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子宮頸部高度異形成 円錐切除術メモ.2(入院前)

2021年3月下旬(レディースクリニック)

レディースクリニックにて結果を聞く。

先生が「(1年前から)進んでなくてよかった! 高度異形成でよかったよ!」みたいな励ましの声をめちゃくちゃかけてくれた。ほんといい先生やなーと思う。

ここでは円錐切除はできないからと、比較的家から近い転院先の候補をいくつか挙げてもらう。うーんうーんと唸りながら、大学病院に決めた。

決めた大きな理由は、以下の2点。

●大学病院だから特に念入りに組織を見てくれるかも(他の病院もちゃんと診てくれるけどね!と念押しをしていた)

●この大学病院はコロナ患者は別棟で診ているから、一般患者との接触の面で安心に感じるかもしれない(他の病院ももちろん対応しているけどね!)

その病院は自分で紹介予約を取れるようで、紹介状と組織の検体、予約の案内用紙を貰って帰宅。

他の病院はどうなのかな…部屋がきれいなとことか…景色がきれいなとことか…とかだらだらと悩むものの、結局この大学病院で予約を取った。

2021年4月上旬(大学病院初診)

月が替わって4月。エグいくらいでかい大学病院の初診。

直前の週末に生理が来てしまったのだが、予約変更の方法もよくわからず、変更窓口が土日は閉まっているような書き方だったので、とりあえず行くことにした。

エグいくらいでかいので、初診受付は科ごとでなく、総合受付でなされていた。番号札を貰って30分くらい待つ。医療事務の人がたっくさん働いていて、こんな職場やとやることいっぱいあって大変やろうな…と思いをはせる。同じく初診受付を待つ人も大勢いて、みんなどっか悪いとこあるのか…となんともいえない気持ちに。紹介状と検体を提出。

婦人科に移動すると、産科もあるので妊婦さんがたくさんおる…。なにか病気を移してしまっては大変なことになるので、めちゃくちゃソーシャルディスタンスを保つ。

この日担当してくれたのは女医さん。てきぱきしているけど、急かす感じでもなく、質問をする時間はちゃんと取ってくれた。「ここでは、高度異形成が2年続くと、円錐切除を勧めてます」「長く異形成が続いているようだから、手術をした方がいいと思います」とのこと。

この病院では、入院と手術で一泊二日の対応。「前日から入院してもらって、手術自体は30分くらいで終わるものだから、朝イチで受ける感じかな」との話だった。ネットでは、蒸散術なら日帰りも見かけるけど、円錐切除なら二泊三日との記載をよく見かけたので、えっ…早くない…?とやや戸惑う。

また、この病院では、いきなり日にちを指定して予約できるわけでなく、まず手術時期の予約を取り、そこから日程を確定する流れとのこと。4月はもう埋まっていたため、5月上旬(GW開け)で予約を取る。PCR検査は入院の数日前(詳しい日数は失念)の平日、とのことだった。しかしGWの兼ね合いがあり、いつになるかな…とのこと。

結局この日は内診できなかったので、内診は次回行うことに。提出した検体の結果も、次回には出ると思いますとのこと。

2021年4月中旬(大学病院再診)

初診と同じ先生。手術日は確定、PCR検査日は未確定。

検体の結果は、中等度異形成に見えるとのこと。「経過観察にしますか?」と選択肢を出してもらったけど、「ずっと異形成が出てるから、取った方がいいかな」との後押しもあり、一度腹をくくったことだし手術を受けることで変わりなし。

実際執刀するのは、どの先生になるかはわからない。どの先生になっても問題ないよう、情報共有はしますとのこと。そこはこだわりなかったので、よろしくお願いいたします。という感じ。

検体は患者の手で紹介元に返却するそうで、「次回受診される時でいいので渡してください」と手渡しされた。プチプチで包んであって中が見えないけど、見たくてたまらない…。

この日は周術期の検査はないと思っていたら、実はがっつり入っていた(予約票には再々診の日付が入っていたのだが、なぜ…)。

薬剤師との面談・胸部レントゲン・腹部レントゲン・心電図・採血・採尿・口腔のチェック・麻酔科との面談をこなす。

2021年4月下旬(大学病院再々診)

先天性心疾患で手術を受けたことがあるため、初診の時に追加で予約してもらっていた、簡易心エコー検査も受けた。

この心エコーの技師さんがすごくスパルタだった。最初の軽いヒアリングの時はそんなことなかったが、エコーを取り始めてからは、いきなり「息止めて!」「向きはもっとこう!」(グイッ)みたいな。技師さんが密着して座ってくる体勢だったのもあって、緊張感MAXで呼吸困難になるかと思った…。心エコーってこんな感じだったっけか…。

前回まで担当いただいていた先生は手術が入ったとのことで、診察を待つ間、看護師さんに、各書類や入院の手引きなど一式が入った封筒を渡された。書類はすでに署名して戻した書類がダブリで入っていたりして、ややこしいな…と思った。そして同じ内容の封筒をもう一度渡され、しかし記名もされていたので、まあいいやと持って帰ることにした。

診察は結局、初めて会う先生に変更。

わたしは生理の時に月経カップを使っていて、ふと、手術を受けてからも使えるのか聞いたら「使えますよ、診察してOKが出てからなら」とのことだった。よかったー。

2021年5月(PCR検査)

GWの終わりの平日。

家で、30分間飲まず食わずで待ってから、筒状のキットに唾液を溜める。PCR検査は数か月前に風邪を引いたときに一度したことがあるので、特に戸惑うこともなく採取できた。

唾液を持って家を出て、オットと一緒に食事をしてから病院に行った。

PCR検査の検体提出場所は、まあそれなりの列。人の事は言えないが、このご時世に入院するだなんて、みなさん大変だね…などと思う。そんなご時世に受け入れてくれる医療関係者さんに、感謝しかないな…。

検体を忘れたか取ってなかったかで、「30分待ってから採取しましょう」と言われている人もいた。待機列の近くの壁に、梅干しとレモンの写真が貼ってあって、ちょっとフフッてなってしまったわ…。

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