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●令和5年度9月会議一般質問内容●成瀬議員

<CLOVA Noteにて文字起こししたものです>

【成瀬】
議員番号2番 成瀬育枝です。
この度 町議会議員になって初めての一般質問になります。
これから御船町の子育て現役の代表として、子育て環境づくりに重きを置き活動してまいりたいと思います。
よろしくお願いいたします。

それでは
先般通告しておりました「御船町の今後の子育て環境づくりについて」質問いたします。
昨今、少子化対策の観点から、自治体の子育て支援サービスについて話題になることが増えたように思います。
子供たちはあっという間に大きくなります。
彼らが将来を考えた時に希望をもてるような御船町となるように、もっと町ができること・町だからできることはないでしょうか。
6月議会にて町長の所信表明演説の際、10の重点政策を示されましたが、改めて子育てのくくりで「御船町の今後の子育て環境づくりについて、町長のお考えと予定している事業内容」等質問させていただきます。
個別の質問については質問席にて行わせていただきます。

【藤木町長】 

成瀬議員の今後の子育て環境づくりについてお答えをいたします。
本町において、 子供の健やかな成長を育む子供施策は、3期目で取り組む中の重要政策に掲げています。
今年度は、新たな取り組みとして、行きづらさを感じる子供の居場所を提供する子供居場所支援事業や、
養保護児童対策の体制強化として児童管理システムの導入事業等を6月補正において予算措置し、
子育て支援の取り組みを強化したところであります。
また、本庁の人口は、子育て世代を中心に増加傾向にあります。
待機児童対策として認定子ども園の新設を予定しており、 子育てしやすい環境整備にも取り組んでおります。
今後、本町の特色や 子育てニーズを踏まえた取り組みの強化に加え、将来を見据えた政策の展開を図ることで、
子供を安心して産み育てることができる町、住み続けたい町づくりを推進し、未来へつなぐ 子育ての和を広げてまいります。その他個別質問について、担当課長から答弁させます。

【成瀬】

今回、町民の皆さんのニーズを把握するために「子育てアンケート」調査を独自で実施しています。
PDFでアップロードしています。一般質問資料(成瀬議員)とありますファイルを開いてご覧ください。
傍聴者の方はお配りしております資料をご覧ください。

6月末から開始したアンケートです。このようなチラシを現在1000枚程度配布し、他SNS等でシェアして依頼しています。
回答数としては、現在180件の回答があり、任意の記述欄にも177回の書き込みがあっている状況です。
現在子育て中の方が84.4%の割合。回答された方の9割が40代以下の方で、
子育て支援の拡充が必要かの問いについては、「早急に必要と感じる」に76.7%、「将来的に必要と感じる」に21.7%、98.4%の方が「必要」と回答されました。
以下の34ページについては自由記述のコメントとなりますので後ほど参考にご覧ください。

このように、回答の件数・内容から、現在、御船町においても子育て支援に対して非常に関心が高いと受け止めます。
町はこのような状況を把握されていましたか。

【こども未来課長】
日々の業務において、子育て支援に関する様々な意見を耳にする機会が多いことから、子育て世代の関心の高さについては承知をしております。加えて、国は、今年度からこども家庭庁を設置し、次元の異なる少子化対策として、その取り組みを強化しています。このような動きが連日報道されていることもあり、子育て世代は、今後の動向を注視しており、関心やニーズは益々高まると推察しております。

【成瀬】
では、今後も高まっていくであろうニーズに対して、どのように把握して反映させていかれるのでしょうか。

【こども未来課長】
本町の子育て支援の指針となる計画として「御船町第2期子ども子育て支援事業計画」がございます。この計画策定の際、子育て世代を中心にニーズ調査を実施し調査結果を踏まえた策定をしております。
現在5か年計画の4年目を迎えておりまして、今年度、次期計画のニーズ調査を実施する予定です。社会情勢の変化に伴い子育てニーズも変化し、また多様化していると推測しています。子ども子育て支援事業の更なる充実を図るため、ニーズ調査による現状把握と課題分析に努めてまいります。

【成瀬】
 今回、このアンケートも非常に貴重なご意見をたくさんいただいております。是非、今後の計画についても反映させていただきたく、参考にしていただくようにお願いいたします。

【こども未来課長】
 お答えします。議員おまとめのアンケート結果は大変貴重な資料として拝見しております。今後、現状を把握する上での参考とさせていただきます。以上です。

【成瀬】
わかりました。ではあと2点。

アンケートの12項目に対する回答のなかで
「子供を産み育てていく費用に対する支援」を希望される回答が153件あり、ダントツ1番の回答でした。
その上で自由記述欄に給食費無償化についてのコメントが28件あり、この結果から、現在は子育て支援の中でも「給食費無償化」支援が一番求められていると判断します。
現在の子育て支援に求められている「給食費無償化」について、御船町の学校給食で 検討されているでしょうか? また、現在の町の対応をお聞かせください。

【学校教育課長】
学校給食につきましては、学校給食法に基づき実施しています。法律では給食の実施は設置者の努力義務となっています。法令上定められている給食に係る経費の負担は、学校給食の実施に必要な施設・設備に要する経費及び人件費は、学校設置者の負担。食材は保護者負担となっています。

経済的困窮者に対する支援策として、生活保護の教育扶助、要保護・準要保護者への就学援助があり、該当する場合、給食費分の金額が対象者へ支給されます。 学校給食費の無償化の県内の実施状況として令和5年3月の新聞報道によると、45自治体のうち2市4町5村が小中学校又は小学校のみの給食費無償化を実施しています。

本町の「給食費無償化」につきましては、国において動きがあるという情報がありますので注視している状況です。

【成瀬】
なるほど。
今回のアンケートはコメントは記入しなくても送信できるものですが、わざわざ28件も給食費について書き込みがあっています。それだけ強いご希望だと思います。国がやるまで待たず、できるだけ早急に対応するべきかと思います。
例えば次年度に国が間に合わない場合は町が負担して実施する、と対応できませんか?ちなみに御船町が学校給食を無償化するために追加で必要な経費(食材費)は年間いくらですか?

【学校教育課長】
はい。お答えします。令和4年度給食センターと七滝中央小の食材費の合計金額は約8300万円となっております。

【成瀬】
なるほど。8300万円を毎年毎年となると、なかなか判断が難しいのでしょうか。

では町長に伺います。
令和4年度決算資料の
決算審査意見書の財政運営状況を見ましたが
「実質収支比率」が3〜5%が望ましいところを12%とありました。
これは単純に予算が使えていないということではないですか?
細かくは予算決算委員会にて質問しますが、
不用額も一般会計で8億2538万円と、ずいぶん節約されていますので
給食費のこの8300万円ぐらいは、ぱっと見た感じですけれども
実施可能ではないかと見えてしまいますが・・・

給食費無償化を御船町単独事業として実施することは不可能なのでしょうか?お答えください。

【藤木町長】 
はい、お答えさせていただきます。基金の方、大変上積みされております。1つは財政調整基金。
御船町に災害があった時に、いかに私たちのお金を使いながら人命を救うことができるか。
やはり、12億あった基金が90万まで減ってしまった、熊本地震の時ですね。

この時のことを思えば、財政調整基金をある程度確保しておかなきゃいけないと いうことで、約18億から20億の財政調整基金を、その他機能が約30億ちょいあると思いますけども、先ほどの、議論ではありましたように、 今ふるさと納税が好調です。しかしながら、これは不安定な財源であります。

ふるさと納税の事業を始めてまいりました。この事業、じゃあ、ふるさと納税が、 うまくいかないからやめますという風に、さあできるでしょうかと問われたらば、議会の方はおそらく続けましょう。じゃあ、その時、財源どこにあるんですか。
やはり、始めたものを辞めるというのは相当やはり町民に負荷をかけてしまいます。この負荷がかからないように、今基金として貯めてるもの、そして今後施設を改修しなければいけない、改修する時にどうしようかということで、基金という形で今入っております。
給食費の方を答えさせていただきたいと思います。
私自身、給食費の方を無料化するのでなく、 今説明がありましたように、国が方向転換しようという話を聞いております。この国が転換するときに、私たちも同じようにしていきたいと考えております。なぜか。
私も学校給食の給食員、熊本県の学校給食に携わってきました。PTA時代にですね。そこで学んだこともありますし、今 大事なのは、じゃあコロナ禍で給食費の方をどうするかという論議にもなりました。現在、高等食材の高騰が叫ばれております。もし給食費を無料にして、今予算を決めてしまえば、 高騰したからといって、じゃあ子供たちに給食を、どうなんでしょう。普通通りに、8300万の金額しか予算がありません。高騰します。その時に、この金額で子供たちに給食を提供できるでしょうか。
やはり私たちは、ここの立場として、より良い給食を子供たちに食べていただきたい ということで、今、コロナ禍からこの行頭に至っても、町といたしまして、給食が滞りなく子供たちに 美味しく食べていただけるような施策を取っているところであります。このような形で、美味しい料理を、安全、安心な料理を、お給食を提供してまいりたいという風に考えております。以上です。

【成瀬】
はい。お考えはわかりました。ちょっと意見の内容というか考え方がちょっと違うんですけれども。
私も小学校で給食を試食しましたが、とても考えて献立を作られているようで、息子たちもおかわりして食べているようです。
きっと1食250円払う価値はあると思います。
ただ、今回の意味は、払える払えないという問題とは違って、
親の収入や環境に関係なく、小学校・中学校に通う全ての子供達が受益者と考えて
町で子供に食べさせる、町全体で子供を育てる、そんな町の思いやりを実感する方法になるのではと考えます。
費用負担が減った分、習いたいと言ったときに習い事をさせてあげられたり、高校・大学進学の準備金にとっておいたりできれば親御さんの精神的な負担軽減にもつながります。
このような本当に助かったとインパクトあるものを実施することによって、私たち現役世代が本当に助かったと思うようなことを実施していただけると
地域に対する愛着が生まれていくると思いますし、草刈りなどの地域活動活性化につながると思います。
実施に向けご検討いただければと思います。
次にいきます。

【成瀬】
アンケートの12項目のうち、2番目にご要望の多かった項目が「こどもの遊び場・学びの場としての公共施設の充実(図書館や公園)は103件の回答でした。※同数で「保育・預かりサービスの充実」
現在の公園・子どもたちが遊べる屋内公共施設の設置状況について教えてください。

【こども未来課長】
子どもたちが、遊んだり運動したりできる主な屋外施設としては、恐竜公園・城山公園・町民グラウンドがあり、町管理の公園が10か所、地元管理や住宅開発関係の公園が23か所あります。遊びや学びの屋内施設としては、図書館・子育てふれあい館、それから借用制にはなりますが、スポーツセンター・各小学校体育館があります。
また、旧高木保育園跡地に防災公園の整備を予定しており、(今年度から)事業を着手しております。滑り台や鉄棒等、既存遊具の活用も計画しており、来年度には新たな子どもの遊び場に加わることになります。

【成瀬】
なるほど、高木の方からの公園のご要望も多くありましたので喜ばれると思います。
他の地域も、放課後や休みの日に子供たちがで集まって簡単な遊びができる場所を作ってあげたいですね。
さて今回、令和5年度補正予算にてキッズドリーム運動公園関連で予算が計上されましたが、どのような利用を目的とした公園でしょうか?

【社会教育課長】
キッズドリーム運動公園は、幼少期から夢を持ってスポーツに取り組むことが出来る場所の整備、生涯にわたって健康増進に取り組むことが出来るような環境づくり、防災拠点としての整備、また、「わくわく」をキーワードとした複合機能を備えた運動公園を整備することを目的としています。

【成瀬】
キッズドリーム運動公園は、御船町に住む子供たちが日常的に遊ぶための施設として利用できますか?また、今年度の補正では「キッズドリーム運動公園アドバイザー支援業務委託費」が補正予算で計上されましたが、ニーズ調査なども入っているでしょうか。

【社会教育課長】
子供たちが日常的に遊べるような施設も含め、検討していきたいと思います。
また、今回のアドバイザー支援業務委託の中にニーズ調査は含まれておりません。
今後、基本構想を策定する中で、ニーズ調査を行っていきます。

【成瀬】
今後どのようなスケジュールで進んでいくのでしょうか。

【社会教育課長】
今年度、役場内にワーキングチームを立ち上げ基本方針の策定に取り組んでいるところです。その後、基本構想、基本計画へと進めていきたいと考えています。

【成瀬】
基本構想、基本計画とはどういったものでしょうか。

【社会教育課長】
基本構想は、キッズドリーム運動公園としての機能、性格、構想の理念、テーマなどを明らかにするとともに、イメージ及び主要な施設について検討し、運動公園整備の基本的な方向付けを行うものです。
基本計画は、基本構想を踏まえて、導入施設、概算事業費、維持管理費等について検討し、運動公園整備の具体的なイメージを策定するものです。

【成瀬】
なるほどわかりました。
是非、基本構想の際は子供たちが夢中で遊べるような(デジタルなものに負けない)魅力あるものを目指していただきたいと思います。
キッズのドリームということなので、きっと子供たちのための良い施設になると期待しておきます。

それでは、結びになります。

子育てはいつの時代も大変です。
しかし昔からこんなに
世間の目は冷たく感じるものだったのでしょうか。

昔は沢山の大人で子供を育てていたと聞きます。
私の親の世代、団塊の世代の時代は
お父さんの収入は上がり、お母さんは家にいて子供をみていたところが多いと思います。
私たちはどうでしょう?
物価も給与も上がらず、将来の不安もあり
ほとんどが共働きで子供を育てているような状態です。

自分が育てられたように手をかけられない罪悪感を持ちながら、
仕方ないと折り合いをつけながらやっています。

私は子供達に1番必要なものは
親が笑顔でかまってくれること。だと思います。

親たちが子供と笑顔で接する心の余裕を持たせてあげるために
御船町は町だから出来ることを精一杯やって
御船町の皆―んなで育てるよという安心感を与えてあげられませんか?

移住を促すための子育て支援もいいですが、まずは今住んでいる子育て世代の満足度・納得度を上げる。
イキイキと生きる親を見て育った子供達が、大きくなったら御船で家庭を持ちたい。
そう思える環境づくりを目指して頂きたい。
そのように思います。
以上で私の一般質問を終わります。

【藤木町長】 
今日はたくさんの応援団の方来ていらっしゃいますので、急遽ですけど、ちょっと今ご質問にお答えをさせていただきたいと思います。キッズドリーム運動公園構想というものを立てております。
運動公園だけを作ろうと思えば、陸上競技場、サッカー、野球場を作れば、運動公園として成り立っていきます。
なぜそこにキッズドリームという言葉を使ったのかっていうところが、今日皆さんが来ていらっしゃる、また今日、成瀬議員がご質問されたところだという風に思います。ただ単に物事を解決するために作るのではなく、やはりそこは子供を中心に、どういった形でこの子供たちを育成するのか。
私としては、九州の子供たちが集えるような公園にしたい、子供たちがここに集まるような公園にしたい という想いでキッズドリームというものを作らせていただきました。これから先は皆さん方のお力が必要になります。執行部と一生懸命考えてまいります。議員の皆さん方も、どうぞ提案があったら子供のためにご指導いただきたいと思います。また、今日傍聴の来られた方々、またアンケートに答えていただいた方、町民の皆様におかれましても、私たち、これからこの構想の中において皆さんのご意見を聞く機会も出てくると思います。どうぞお話を想いを聞かせていただきたいと思います。付け替えらせていただきます。以上です。

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