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ひとのアンテナのはなし③


3ヶ月つづいた自粛・休校生活。

我が家にはテレビがない。
かれこれ9年。
311の震災のときは、リビングにテレビはまだ置いていたけれども、
「テレビつけて観る」ことがすでにほとんどなかったから、
ぐらぐら揺れる家の中で、
なんだかとんでもない規模の地震が起こった!という現実に、
テレビをつけることを忘れたほど。

こんなとき、どうしたらいいんだっけ???と、
まだ3ヶ月の我が子を抱いて、とりあえず授乳しよう!と自分を落ち着かせ、
はた、と気づいて、そうだ、テレビをつけて震源地を確認しよう!と、ようやくリモコンを探した。

久しぶりにテレビをつける。
ONのボタンを押して、画面が見えるまでのタイムラグがもどかしくて、ようやく映った瞬間に、停電が起こった。

それ以来、テレビはクローゼットの端っこにしまっている。
ラジオもつけないから、我が家はいつも静かな空間が広がっている。
外を走る車の音は大きく聞こえるし、
朝に歌う鳥の声は、それはそれは美しく響く。

この3ヶ月。
散歩もしたし、スーパーにも行ったけれども、基本家で過ごした。
そして、自粛解除。久しぶりに電車に乗って、人が集まるところへ行った。
数時間、集中して過ごして帰宅。

自分が驚くほどに、疲労していた。
あたまがいっぱいで、ぐるぐるしていて休まない。
アンテナが家モードで開きっぱなしになっていたのかも。
無防備過ぎたのかな。

しばらく調整が必要だ…と感じた今回の学び。

以前、魂の浄化を受けたあとの1年間。
都心へ仕事に行くたびに、帰宅して寝込んでいた。
いつも刺すような腹痛をともなった。
浄化を受けて、少しは余計なものが落とされたのかもしれなかったけれども、
その分無防備になって、いろいろなことを無意識に受けやすくなっていたらしい。
そのことが原因だと気づかなかったから、けっこう本気で、もう都心へ行くような仕事はできないかも、と思った。
なんでわたしこんなにへなちょこになってしまったんだろう…と。

アンテナをどこに伸ばすのか。
意識してみようっと。
自分を守ることも大事。
必要なことはちゃんともたらされる、受け取れる。


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