飲酒公募勢リアルでの邂逅~次は名刺の作り方を~

ご存じの方も多いと思いますが、11/30~12/4にかけて親戚の用事も兼ねまして東京と九州の飲酒公募勢の方とお会いしてきました!

ということで軽くレポっていくけれど、お会いしていた時間や話の内容の都合上、長短が激しくなるのであしからずです。

○11/30:新宿事変~壱~

呪術廻戦みたいなタイトルにしようと思ったけど、渋谷事変の字面には叶わず。

だけど時期はハロウィンよりも動悸が激しくなるガガガ文庫一次選考前日という鬼スケジュール。

そんな中、庚パイセンが手にするヘパリーゼを片手に集まったメンバーは
・鍛冶さん(創作サロンで知り合った方)
・庚パイセン(ヘパリーゼありがとうございます)
・中野さん
・彗さん
・あお

時刻は30日の18時45分。
19時の予約に対してやや遠方から来てくださった方もいる中、最後に登場した俺は庚パイセンが送ってくれたヘパリーゼの袋を持つ人物と店を探していた。

そう、迷子である。

キョロキョロと見渡すも店を発見できず「……多分ヘパリーゼらしき物が入った袋を持った三人組がいるから多分アレだろうなー」と思いつつも話しかける。

無事成功。

Twitterで仲良くして頂いていて、スペースやDiscordで交流があるとは言え最初に会うときは、ぼっちちゃんの気持ちを理解してしまう。俺も後藤ひとりだ!

入店するもやっぱり俺はちょっと緊張している中、隣りに座った彗さんが色々と話を回してくれて助かりました。

中野さん、庚パイセン、彗さんもめちゃくちゃ良い人で安心しました!

色々と雑談をする中、十五分。コミュ障の俺はまだ距離を測りかねている時に五人目の鍛冶さんも揃っていよいよ始まる。

写真は秋田的に言うと練習場面。

まず集まったメンバーで先に飲むことを秋田では練習という。その風習を持ち込んだのがこちら。

ついに酒と酒が交差したのだ。

すぐに酒が回り始めてアミの使い方もわからなくなる飲酒公募勢。

高さが必要なのだ。

器ごと焼きそうな状況に笑いながら、色々と話している中、ついにこのときが来た。

そう、プロット交換だ。

Twitterでなにげにそんなことをぼそっと言って、持ち寄るかーっていう流れになって持ち寄ったり。

中野さんの理路整然とまとめられたプロットの作り方は参考になったし、庚パイセンのは熱量と分量がすごかった。

後述する九州編でも夜方にーさんがお二人のプロットを読んで言及されていたので、良い機会になったなーって思いました。

それと鍛冶さんは一昨年あたりの電撃で二次選考まで行かれていて「また来年も出したい」という話を聞いたり、互いに下読みした案件もあってその話をしているうちにあっという間に一次会の約二時間は終了。

はえーよ!

○11/30:新宿事変~弐~

仕事なんてやるもんじゃない。
やはり時間が足りない、八時間労働は悪。
社会に疑問を呈する飲酒公募勢。

なんかそんな感じの二次会だった。

でもあと三時間もしたらガガガの一次発表もあるので、そう落ち込んでいる暇もなく前向きに注文していくスタイルの中、なんとトマトが品切れになってしまった。

「いや、サラダに大体入ってるでしょ!」と総ツッコミを入れつつもモグモグする。

やっぱり公募勢の集まりはいいって思った。

リアルの忙しさや違いはあれど、みんななんとか時間や熱量を振り絞って書いている。

その結果が公募で出たり、下読みで読ませて頂いている原稿からも感じられて「ああ、この人たちがあれを書いたんだ」って思うと、一人でうるっと心の中で泣いていたり。

あとやっぱり印象に残っているのは書き方について。
これは一次会で出た話なんだけど、書き忘れたんでこっちに書く。

中野さんはご存知の方も多いと思いますが、毎日のように決まった文字数で原稿や推敲をしていく。

他の方は書ける時に一気にぶわーっと仕上げる。

色々あって、自分も原稿中は「なるべく毎日書くけど決まった文字数はない」という一番中途半端は感じだったので、その辺は結構参考になったかも。

プロットの作り方もそうだけど、やっぱり創作のスタイルの話を聞けたのは大きかった。

書いている時に「この方法は最短なんだろうか、もっといいやり方はあるんじゃないか」って思っちゃうんだけど、やっぱりそれはその時の事情や人それぞれ。

だからみんな今のやり方やスタイルにたどり着いたんだなって思うと、俺も「無理せず無茶してマイペースに」って思った。

○11/30:新宿事変~参~

あなたはどうしますか?

23時過ぎにコンビニでストゼロを買って店先で飲みながらスペースを始める人たちがいたらどうしますか?

奇しくも写真に写った『止まれ』の文字が意味することを、俺たちは少し考えたほうがいいかもしれない。

時間の関係で鍛冶さん、中野さん、彗さんと別れ残った庚パイセンと俺は「ストロングゼロを飲みながらスペースをしよう」という酔っぱらい思考を全開にして、実現させてしまったのだ。

ストゼロの名前に、どこか飲酒公募勢を感じながらもスペースをスタート。

トータルで数人が来てくださる中、話はチャーハンの作り方に。
パイセンがいつもTwitterでチャーハンを作っているので、まるで取材するかのような口調で俺は色々と聞いてみた。

中でも一番ビックリしたのは、鍋は割りとどこでも変えるし、コツさえつかめば火力もガンガンに焚かなくても美味しく出来ること。

店で出されるような本格的なチャーハンを作るには、火力の高いコンロやプロ級鍋がいるんだなって思っていたけど、やっぱり技術と創意工夫にあった。

分かってくると、動画を見ただけで出来栄えもわかるようになるとのことだったので、小説もなんでも場数だなって思った。

思いがけず、50分ぐらい喋ってしまいパイセンも終電が迫ってきたので日付が変わるか変わらないかのタイミングで解散。

色々あったけどパイセン無事に帰れてよかった!

○11/30~12/1:新宿事変~終焉~

グロ画像は良くないと思う。

そう。解散して日付が変わり、ホテルに戻ってシャワーを浴びた俺はついにガガガ文庫一次選考結果ページを開いたのだ。

……のだぁ!

全く太刀打ちできずに散っていったスタメンをご紹介しましょう。

・29回電撃四次落ち『各務原日翔麻の歩き方』
・30回電撃一次落ち『ソード・デュエル』
・30回電撃三次落ち『ナナカマド』
・11回オーバーラップ二次落ち『デザイアバスター』
・新作『RETTEL GIRL』
 ※12回IP部門二次落ち『RETTEL GIRL』(冒頭20枚)の長編完成版。

正直大丈夫じゃなかった。

一時間ぐらい病んでた。

『RETTEL GIRL』はめっちゃ好きなんで通ってほしかった。

でも、しょうがない。一次はどういう環境で読まれるかもわからないので運ゲーもあると思う。仕切り直すしか無い。

後述する九州編ではありがたいことに、りつりんさん、夜方にーさんからアドバイスを頂き飲み終わってからホテルで手書きで加筆修正ポイントをまとめることが出来たけども。

でも、ここ一年で俺の基礎力はちょこっとは上がっているはず。
電撃、GA、IP、オーバーラップ、ガガガに今年は応募して一次を通過したタイトルは電撃、IP、オーバーラップと三つある。

俺は出来る子。たぶん!

この結果は去年までは考えられなかったので、今後は自分で全力を出した後、アドバイスで自分が気づかなかった一旦それを取り入れて行く。

もしそれで読んだ人が面白いと感じられるようになったら、それ以上のことはあるだろうか? いや、ない。

いい意味で作品を自分から手放したいって思った。何かを変える時に勇気はいるけれども、そのチャンスを自衛のために手放してはいけない。

「それをやると自分らしさが消える」とか言い出したら終わりだと思うから。自分で自分が理解出来ているほど人間は賢くないって思う。

○12/1:秋葉原ひとり隊~シューティングゲーム~

このブロックであまり長々と書いてはいけないので、簡単に書く。

秋葉原のHeyというゲームセンターで遊んできました。

学生時代はシューティングゲーム(戦闘機や自機を操作する縦スクロールゲーム)が得意だった。

今だともう殆どのゲーセンには無いけれど『怒首領蜂』『虫姫さま』という弾幕STGが好きなのでやってきた。

怒首領蜂は100円で全クリできたけど、虫姫さまは4回目でクリア。東京行った時しかやれないから腕が落ちるのも当たり前だけど、ちょっと悲しい。

あとはアイドルマスターの昔のゲームもついにプレイすることが出来て、時代の流れを感じてましたw

次に来たときは怒首領蜂も虫姫さまも、1回目でクリアしてやる!

○12/3:博多の陣~1st~

飲酒公募勢はいわゆる『アノニマス』のシステムを採用しているが、その拠点は幅広く存在するらしい。

中でもいいねの速度とストーキングスキルに長けたりつりんさん、夜方にーさんが生息している筑紫島もそれ故第二の宴の会場となるのは必然だ。

今回は『ヘパリーゼの入った袋』という目印もないため、互いの上着を晒しての遭遇となった。

そして俺はついにりつりんさんに会った。邂逅したのだ。

りつりんさんは、りつりんさんだった!
「いや、ついにーついにー!」なんて話をしていると、夜方にーさんとも合流。

以前にりつりんさんと夜方にーさんは会ったことがあるので、俺は二人におまかせモードで一次会会場へ。

ちなみに昼の12時である(゜∀。)

全力全開とはまさにこのこと。
そして間髪入れずに初っ端から創作モード全開である。
まるで深夜、たまに開かれるりつりんさんのスペースのように、ド直球で「今の創作について」の会話がスタート。

ガガガ文庫? ……知らない子ですね(゜∀。)

要所要所でここだけの話もいっぱい入ったので、詳しいことはかけないのですが、夜方にーさんもさすが25日に出版を控えているだけあって、そのマインドセットは見習うものがいっぱいありました。

もちろん、りつりんさんの取り組み方の話もいつも以上に聞けて、昨日まではガガガショックがいつ円高に舞い戻るんだろう……とやられていたけど話を聞いたら「負ける気がしない」ってなった。

あとは相互の下読みの感想戦とか。
夜方にーさんの『探偵に推理をさせないでください〜』の、公開されているサンプル。

りつりんさんの『スロバセ!』他1本。

そしてあおの『RETTEL GIRL』他1本。

それぞれを読んだ状態でのオフ会だったので、このあたりの意見交換・感想戦が出来たのが超絶デカかった。

あともちろん東京から預かってきたプロットもお二人に読んでもらいました。
お二人共、中野さん・庚パイセンの作り込み、熱量に言及されてて、バトンを渡せてよかったって思いました。

そして結局人は環境が大事だってのが最終的な感想。

これだけ語れる人がいるのも大事。

そして、ここは本当に強調していきたいけど「何かあったらお互いに声をかけましょう」という共通了解も確認しあえた。

なんだこの国連で国のトップ同士が「互いの国がこの問題について方向性を確認した」っていう書き方。

でもこれって結構大事で、色々と創作は大変です。
声、掛け合っていきましょう。

あとこれは俺が勝手に前向きに捉え続けることにしたのですが『RETTEL GIRL』は自信をもって大事にしていきたい。

というのも、りつりんさんに夜方にーさんから、好感触を得ることができ、またお二人が共通して「ここはもっとこうした方がいい」というアドバイスも貰えたので、当日ホテルに帰ってから手書きで3ページ追加事項を作ったほどでしたw

この場を借りてお礼申し上げます!

そして四時間という時間があっという間に溶けたのだった。

○博多の陣~2nd~

同じ画角しか取れない。だってそれが飲酒公募勢だから?

二次会の会場は串揚げ。
りつりんさんの次回作のアイディアをいくつか聞く所からスタートした第二陣。

夜方にーさんもそのアイディアには口角を上げて「それいい!」と笑みが溢れるほどでして。

おー、これがモノづくりの現場かー(ごくごく)

にしてもにーさんの頭の回転力が高すぎぃ! って思った瞬間。
即時にりつりんさんが語った新作案の人物関係を整理して言葉にする能力はさすが! って思いました。

○博多の陣~3rd~

りつりんさんの提案で「カラオケ行きましょう!」というイベントが発生。
夜方にーさんもそれについての選考を突破されて、無事三人でカラオケに!

一曲目と最終曲は『デジモン』でおなじみの『Butter-Fly』
最終は三人で肩を組んで熱唱しました。

写真二枚目はりつりんさんと夜方にーさん!

俺はとある科学の超電磁砲系を歌って、お二人は鋼の錬金術師の主題歌や懐メロ。

俺はアイマスとラブライブの楽曲を入れて一人で泣いていました(作品を思い出して)

お二人ともイケボでしぬかと思いました。
りつりんさんは声を生贄に捧げて感情を召喚していたので、声が戻ったと聞いた時は安心しました。

等価交換はここにも及ぶんですねヘ(゚∀゚ヘ)

○まとめ

まずめちゃくちゃ楽しかった。

そしてそれと同時に、緊張感をもらいました。
同じく書いている人同士で仲良くなることは大事けれど、それに居心地の良さを感じて「書いている気」になってはいけない……と。

楽しすぎたからこそ、同時に「ヤバいぞ」と思ったのでホテルに帰ってからさっそくフィードバックを貰った点を洗い直せたのは良かったって思いました。

とはいえ、です。……クッソ楽しかった。

また集まって飲みたいし、もっと他の公募出されている方ともお会いして刺激を得て緊張感を高めていきたいって思いました。

でもだからこそ、次に会う時は

謝恩会・授賞式などでお配りする名刺の作り方を聞きに行く……そんな気持ちになりましたので、この記事表題の伏線回収とさせて頂きます。

では12月末も締め切りでお会いしましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?