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令和にゼンアクで遊ぼうとした話(赤抜き4cゼンアク)

はじめに

初めましての方は初めまして
以前から記事を読んでいただいている方はお久しぶりです
本記事を読んでいただきありがとうございます
AOCLO(アオクロ)という者です
つい最近アビスレボリューションの第二弾「忍邪乱武」が発売されましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか
私視点今回の弾は足回りを強化してくれるカードが多く、過去の多くのアーキタイプが強化されるという種族プッシュをしているとは思えない強化の仕方がされており
非常にデッキ制作がはかどっています
して、今回は私視点そんな過去のアーキ強化を目に見えて受けているゼンアクのデッキを紹介したいと思います

ゼンアクとは

皆さんはゼンアクというクリーチャーをご存じでしょうか

スーパーデッキ版のイラストホントにかっこいいんだ

一般にゼンアクというと画像のように「究極神アク」、「超絶神ゼン」の二体を指します
恐らく過去にスーパーデッキにもなっていることもあり
「名前は知ってる」
という方も多いと思います
しかし実際どういう風に使われたかを知る方は案外少ないのではないでしょうか
当時のゼンアクはそのカードパワーの高さと多色であることを活かし所謂グッドスタッフ(最近だと4c邪王門がそうですね)と呼ばれるデッキの色基盤兼フィニッシャーとして使われていました
極論ゼンアク以外のカードは基本的に自由枠なのでスロットの自由枠が多く構築に本人の癖が出るのが特徴で、人によって構築がかなり異なっていました。
当のゼンアクはと言うとアクのモヤシ効果は相手の除去を実質的に無力化し、一度リンクするとアタックトリガーで盤面を崩しながら盾を詰めてくる上、
リンクしていればエンド時にアンタップするゼンの能力で守りもバッチリと派手なことをしないものの堅実に確実に詰め切る姿は癖になるものがありました
環境的には当時無規制であったキングアルカディアスに対する数少ない対抗手段として発売からしばらくたって日の目を浴びました
それもあってかスーパーデッキの題材にも選ばれ
創造神サガという専用のサポートカードももらっています
(その後に破壊神サガというサポートももらいました)

まだ絶望してなかった頃のサガ達

しかし、時の流れは残酷なもので
これらサポートをもらいながらも時代のインフレには抗えず、
""時空の支配者ディアボロスZ""を筆頭にコントロールのフィニッシャーもインフレしていき
やがて使われることはなくなっていきました
しかし近年ゴッドサポートの追加に伴い、大幅な強化を受けることになりました
主なカードは「ゴッド・ゲート」と「極限ゼンアク」です

このカードでイラストにある様にゲキメツを出した人は居るんだろうか…


ちっちゃくなったら手札交換とマナ加速ができるようになりました(なんで?)

前者は運要素こそあるものの6マナでゼンアクを一気にリンクさせらる破格の呪文です
(6マナで14コスト踏み倒せるの冷静に考えたら意味わからんな…)
後者は極限とついているもののそれ以下の名前は本家と同じなので
本家とG・リンクすることができます
その為、純粋にゼンアクの採用枚数を増やしつつ、中継ぎとしてもゼンアクを使えるようになりました
リンクした状態のゼンアクを作りやすくなったのでサガも間接的に強化されているのがいいですね
これらのカードを使ってたくさんゼンアクを並べて相手を殴っていこうというのが今回作ったデッキになります

デッキリスト

デッキリストは以下のようになります

デッキの回し方

≪神秘の石柱≫or≪シャーリー・チャージャー≫でマナ加速をした後
極限ゼンアクを出し、Gリンクを狙っていきましょう
6マナまで伸びれば≪ゴッド・ゲート≫や≪ブレイン・スラッシュ≫による展開も狙えるのでこれらのカードでもゼンアクを展開していきます
この過程で≪水雲の聖沌 5u170n≫を出しているとクリーチャーを出す度相手クリーチャーをタップできるようになり、ゼンアクの宛先が作れるようになります
こうなるとゼンアクで複数の面処理を行えるようになるので盤面処理性能が大きく向上します。狙っていきたい動きです
そうしてゼンアクで盤面を掃除した後≪破壊神サガ≫を出しましょう
そうするとお互いのマナと手札がなくなるのでフィニッシュ性能が大きく向上します
こちらのマナと手札が減るのが痛手に見えますが
このカードの本質は相手に盤面でのゲームを押し付けること
ゼンアクによって盤面を捌かれまくった相手からしたら逆転の目である手札とそれをプレイするマナがなくなることはほぼ詰みを意味します
こうして逆転の目を刈り取り、相手の盾を割り切って相手にゼンアクを受け入れさせましょう

採用カードと解説


神秘の石柱

初動兼墓地肥やし
ゼンアクを色基板として埋めることが多く、色管理が非常にシビアなデッキなのでマナの色を整えつつ≪ブレイン・スラッシュ≫で蘇生したいクリーチャーを墓地に用意できるこのカードでマナ加速と墓地肥やしをします
後半でも腐りにくいのがポイント

聖沌忍者 シャーリーシー/シャーリー・チャージャー
初動兼盾追加
新弾強化パッチその①
盾を増やすことで≪ゴッド・ゲート≫や≪ブレイン・スラッシュ≫のトリガーヒット率を上げてくれる為防御性能が格段に向上します
上のクリーチャーも≪ブレイン・スラッシュ≫で踏み倒すことで盾を増やし、とっさの防御に使ったり
チャージャーとしてプレイした後≪呪帝電融 カーペーラー・キリテム≫の効果でマナから出しても強力
緑だけでなく白でブーストできるとこういうデッキが回りやすくなるのが嬉しいです

極限究極神アク、極限超絶神ゼン
前者は手札交換で手札と墓地を整え、後者はマナを増やせるウィニーですがゼンアクという名前だけあり、リンク時のアタックトリガーのデーモンハンド効果は健在。あとゼンが何故かリンクしなくても起き上がるようになってます。
自分の動きを加速させながらゼンアクというゴッドを立てられるのが大きく、≪ゴッド・ゲート≫を採用する上で必要なゴッドの数をデッキを歪めることなく増やせます
またゼンアクなので≪破壊神サガ≫の能力起動もこの二人のリンクで問題なく起動できます

水雲の聖沌 5u170n
ゼンアクのアタック先確保役兼トリガー
新弾強化パッチその➁
相手のクリーチャータップ効果がこのクリーチャーが出たときだと思ったら自分のクリーチャーが出たときという常在能力で筆者が腰を抜かしたカード
こういう能力を持つカードは基本7マナだったのが5マナになっているというわかりやすいインフレを感じさせてくれますね。
ゼンアクをたくさん揃えるデッキの性質上断続的にクリーチャーが出続けるので残りさえすれば継続して相手のクリーチャーをタップできるこのクリーチャーはゼンアクというデッキと非常に相性がいいです
5マナという比較的軽いコストで出せるのもありがたい上S・トリガー+のブロッカー踏み倒し能力でゼンを出せます
ゼンアクの為のカードなんじゃないかと錯覚するカード

ゴッド・ゲート
ゴッドを揃えるデッキなら必須レベルの最強カード
山札5枚見てという運要素こそ絡みますがゼンアクを一発で揃えられます
そんなカードに何故かトリガーがついています
未だに意味が分かりません

ブレイン・スラッシュ
トリガー兼各種クリーチャーの踏み倒し枠
新弾ではないものの直近の強化パッチ
この手の踏み倒し呪文にしては火文明を必要としないのが大きく、このカードのおかげで火文明を抜くことができました
このデッキに入っているクリーチャーは全部踏み倒せるので状況に応じて適宜クリーチャーを出していきましょう
≪破壊神サガ≫は墓地を残してくれる上≪極限究極神アク≫が墓地を整えてくれるのでこういった墓地踏み倒し呪文はかみ合いが良いです
アクが盤面に居るとフルパワーで使えるのでそこでも少しだけシナジーがあります

究極神アク、超絶神ゼン
コントロール役兼フィニッシャー
このデッキの核にして打点製造機
≪究極神アク≫のモヤシ効果はブロックのパワーバトルで負けてもゴッドが手札に戻るようになるので再利用はもちろん≪ゴッド・ゲート≫のバリューを担保するのにも使えます
≪超絶神ゼン≫は基本的に凖バニラですが≪極限究極神アク≫とG・リンクしてもQブレイカーになる為打点が作りやすくなります
ホントは4枚入れたいのですがデッキ内多色の兼ね合いから3枚ずつに抑えています

呪帝電融 カーペーラー・キリテム
このデッキの影の立役者
≪ブレイン・スラッシュ≫で踏み倒してEXライフで盾を増やしつつ面を処理しながらマナに居るゼンアクのどちらかを場に出せます
≪水雲の聖沌 5u170n≫のおかげで継続的に宛先を作れるようになったので、マナに埋めたゼンアクの救出手段としてかなり信用できるものになりました。ディスペクターはやはり強い
≪破壊神サガ≫と合わせてマナに4色揃うのもポイント

破壊神サガ
フィニッシャー
ゼンアクのリンクを外すことでお互いの手札とマナを山札に戻し、シャッフルするという全ハンデス&ランデスができます
≪水雲の聖沌 5u170n≫のおかげで盤面に対する圧力をかけやすくなったので相対的にフィニッシュ性能があがりました
盤面除去が強いデッキで相手に盤面ゲーを強制させられるのは非常に強く、ゴッドがいれば離れない本体の効果も相まって非常に強力なフィニッシャーとなります(≪ブレイン・スラッシュ≫を複数回打つと山札が消し飛ぶので稀にそのケアに使います)
このカードを出すことに固執しなくても雑に殴っても勝てることもあるので狙いすぎないように気を付けましょう

ポジトロン・サイン、インフェルノ・サイン
殿堂カード2種
前者は≪ゴッドゲート≫と≪ブレイン・スラッシュ≫が共にS・トリガーを持っているのでその5枚目以降として
後者はゼンアクまでならば蘇生できるので≪ブレイン・スラッシュ≫の五枚目以降として入れています
というのは半分嘘でデッキ内多色が多い(このリストで22枚)ので単色のカードを少しでも多くするために動きを阻害しない単色のカードとして入れています
とはいえ双方このデッキにおいても普通に強いのでおススメです

終わりに

以上新弾のカードを使った4cゼンアクの解説でした
私にとってゼンアクというデッキは昔スーパーデッキを買った時から使っていたこともあり非常に思い入れのあるデッキの一つです
昔のようにパワカ詰め込んでどうこうというのは難しくなりましたが形を変え、過去のデッキをまたつかえるのはやはり嬉しいですね
こうした足回りが増えると他にも思わぬデッキが思わぬ強化を受けてたりするので是非一度皆様もお手元のデッキを見直してみてはいかがでしょうか
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では、今回の記事はここまでです
ここまでの長文をお読みいただきありがとうございます
また次の記事でお会いしましょう
AOCLOでした




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