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はじめて自分の声を、動画であったり、録音であったり、ちゃんと聞いた時、うわ俺こんな声なん？めっちゃ嫌かも。と思いました。
低いし、抜け感ないし、なんじゃこれ？あんま好きにはなられへんやつやなって。
だから軽音楽部に入ったときも、ハードコアバンドとか、スクリーモとか、そういったやつばっかりやってた。もちろん普通の歌声のバンドもしたことあるけど。

最近やっと自分の声に意義があるように思えて。
水の曲に5772Kってのがあってな、シャウトしてるねんけどな、それが良いねって。

嬉しかったから。

学生の頃、仲良い友達がめちゃくちゃ歌上手くて、一緒にカラオケ行っても下手やと思われるのが嫌やからホルモンとか歌ってた。それが原因で軽音楽部に強制入部させられたけど。

やから、水も、俺の横に歌上手い女がおるやないですか。あいつが上手いから俺は歌いたくないし、ポエトリーっていう武器を手にしたフリして逃げてる。

小中高とバリバリのサッカー部で、どう足掻いても誰かと比べられる世界。スポーツってそう。スピードもパワーもテクニックも。どれも誰かに負けてる気がしてたから一番大きい声出してた。それで良いと思ってた。

今も比べられるのはそんなに好きじゃないし、ウーンって感じやけど、もう大人すぎるからそんなん言うてられへんよな。

これは9年前、友達と一眼レフ持ち寄って桜を撮りに行こうってなったときに撮ってもらった写真。久しぶりに見つけて嬉しかった。俺が撮った写真もあったけど相手の許可ないからあげれない。良い構図やねんけどな。

精神的に参ってる。
何がとかは言えないけど。
老いるって嫌やな、ずっと健康が良いよ。
健康でいてくれよ。