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ハンドルズ×コンドルズ『Lay your hands on me』感想

コンドルズは学生の頃に一度だけ公演を観たことがあって、好きなんだけどなんだかんだであの人たち最近どうしてるのかなーくらいの距離感で。
ハンドルズは存在を知っていたけども観たことは無く、いつか観に行きたいなーくらいの距離感だった。
その2組が本格的にタッグを組んだ初めての今作。


開演前にこれを読んで、こんなにビックリマーク使うんかいと心の中でツッコんでたけど、このフライヤーの文言に一切の虚偽が無いと断言しておく。
コンドルズの面々がちゃんと歳を取っていて安心した。近藤さんは相変わらずキレキレに動いてるのに相変わらず滑舌悪くてそこも安心した。
ハンドルズのパフォーマンスは初めましてって感じで観てたけど、本当にかっこよかった。
全力の人間って、やっぱり手放しでかっこいいんだな。
出来ることと出来ないことがあるのは障害の有無と関係なく、どこにでも当たり前に存在するもので、誰かを置いてけぼりにして先へ進むんじゃなくて、みんなで進むにはどうしたらいいのかってところに時間を使うことが今の世の生活の中には必要だし、それを逐一ストレスと感じなくて良いんだと思った。

個人的に最近いろいろと思うところがあって、観に行くことを決めた作品なんだけど、行って良かった。本当に良かった。
私はもう何を観ても「感動ポルノ」としか受け取れないのでは無いかと思っていたんだけど、最後には素直な気持ちで拍手している自分がいた。そのくらい良かった。

作品の内容は、物語があるわけじゃなくて断続的にさまざまなパフォーマンスが組み合わされて構成されている。
その全てが、時事ネタまでもがポジティブな力に溢れていて、なぜか元気付けられている私がいる。
私はすごく良いものに時間とお金を使ったと、胸を張って言える。
たくさんの人に観てほしいし、2nd STEP、3rd STEPと出来るだけ長く続いて欲しい。


本編とは関係無いけどこの椅子、見終えた後に目に入って、優しいデザインかもな、とほっこりした。

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