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【備忘録】赤ゼログレグレレポート【デュエマ構築失敗談】

はじめに

記事を読んでいただきありがとうございます
AOCLO(アオクロ)という者です
先日Arev外伝「邪神と水晶の華」が発売されましたが皆様は買われましたでしょうか?
私も買ったのですが想定より売り切れるのが早く,少ししか買わなかったことを後悔している所です
さて,今回はそんな新弾に入ってるカードの一枚でもある
「使命」の頂天 グレイテスト・グレート(以下赤グレグレ)
を使おうとした男の経験を書いていこうと思います
普段は組んだデッキを紹介している私ですが今回から組んだデッキの中でうまくいかなかったデッキについて備忘録としてデュエマ構築失敗談シリーズとして残していきます
一人のDMPが苦しみもだえる様子をを笑いながら見ていただけると幸いです

カード紹介

まずは赤グレグレのスペックを見ていきましょう

ホントイラストカッコイイ

水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
T・ブレイカー
自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト7以下のクリーチャーを好きな数出し、残りを手札に加える。
エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)

大雑把に見ると
味方全体にSA付与しつつデッキトップからクリーチャーを最大三体展開する
というのが彼の特徴だといえるでしょう
こうしたSA付与クリーチャーにしては珍しく自前で展開できる能力を所持しており,召喚するだけで捲り次第でワンショットを組めるというわかりやすく強い性質を持ちます
この性質から7以下であれば文明すら問わない構築も考えられ構築の自由度が高いカードであるとも言えます
これを踏まえて次に今回私が構築したリストを紹介します


デッキリストと回し方

今回作成したリストは以下のようになります

デッキの動かし方は
・序盤からケンギョウやファルコンボンバーで積極的に水晶マナを生成し,裏マナ三枚の生成を目指す
・水晶マナ3枚+2マナで赤グレグレを召喚,デッキトップからクリーチャーを展開し,ワンショットを目指す
というシンプルなものです。そのその上で
ケンギョウを複数回攻撃させられる敗北回避持ちのブランドMAXやスカラベオの早期召喚を助けてくれるアラカンを採用し全体的に前寄せにしつつ,グレグレでの踏み倒しを可能な限り成功させる為にクリーチャー主体で固めるという事をしているのが特徴です
受けは複数面除去ができるグレート流星弾と敗北回避能力であるクリスターナルKを持つクリス・タブラ・ラーサを採用し,盤面を一回崩されても押し込めるように意識をしました
個人的にはかなり満足しているリストなのですが実際回してみるとかなり致命的な問題を抱えていました
次節で何が問題なのかを分析していきます

デッキリストの問題点

ここからはこのリストの問題点を説明していきます
まずは具体的な試合面を見ていきましょう

試合の流れ

仮想敵(白黒メカ)
こちらが先攻を取ったという前提で進めます
・2ターン目
(自分)
ケンギョウを召喚
(メカ)
パトファールP4を召喚。パトファールを離れなくします
・3ターン目
(自分)
クロムウェルを召喚。ケンギョウとクロムウェルで盾を攻撃&盾回収(トリガーなし)。ケンギョウのアタックトリガーで水晶マナを作りつつエンド時にクロムウェルの能力で水晶マナを作ります(水晶マナ合計2)
(メカ)
シャーリーチャージャーを唱え,盾を追加しつつマナ加速。パトファールでケンギョウにアタックする時ドランゴルゲルスに革命チェンジ。戻したパトファールでドランゴルゲルスを離れなくしてケンギョウを破壊
・4ターン目
(自分)
クロムウェルをもう一体召喚。相手の盾を攻撃しつつ盾回収。エンド時クロムウェル×2の能力で水晶マナ2枚追加(水晶マナ系4)
(メカ)
ウィリデゴルギーニを召喚。効果でウィリデゴルギーニを離れなくし,ドランゴルゲルスをゴルギーニエンゲルスに革命チェンジして盾をWブレイク+パトファールをドランゴルゲルスに革命チェンジしてシールドブレイク(自盾ゼロ)
・5ターン目
(自分)赤グレグレ召喚。デッキトップからスカラベオ+ユキメをバトルゾーンに出す。グレグレアタックを宣言。ドランゴルゲルスがカオスマントラにニンジャチェンジ。全タップされ打点が通らず負け



これが試運転段階でできた一番いい動きでした。実際はさらにひどく盾から適当な除去トリガーを引かれて負けたり,そもそも適当に殴られてノートリ貫通だったりと散々でした。
これを対面が悪いというのは流石に違うだろうという事で考察を行いました。これが本記事作成のきっかけでもあります。

デッキの問題点

ここからはデッキの問題点を自分なりに考察を行っていきます

水晶マナの為に積極的に殴らなきゃいけない

水晶マナを作る為のカードとしてケンギョウやクロムウェルを採用したこのデッキですがこのカードたちで水晶マナを作るには相手のシールドを攻撃しなくてはいけません。こちらにもリターンがあるので攻撃すること自体に問題は無いんですが問題は「中途半端に殴ってしまう事」にあります。
アタックをし始めるという事は相手にSトリガーを発動することを許したり、手札が増えるので相手が全開の動きをしやすくなったりと相手にもメリットがあります。それらを気にせず中途半端に攻撃をすれば相手の全開の動きをされて負けてしまうだけ。要はアタックが相手への負担にならないのです。またクロムウェルやファルコンボンバーは自分の盾を削って水晶マナを作るのでトリガーで反撃という事もしづらく相手に雑に打点を作られて負けてしまうのも良くない点でした。総じて「相手に2~3ドローさせながら4~5ターン待ってくれるトリガーケアもする必要のないデッキ」になってしまっていました。

実質水晶マナ4枚になるまで動けない(速度が遅い)

冒頭で赤グレグレは水晶マナ3枚+色マナ2枚で出せるといいましたがそのためにはマナの枚数が5枚必要になります。しかしこのデッキにはマナ加速の為のカードがユキメの呪文面の推奨チャージャーしかおらず最速で4ターン、ユキメが絡まない場合マナの総数4枚でグレグレを召喚することはできないので5ターン目にこの要件をクリアすることになります。(しかも自分の盾を削りながら)
現代デュエマではかなり遅く4ターン目までに何かしら動けないと相手がビックアクションを起こして負けるというのがArev編の種族らの強さとして現代デュエマを定義しています。
ここについていけないまでも抵抗できない事には種族らの劣化になってしまい強いという事は難しいです。
クリーチャーによる水晶マナの生成にこだわった本デッキですが結果的に速度が遅くなり現代の速度についていけないデッキになってしまいました

改善案

以上の問題点を踏まえてデッキを改良する為のファクターを考えていきます

水晶マナを作る速度を上げる

このデッキは基本1ターンに1枚の水晶マナを作るのが精いっぱいでしたがこの水晶マナを1アクションで2枚作る様なカードを入れることで速度を上げることで赤グレグレを4ターン目までに出すことを安定させる必要があるでしょう。先攻4ターン目であれば現代デュエマに追い付くこともでき,相手に警戒させることもできます。
(相手をアタックせず)1アクションで水晶マナを2枚作るカードとしてはシャングリラクリスタルや(条件付きではありますが)ベルセルクなどがあり、これらの採用を考える必要があるでしょう

赤グレグレ引くまでを耐える手段を作る

水晶マナを作る速度を上げたとしてもデッキがグレグレを出すというところしかなければグレグレが引けなかったときに攻めきれず負けてしまいます。
その為、赤グレグレを引くためのカードや引くまで耐えるカードあるいはそれ以外に詰めれるサブプランを採用し、デッキ全体の強度を上げる必要があると考えます。
これらの例としては除去とドローができる黙示録の水晶,水晶マナを作りながら赤グレグレを引っ張ってこれるカナザー,グレグレと同じようなことができるシャングリラファンタジアなどが考えられます

改善案を踏まえたデッキの改造

最後に改善案の元にデッキを改良したものを載せます
水晶マナを生成するカード兼打点としてベルセルクを採用し黙示録の水晶で除去とドローをこなしつつ赤グレグレとシャングリラファンタジアで攻撃していくというものです。
まだ調整中なので納得のいくものではありませんが参考にしていただければと思います


終わりに

というわけで赤ゼログレグレのレポートでした
今回今までとは異なり失敗談とそれを元にした改良の様子をnoteで書いてみました。
一人のDMPが使いたいカードを使うために四苦八苦している様子でしたが面白く伝えられていれば幸いです。
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それでは記事を読んでいただきありがとうございます。
AOCLOでした


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