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Vtuberが賞品付MTGA大会を開催してみた話

こんま🐟

マジックザギャザリングというカードゲームをメインに活動しているイゼット団所属のVtuber蒼紅ちかです\(^o^)/

先日2021年12月11日に、賞品付きMTGA大会「蒼紅杯」をmeleeを使用して開催しました。

大会概要↓

大会ページ(melee)
https://mtgmelee.com/Tournament/View/8504


アルケミーのプライズありの大会としてはおそらく世界初?のものとなり、
大会開催を公式実況でおなじみブルナーさんやかつおぶし石川さんに反応いただいたり

↑の大会の参加者を見ていただけるとわかる方もいらっしゃるかと思いますが、ぼくの配信に普段から来てくださる視聴者さんをはじめMTGVtuberの方々、競技勢、カジュアル勢、配信者、そしてプロの方まで様々な立場でマジックを楽しんでる方々に参加いただくことができました。

これは、MTG界隈の
例えばリアルとV、カジュアルと競技、二次創作やそのほかなんとなく区分けされているの壁を取っ払って、多種多様な人が交じり合う合流点のような、それぞれの人たちが出会い、よりマジックを楽しむためのハブになりたいと思いながら活動しているぼくにとってとても嬉しいものでした。


(どこがゆるふわなんだーwというツッコミもされましたが主催者がゆるふわということでここは勘弁してくれw)

反省点は多々ありますが、参加者さんには円滑な大会進行だったと評価をいただいたり、配信を視聴いただいた方にも楽しんでいただけたようで、そういったお褒めの言葉は素直に受け止めさせていただきたく思います(蒼紅は褒められると成長するため)。

この記事は、今後蒼紅杯を行っていくための振り返りと、大会を主催してみたいんだけど勇気が足りない...という人に向けて
この大会をやるに至った経緯から当日の話まで書こうと思います。

先に、meleeで大会開催するだけなら思った以上に簡単だなと思いました!
どう開催するかのマニュアルが日本語でまとまったものが無さそう?なので後日開催方法については別記事で紹介しようかなと思います(ほかの人が書いてくれてもいいんだぞ!)

きっかけ

Youtubeが収益化もしてないぽっと出の個人Vが賞品付き大会をするなんて正気か?と思った方もいらっしゃると思います。
そう。「元々」は、ちゃんと開催する理由があったのです。

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蒼紅杯開催を最初に告知したのは9月末でした。
これはセカコロの2次予選に配信者枠の招待選手として参加させていただくことが公開された日であり、また、先日蒼紅初のグッズ「カードゲーマー御用達盤外戦術Tシャツ」を発売したばかりでした。

そう、つまりセカコロで勢いづいた蒼紅が活動を更に加速させるためにぼくの誕生日に一番近い週末を利用して
「カードゲーマー御用達盤外戦術Tシャツ」を発売する記念のプロモーションとして開催する予定でした。

.....なのですが、この日に妹の結婚式が開かれることになったり、11月の中旬にプロ VS Vtuberの対戦企画をやることになったりで延期することに_(┐「ε:)_

そして、ありがたいことにここ数か月で活動範囲が広がったため、盤外戦術Tシャツをアップデートする時間が作れず、普段の活動で積極的にこの商品を前面に押し出すことが難しくなってきました(怠慢)。

なので、実は一度は完全に目的を失ってしまった大会だったのです。
でもやる!と言ったことはなるべく有言実行したい。信頼第一でやってるの蒼紅の活動に傷がつきます。

それに、どうであれ大会はいつか開催したい気持ちはあったので当初の予定の1か月遅れで開催することに

そして、目的を失った大会にどうにか開催理由をつけたく、大会を開催するってどんなもんかテストしたいから開催するよ!お付き合いいただくお礼も兼ねて、賞品を用意するよ!!

というギリギリの大義名分を掲げることに決め、でもいまいちやる気が出ず配信でちょろっと12月11日にスタンの大会やるよ~というアナウンスをする程度でゆるゆるしてたら12月3日、爆弾が降ってきました

偶然の出来事。アルケミー発表

なんだこのタイミングw

蒼紅杯がアルケミーで大会を開催できたのは、夏休みの宿題を最終日の夜にやる蒼紅の怠惰が引き起こした偶然でしかありませんでした。

その後12月5日に

アルケミー大会として開催する告知を行いました。開催理由もアルケミーという新フォーマットでやるぞい!ということでそれっぽい理由もできました笑
おそらく、アルケミーの大会でなければブルナーさんたちに反応してもらうこともなく、なんかVがやってんなって感じの大会で終わってたと思います。

運がよかった....。

これに尽きます。

もちろん、新弾が実装されたりするたびにバグり散らかすMTGAです。今回も何かあるかもしれないと警戒していたので、受付開始をギリギリにしたり、フォーマット変わるかもっていう前置きを置いて開催告知をしています。

大会準備

告知までにやってきたことは上に書いた通りで、告知の画像や大会概要をnoteでまとめて共有した程度です。あとはmeleeへの登録かな。

大会をやるよーっていうだけならTwitterで告知打つだけでいいので簡単ですね。

こういう大会では
・mtgmelee(大会を開催するサービス)
・大会アナウンス用discord
の2つを用意するのがよくあるパターンです。日本選手権などが近いでしょうか。

・meleeの準備

ここからmeleeの使い方を勉強しなきゃ...大変だ....

と思ってたのですが、拍子抜けするほどmeleeはわかりやすく、簡単に大会が開けるように最適化されたサービスでした

詳細は後日書こうと思ってる、meleeでの大会開催方法の記事に譲ろうと思いますが、例えばテスト大会を作ってダミーのプレイヤーを登録してダミーの結果を登録することでフェイズの開始などの練習が行えます。

もちろんその辺の予行練習も努力といわれるとそうかもしれない...と思いますが、開催まで何度かダミーの大会を開いて練習していたため、初主催でも当日わからん!ということはほぼありませんでした。

皆もmeleeで大会開こうぜ☆

ということでmeleeでの大会進行の予習はクリア。
当日アルケミーのカードなどの情報が追加できるかなど、当日にならないとわからない点だけが懸念点として残った状態でした。

おそらくフォーマットが追加される直後にそのフォーマットで大会を開催する人は少ないと思うので割愛しますが、もしデッキ登録ができない場合はMTGAのデッキ編集画面のスクショとエクスポートデータを共有してもらって、discordで共有、あるいは一覧を簡単なhtmlで作ることで対応しようと策は練っていました。
ただ、meleeが完全ではなかったにしろある程度新カードの情報を入力できるようになっていたので、これらの方法は使わずに済みました。meleeのエンジニアスゲー(小並感)

・discordの準備
discordは、簡単な大会マニュアルの置き場所や当日のアナウンスや参加者との質疑応答、配信をする場合はフィーチャー席を用意するなどのために用意する必要がありました。

これも日本選手権予選に参加した時のサーバーの情報があったので、パk...参考にさせていただきながら必要な情報を記載したりチャンネルを作成しました。
その後、当日の昼に今大会に参加者として登録してdiscordにもいた全六のジョンさん(https://twitter.com/AcediaSloth)が

神か???

そうしてdiscordの中がいい感じになりました↓本当にありがたかったです。

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もし大会主催したい人でdiscordのチャンネル設定など参考にしたい方は連絡いただければサーバーに招待して真似ていただいて結構ですのでお声がけください(コピーってできるのかな?その辺はよくわからない)。

・新フォーマットのバグ周りの検証

大会前日の夜、上の準備を熱心にして肝心なことを忘れていました。


茂里さんからDiscordで連絡が来たことで発覚します

スクリーンショット 2021-12-13 015300

アルケミーでクリティカルなバグが無さそうなのはTwitterで確認していたので余裕かましていたのですが、「指名対戦」や「フレンド対戦」をしたときのみ起こるバグ(サイドカードが7枚に減るなど)の検証を完全に忘れてました_(┐「ε:)_

急遽茂里さんに手伝ってもらって検証しました。結果、問題なさそうということで大事には至らなかったのですが、これでもし重大なバグが発見されてたら当日大問題になっていた可能性があります。

茂里さん本当にありがとうございました。マジでありがたかった...そして致命的なバグを起こさず実装してくれたMTGAのエンジニアにも感謝...!


また、アルケミー実装直後ということでmeleeのデッキ登録周りもいくつかバグ&未実装な部分があり(大会参加者さんから報告が上がったり、検証も手伝ってくださったりととても助かりました...!)

夕方にアルケミー版のカードも登録できるようになりましたが、当日の昼時点では上の2点が割とクリティカルなものとして存在していて、それらの対応方法をテキストチャンネルで共有してなるべく参加者さんが混乱しないよう努めました。

ただ、それを可能にしたのはぼくだけでなく参加者さんの中で対応方法を一緒に考えてくれたりバグを報告してくれた方がいたおかげでした。本当にありがとうございました。

参加者さんにも恵まれたことは間違いないです。紳士的で協力的な人が多く本当に助かりました。

こうして振り返ると蒼紅の活動は周りの人に支えてもらって何とか出来てるんだなと実感します。。。感謝しかない...!

大会開始

おそらくmeleeを見るとデッキ登録が2つ登録されてしまってる人がいたりして、ちょっと原因はわからないのですが、デッキへの異議などの申し出も特になく開始時間に。

36名の方に参加いただきました。賞品ありとはいえ初開催でこれだけの人が集まってくれたのは感謝しかないです。

予習したmeleeの手順通り大会を開催しました。

日本選手権やレッドブル大会に出たことがある人はご存じかと思いますが、大体1回戦目、2回戦目はどこかのテーブルで対戦が開始できないなど問題が発生します。

そういったことが多発したらどうしようとひやひやしてたのですが

・・・・・誰からも連絡がこない??????

そう、18テーブルすべてが無事に試合を開始したのである!!!!!!

いや、でももしかしたらサイドの時にバグがおこるのでは....

誰も、連絡をしてこないのである!!!!!

そして次第につき始める結果報告。

こんなはずじゃなかったんだが?????

まさかの1つも問題なく1R目が終了しました。

続く2R目も結果報告のミスが1件あった程度でした。

なので

元々この大会、配信するかは大会運営でグダらないか様子見して判断する予定でした。

が、想像以上に円滑に大会がはじめられたので、3R目から配信実況することに。

大会を回しながら配信を始める

フィーチャーにお呼びする人は、気が知れてる&丁度2-0しててさすがMPLな茂里さんにお願いし、フィーチャー席の運用テスト兼ねて配信に試合を乗せさせていただくことにしました。

配信に試合を乗せてふんわり実況するまではなんとかなったのですが

蒼紅はこの大会を「参加者マター」で開催しています。

そのため、特に日本選手権の運営進行を模しており

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こんな感じで各ラウンドごとに組み合わせのアナウンスやいつ次の試合を始めそうかの目安時間のアナウンスをしていました。
また、ラウンド間に結果の確認やフィーチャーに呼ぶ人を選ぶ必要がありました。

そこでとった蒼紅の苦肉の策は...

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凸待ち配信にしたのである!!!!!

なんなら配信中に「助けてくれ...」って懇願したのである!!!!

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らひにきさん!!!!!!!!!!!!!!!!

更にまなゆーいさんの導きと

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サーバー整理ですでにお世話になりまくったジョンさんの導きもあり

3R,4RはYoutuberのらひにきさん(https://www.youtube.com/c/rahiniki)に

5R,6Rはジョンさん(https://twitter.com/AcediaSloth)とずべりちゃん(https://twitter.com/RobertWest_mtg)に実況を手伝ってもらうことに!!!

らひにきさんの時にらひにきさんの画像を出したりできなかったのは申し訳なかったです...さすが配信者と思わせてくれる軽快なトークで実況をしてもらいつつ、ぼくは裏方の対応をしたり表側に出てきたりととてもやりやすい環境になりました...!

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↑ジョンさんとずべりちゃんが来てくれた時

ジョンさんがバ美肉してくれたのでそちらも画面に乗せました。

改めてみると実況に凸ってくれた方皆豪華な面々だ...本当にありがとうございました...!

そんな感じで途中話に参加しつつ裏方のアナウンスなどをさせていただき、なんならフィーチャーの試合が終わった後次のラウンドまでフィーチャーの方をインタビューさせてもらうことまですることができました。

これは今回特に反省するべき点ですが、第1回戦、2回戦次第で配信するかどうか決めようと思っていたのはかなり甘えであり、もし配信する場合の時に備えて事前に誰かに実況のお願いをお声がけしておくべきでした。

今回で大会開催に対しての懸念は減ったので、第2回では実況を事前にお願いして、蒼紅は裏方をしつつたまに表に出てきて一緒に観戦するポジをやることで視聴者さんもより楽しめるものにしていけるよう改善します。

改めて、急遽配信に凸ってくれた3人方、そしてフィーチャーに来てインタビューまで協力いただいた参加者の方々、ほんとうにありがとうございました!

スイス形式の弱点

大型大会だとスイス〇回戦のあと、シングルエリミネーション(SE)で優勝者を決めます。

が、ぼくはmeleeの大会でそこまで試合で勝ち進んだことがなく、SEをすることがそもそも頭の中になく、誰かが1人全勝する前提で大会を考えていました。

が、実際は5-1が5人横並びになる事態に_(┐「ε:)_

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実は第5回戦目にフィーチャーに呼ばせていただいた方がその時点で単独5-0をしていたにもかかわらず、6回戦目で負けたことでオポ差により3位になりました。

もちろん6回戦であることを明言した大会だったので、大会結果に関して問題はないのと考えていますが、ただSEを導入することで横並び問題は解消できたと思います。

そのため、次はスイス4回戦ほど、TOP8でSEの形式で行おうと思います。

まとめ

以上でざっくりと今大会を行った経緯と、当日どういうことをしていたかについて書かせていただきました。

参加者含めネガティブな意見は(観測する範囲では)出ておらず、もちろん吐き出さずに我慢してくださってる点もあるかと思いますが

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↑茂里さんもお世辞で言ってくれているのかわかりませんが、特に参加者さんから参加してよかったというお声をたくさんいただくことができました。

今大会は、いろんな偶然と運が重なってこういう形で開催をさせていただくことになりましたが
大きな問題もなく、円滑に大会進行ができ、配信もなんとか無事終えられたのは

この記事を読んでくださった方々ならもう分かっていると思いますが、周りに協力してくださった方、紳士的な方がたくさんいたからです。

大会が終わった後、知人らに良かったよ~と言っていただくことができましたが、その言葉は当日参加くださった方々、視聴者さん、そして配信に凸ってくれた方々にも向けていってくださると幸いです。

蒼紅ちかがVtuber活動を始めた2021年を漢字一文字で表すとしたら「縁」だと思います。

この約半年、本当にたくさんの方々の協力のおかげでなんとか活動ができています。何度もnoteに書いてますが、自分一人で出来ることは限られています。かかわってくれる方々全員に感謝しています。2022年もさらにMTGを盛り上げるために活動を頑張っていきたいと思います!

そして、ネオ神河のシーズン中に第2回蒼紅杯を行う予定でいます!
各シーズンごとに1度開催する大会として継続して行っていきたいので、もしよければ次回大会参加や配信視聴をいただけると嬉しいです!

また、これはnoteの記事にテンプレ的に書いてる内容ですが、お金が無くても企画は出来るが、収益やお金があればあるほど良質なコンテンツは作りやすいんだなと痛感しています。
特に機材周りなどの整備、配信素材の準備への投資は今後継続して大型企画を行っていく際には必須条件だなと感じています。
勿論、YoutubeやTwitchでの収益を目指していきますが、もしご支援いただけるのであれば、これより下に特にコンテンツはありませんが、記事の購入やクリエイターサポートで支援いただけますと幸いです。

後日談

この大会とは無関係なものも交じっているので正確ではないのですが、蒼紅杯で調べるとツイートが100件あるらしいです!こういうのめちゃめちゃモチベにつながるので軽率につぶやいてくれると嬉しいです\(^o^)/

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