る期間だと思います。
ですがその方は企業所属ということもあり、他の様々な配信媒体でなんとかファンをつなぎ止め、約3か月後にYouTubeに復帰しました。ここまで長いYouTube休止期間を経て復活することは珍しいため、そのカテゴリでは伝説とされ、その後のチャンネル登録者数を飛躍的に伸ばすきっかけとなりました。
当時は自分もあまりに長い期間のため、引退や配信媒体の移行などの可能性を考え、ファンをやめることが脳裏をよぎりました。YouTubeを見始めてそんなに期間もなく、他の配信媒体まで見ることは考えられなかった状況でもありました。しかし、切り抜き動画やSNSを通じた情報発信を見ていて、淡い期待を抱いていたら戻ってくるという伝説を目撃したため、ファンでいることができ、今もその方を応援するという結果になりました。

・今回の誤BANと思われるアカウント停止されたチャンネル
そして今回の、突然アカウント停止されたチャンネルです。
この方のBANは非常に特殊で、アカウント停止時ライブ配信中で自分自身配信を見ていた中での出来事でした。YouTubeでは警告なくアカウント停止されることがまずありません。そのはずですが、突然何の警告もなく、バグと思われるようなこともなく、ライブ配信中突然アカウント停止されてしまいました。その時の配信内容も麻雀ゲームの配信という、極めて普通の日常的なものでした。何ら規約に抵触するような内容ではありません。
しかしその後、いくら再審査申し立てを行っても、問い合わせをしても、スパムや詐欺、誤解を招く等の違反であるという一点張りで、YouTubeにはとりあってもらえませんでした。
また、つい最近Twitterでご本人がファンに呼びかけを行い、決まった日時に一斉につぶやき、YouTubeアカウントに働きかけましたが、調査の結果やはり同じ回答が返ってきました。
結果としては残念なものでしたが、Twitterの呼びかけではファンが思いの丈をつぶやいたハッシュタグがトレンド入りを果たし、注目を集めることができました。本人もその思いを受け取って、新天地へと進むことができたようです。
(7月16日現在では状況が変わり、YouTubeチャンネルが復活しています。そちらは別記事にてご報告しています)

この3つ以外にもアカウント停止や収益化停止など色々経験しました。これらを経験してファンとして思うことは、とにかく推しが苦しんでいる姿を見ること、そして応援したいにも関わらずYouTubeに阻まれて直接応援できないことがつらいです。
また、何よりつらいのが、アカウント停止で推しの元気な姿や声を聴けないことです。最後に挙げた今回のアカウント停止は、約1か月という長い期間に渡り配信をみることができず、アーカイブも見ることができず、戻ってくるかもわからず不安な日々を過ごしました。この期間は本当に遠い存在になってしまったように感じました。いくら他のSNS等の連絡手段があると言っても、憔悴している中で多くのファンから一度に声を受け取り答えることは難しいです。どうしても配信のようなやりとりはできず、配信者と視聴者の距離はあいてしまいます。
そして、この今回のアカウント停止の方は、他の方と違い、今1番推してる方でした。配信を見ている時間の大半をその方の配信に当てており、多くのその時間がアカウント停止により宙に浮かび、ぽっかりと穴が開いたような状態でした。今までの方は1番に見ていた方ではなかったため、たくさんの配信を見て気を紛らわすことができていましたが、今回はそうすることができませんでした。

不安の要因となる配信の危険性

これまでご説明したアカウント停止等を見て、特に不安の要因となるのが現在YouTube配信が不安定ということです。これはどの配信者にも共通することで、アカウント停止という事態まで発生したことから、他の配信者にも同等の現象が起きるのではないかと、見る側にも配信者側にも影がチラついてるように感じます。
ここではその不安定な現象を自分が見たり聞いたりした範囲でご紹介します。

・枠バグ
予約等で配信を始めようとすると、始められずその予約が利用できなくなるエラーバグ。予約配信は視聴者に配信日時を明確に告知することで、視聴者が予定を把握しやすくなり、事前に人を集めやすくなるため利用されています。予約がエラーになってしまうと、新しく配信を作らなくてはならず、視聴者が新しい配信に移るという手間が発生し、視聴者が離れてしまう要因になります。アーカイブで追う際も、ライブ配信には間に合わないけど後で見ようとしてた視聴者が、予約してたものが利用できないと新しく取り直した配信に気づかず離れてしまう要因にもなります。

・配信誤BAN
予約等でライブ配信を始めたものの、配信途中で原因のわからないエラーとなり突如として配信が見られなくなるバグ。枠バグとほとんど同じ視聴者が離れる要因となります。また、こちらは一度なってしまうと、取り直した配信も同様のエラーになる傾向にあります。何度もエラーになると、配信がぶつ切りになってしまうため、とても見づらくなってしまいます。途中の配信が切れた時点で終わりとしても、配信上で挨拶ができないこと、消化不良や不安の要因となってしまうことがありますので、どちらにしても望ましくない状態になります。

・アーカイブエンコードエラー
これはここ数日起き始めたもので、長時間配信をした際に、本来なら時間が経てばエンコードされ普通に見られるはずのアーカイブが、半日以上待ってもエンコードが終わらずその配信の一部分のみしか見られないバグ。配信が一部分しか見られないと、話の前後や配信内容の前後がわからなくなり、視聴者の不快感に繋がります。配信内容によっては、重要な部分のみがアーカイブで視聴できなくなり、致命傷となることがあります。

ここで紹介した中でも、特に以前問題となったのが枠バグです。非常に多くの配信者が配信を始める際にバグとなり、何度やっても始められないことがありました。その時はあまりにひどいため、配信をとること自体が難しい状態でした。
そして、共通して言われていることが、チャンネル登録者数によってエラーの頻度が違うのではないか、ということです。噂ではありますが、チャンネル登録者数が30万前後のチャンネルと、数千人のチャンネルでは確かに頻度が顕著に違うように感じます。

また、その噂の中で気になったのが、チャンネル登録者数1万人が転換となるのではないか、という話と、低評価数の意図的な操作による嫌がらせがあるのではないか、という話です。
前者のチャンネル登録数は、配信バグが多い現状では更にシビアになってるように思いますが、以前は枠バグが問題になった際に確かにチャンネル登録者数1万人以下のチャンネルが正常に配信を始めることが、他に比べて非常に難しいように感じました。自分が見ているのが登録者数1万人以下のチャンネルがとても多いので、多数の配信者が配信を始めることに苦労している様子は、どうしてあげることもできずただ普通に配信できることを願うばかりでした。
後者の低評価数の意図的な操作による嫌がらせに関しては、以前から言われていたことではあるのですが、ここ数か月、必ず低評価が毎回つくという推しの配信者を何人か見たり話に聞いていたため、自分の中で信ぴょう性を持ち始めた話です。登録者数の多いチャンネルであれば、たくさんの方が評価をするため毎回低評価というのもおかしな話ではないですが、登録者数のあまり多くないチャンネルが毎回必ず低評価がつくというのは、操作的なものが感じられます。
YouTubeは基本的にチャンネル評価を数字で見ています。チャンネル登録者数と高評価数・低評価数を総合して、その割合を見てそのチャンネルへの対応を変えているように感じます。また、配信サイトにつきものなのが視聴者による通報機能です。YouTubeの場合AIによる判断をしているため、これまでの話を聞いていると、チャンネル評価の数字にあわせてこの通報機能も割合に含め、チャンネルの違反の判断を機械的にしているように感じます。

ここで紹介した危険性の問題と、配信者視聴者の不安のことを考えると、YouTubeのみでの配信や収益形態をとることは、あまり得策ではないと感じます。何より配信者が苦しむ姿を見て何もできないということが視聴者にはつらいことだからです。
現在は様々な人に見てもらうため、複数の配信サイトを活動の拠点としたり、万が一のために収益形態を複数に分けたりしている方が多く、そこまで不安に思う必要はないかもしれませんが、ここで取り上げた推しの方々は非常に苦悩されていたので、少しでも配信媒体や収益形態を考えるきっかけになれば幸いです。

最後に

ここからは自分の一個人の感想なので読んでも読まなくてもいいと思います。今の感情を吐露するだけです。

今回のことを経験したこと、現状の配信環境で推しをみることについて、自分は今たくさんの推しを追うことがしんどくなってしまいました。
しかし、自分にとって今見ている数人の推しは、誰一人欠けてもいけなくて、どうしても見ていたい人たちなので、見たいという感情と見れないという感情の狭間で揺れています。配信の不安定さがそうさせています。
毎日のようにYouTubeで見ようかと思った誰かの配信が、バグに巻き込まれて見れなくなったりしています。取り直した配信を見ればいいんですが、改めて見ても見なくても、不安はつきまといます。人によっては配信を取り直さないこともあるので、配信が途中で終わることも考えられます。
新しい配信があるたびに、またバグに巻き込まれるのではないか、配信が途中で終わってしまうのではないか、最悪今回のようにアーカイブを消さざるをえなかったり、アカウント自体が止まってしまうのではないかという考えがちらついてしまいます。
自分が見ているのがVTuberがとても多く、ファンと二人三脚で歩むジャンルのため、より推しの苦しみを直接的に重く感じ、傷が深いです。
思い入れが深いほど傷は深く、現在は配信が問題なくできていても、以前のように配信が見れるようになるにはそれだけ時間がかかりそうです。
少しでもこの配信の不安定さを見直していただくことを願うばかりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?