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文学フリマ広島5で購入した本の感想 いざ、昼酒


実はTwitterの紹介から気になっていて、少数しか持ってこないというので買えるかはらはらしていた本。実は目の前にブースがあって真っ先に買えたのでほくほくした本でした

買ったあと、あれ? と思って見たらみなさん、プロでお世話になった方! というので驚きました。特に金丸先生は、BL小説で私が大変好きで追いかけていた人でした。気がついたらご本を見かけなくなって、私も少しのあいだ、BLを買わなくなってしまったので自然と知らない、けど覚えていた方だったのでこうして、お姿をお見かけできて本当に泣くほど嬉しかったです。

さあ昼酒 菅野彰先生
BLとエッセイは拝見させていただいてました。今回のお話は、ふわっとした背中の押し方と冷たさがほどよくマッチしていたなというのが素直な感想。他の方とネタが被ってますが、被っていても独特さがあるな。こちらは強さとお酒というものの扱いの研ぎ澄まされたところ含めて好きだし、余白(読み手に考えさせる)も含めて、ともて強さとパワーをいただきました。

昼酒オールグリーン 佐々木禎子先生
実ははじめて読みの先生でしたが、読みやすく文章で、はじめから引っ張ってくれる安心感含めて読めました。じわじわと不幸の黒があるけど、それをタイトル通り、ススメ、という作品でした。爽やかでありながら甘すぎない日本酒みたいでとっても素敵でした。

下戸の昼酒と、猫庵ロゴ入りハイヒール 尼野ゆたか先生
こちらも初読みでした。これは、どっかの作品の番外編なんでしょうか? そこらへん、私は読んでないためわかりませんでしたが、ヒロインの追い詰められぷりがちょっとチャーミングでわかると非現実の扱いがうまい。とくにこの作品、ラストの一文が私は気に入っていて、素敵~! と言いました。

真昼の泡 金丸マキ先生
こんなところでお会いできるなんてってと喜んで泣いてました。自己紹介のところも拝見して、本当に久方ぶりの活動なんだと思って、味合わせていただきました。BLのときよりも文章がかたさが出ている気がしましたが、金丸先生の現実的なシリアスさ、けれど、それを包み込んで前を見る雰囲気は健在のご様子で、読みながらわかると、このお店の素敵さとラストのときのじわりとあたたかくなるかんじが本当に読めてよかったです。

藤沢チヒロ先生 
こちらは漫画でさくっと読めて、いいなぁ~~と思いました。こちらのお酒、検索して見つけました。やだー、いいなぁーーー。と思いましたし、このふわっとしたかんじもふくめて、ゆるっとしているのが大変よかったです。

この度は再び巡り合いたい方に再会できて本当にうれしかったです。作品もよかったです。

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