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ノロノロ書いてたら年跨いでたスパロボ30プレイ感想

はじめましての方ははじめまして蒼といいます。
触れたものに対して感想なんかを書いていく場なんかが欲しいなぁと思い至り、折角なのでnoteでやろうかなと思い至り書いてます。

これが最初で最後の更新になりそうな……。
とか言ってノロノロやってたらクリアしてから一カ月経ってた上に年まで跨いじゃったのは反省ですね!!!

今回のキャッチコピーは【30年の時を経て―戦え、この星の明日のために】。
これに限らずスパロボのキャッチコピー好きなんですけど寺田P(現SV)曰く自分が考えると微妙な反応されるらしいですね、僕は好きなので末永く考えてほしい。

内容に関してはタイトルの通りです。
一応1周目女主人公(アズ・セインクラウス)でクリア時点での内容となり、ネタバレありで書きますのでプレイ中の方はブラウザバックでお願いします。
またこの感想に関しては飽くまで個人の私見となりますのでご了承ください。


●シナリオ及び新システム『タクティカル・エリア・セレクト』
というわけでシナリオについて話そうかなと思ったんですけど、シナリオについて触れるには新システムである『タクティカル・エリア・セレクト』について触れないわけにはいかないなぁということでこうなりました。

このシステムによって、今までとはちょっと違う印象を受けるシナリオ構成になってるかなぁ~っと。

簡単に説明すると、一定の範囲内のシナリオを自由な順番で攻略できるようになっており、その攻略順によってシナリオ内容やステージそのものが別のモノへと変化したりします。

類似したシステムはスーパーロボット大戦IMPACTやスーパーロボット大戦MXなどでもありましたが、それまでの物以上にボリュームある内容になっておりその時に加入しているメンバーによって会話内容や展開が変化しまた特定のステージをクリアすることをトリガーに新たなステージが解放されることもあります。そしてそのステージも当然攻略タイミングによって内容の変化が発生しますのでかなりの量の差分が存在します。

またシナリオに関係したステージのみでなく所謂稼ぎステージや特殊な勝利条件を要求される超簡易的なリドル的なステージなどもありそういったステージも一部例外を除いて好きなタイミング攻略できます

ゲームを進行するだけならば、キーミッションと呼ばれるステージのみを攻略することで進行することも可能でキーミッションによってはゲーム内の時間経過(恐らく攻略したステージの数等?)でキーミッションの攻略へと強制的に連行されることもありプレイスタイルによって全体の流れは兎も角過程についてはかなり変化が起こるかなぁと思います。

というわけでこのシステムが導入されたことによってどのようにシナリオ構成がこれまで変わったかについてです。

まぁぶっちゃけると連続性が薄まり、単発で完結している印象のシナリオが多くなりました。
人によって攻略順を自由に選択できる範囲において前後の流れを作ってしまうと当然話が成立しなくなっちゃうのでまぁそうなるよねぇというお話。
これに関しては膨大な量の差分とのトレードオフとなる部分だと思うのでまぁ好みによるかなぁと思います。

個人的には毎回これだとちょっとしんどいので3本に1本ぐらいで採用してほしいかなぁって感じです。

特に一部のエピソードに関しては単発でまとめるためにかなり強引にまとめてる部分もあり個人的に特に感じたステージは『炎の合体』
原作通り敵にやられてそのまま連れ去れたデッカードが破壊活動を行っており、自軍はそれをとめるために出撃します。
そのシナリオ内でデッカードを撃墜し、取り戻したと思ったらしばらくして応急処置を終えたジェイデッカーが再出撃するもパワーアップした敵の前に依然ピンチは続く。
そしてデュークファイヤーとジェイデッカーが危険なファイヤージェイデッカーへの合体を成功させる。
さらにそこに出現した怪獣たちに対抗するためにフルパワーグリッドマンへと合体して敵を打ち破ります。

このシナリオ何が詰め込みすぎッてそもそも原作だとデッカードが連れ去られて取り戻すまでに3話、デッカード復帰に1話ありファイヤージェイデッカーへの合体で1話と計5話費やされてるものなんですよね。
更に言うと原作ではデッカードを取り戻すまでの3話でデュークファイヤーやレジーナといった登場キャラとの関係性を深めるエピソードがあるんですけど、その辺やれなかった都合で短時間でレジーナがすごい勢いで感情の変化が起こっておりでこれが特に詰め込みすぎ感を感じちゃうんですよね。

ちなみにキーミッションを後に回して攻略すると通常のスパロボだと分岐で処理する部分も含めで1周目でほぼすべてプレイすることになるのでかなりのボリュームになってます。ただ攻略順によっては消滅するステージも存在するのでこの辺も微妙に人によって変わるんじゃないかなぁと。

ジェイデッカーは比較的に丁寧に再現されてる部分も多く元が4クール作品だったのもあって話数使ったエピソードなどはかなり詰め込むことで再現されててそういった印象のシナリオが多くなっていたイメージはあります。

まぁなんかシステムレビューみたいになっちゃいましたが、改めてシナリオの内容に関して触れていきます。
ぶっちゃけ全体通して語るってなると苦手なので好きなシーンや設定について触れる感じで。

まぁ今作のシナリオに触れるうえで個人的に触れておきたいのが、兜甲児と流竜馬そしてアムロ・レイの3人について。
この記事読んでる人に今更説明するようなことでもないと思いますが、マジンガーZ、ゲッターロボ、ガンダム所謂スパロボにおける御三家の代表キャラと呼べる3人です。
今回は甲児は東映版『マジンガーZ』におけるドクターヘルやミケーネ帝国の戦い、竜馬は『真ゲッターロボ 世界最後の日』のストーリー内で触れられたインベーダーとの月面戦争、アムロは『機動戦士ガンダム』における一年戦争といったそれぞれの戦いを経て時間が経過した状態での参加となります。
またシナリオ中で語られることですが、アムロのみならず甲児や竜馬たちゲッターチームもホワイトベースに乗り込み活躍していたそうで戦友であり、ストーリーに参加時点でかなり深い関係にあります。
甲児とさやかの関係について弄っているシーンなどで見せるフランクな関係性が楽しくもあり、いい感じの雰囲気で結構気に入ってます。
と言ってもそれはスパロボTでも同様だったわけですが、今回はキャラクター間での絡みのみならずストーリー的にも意味のあるものとなっており特に最終決戦で明かされた真実に関してはぜひ見てほしいなぁとは思います。
ちょっとメタに寄りすぎてると感じる方もいるかもしれませんが僕はとても好きな部分ですね。

話はズレますが、今回覇界王での参戦ということもあり僕らの勇者王こと獅子王 凱は3人がホワイトベースで戦っていた時期機界31原種との戦いの時期でありゾンダーとの戦いを終えている彼はこの3人の先輩という地味にレアな立ち位置ですね。
と言ってもその辺はまた彼の参戦エピソード後にちょっとした変化もあったりするわけなんですけども……。

個人的にそこ繋げて来たかぁ~っと思った点に関してはナイツ&マジックのエルとSSSS.GRIDMANのアカネの接点ですね。
まぁこれに関してはぶっちゃけてしまうと異世界転生を果たす前のエルの前世とアカネの出身世界が同じであり、同じ店舗を利用していたという設定があります。
2人は知り合いではないもの前世でアカネのこととその趣味に対する情熱を覚えており、スパロボ世界のおいてもアカネの招待に気づき接します。
そして彼はその視点でアカネとグリッドマン同盟の間にあった壁を壊す手伝いをしてました。

それとちょっと今回、スパロボを通して印象が変わったキャラクターが『ガンダムナラティブ』のヨナ・バシュタです。
個人的な印象ですがガンダムナラティブという作品では劇場版1作という限られた尺の中でゾルタンやミシェル等といった濃いキャラクターに挟まれてるのもあって若干地味な印象に映ってしまいました。
スパロボにおいては原作のキャラクターを壊すことなく、アムロやカミーユといったガンダムパイロットの先輩や年下のウッソとの絡みを通じてキャラクターの成長を印象的に描いており原作でのイメージを崩すことなくキャラクターとしての成長をスパロボらしく魅力的に描けていると思いました。

ちなみに今回、主人公のアズやオリジナル戦艦の艦長ミツバを初めオリジナルキャラクターがいい味出しているのですがその中で個人的にお気に入りなのがライバルキャラクターのカールレウム・ヴァウル。いやもうほんと可愛いんです彼!
ライバルであり、自信に満ちたキャラクターではあるのですがその一方で地球の文化や圧しに弱い一面がありシナリオの中で『ごめんなさい』という言葉を知った彼は事あるごとに謝罪を要求されごめんなさいといる姿がとても良い。
いやもうほんとみんな見て!!

そして今作を語るうえで外せないのがクワトロ・バジーナ=シャア・アズナブルの存在です。
ネット上ではどんな面して自軍に戻ってきたなど母性判定機などとネタにされがちな彼ですが、ちょっと待たれよ。
そういう面が間違いではないといいませんが、それはそれとして自分としては今作の彼は本当にかっこいいと思うんですよね。
かつてアクシズを落としそうとしてたものとして、サイコフレームの誕生に一端を担ったものとしてその責任を果たそうとジオン残党兵に罵られながらも1人必死に奔走する姿は本当に好きです。
そしてアムロやカミーユといった仲間は彼を信じ、ミネバも彼を支援しバナージと共に戦う姿がほんとうに今までのシャアとはまた違った泥臭いかっこよさがあります。
個人的にアクシズに戻ったシャアがかつてサイコフレームの光を見てνガンダムと共にアクシズを押し返したネオジオン兵と再会したシーンは30でもかなり好きなシーンの1つです。

で今回のシナリオの締め方なんですけど個人的には納得してるんですけどそれはそれとして人によっては微妙に感じちゃいそうだなぁなどと思いました。

●ゲームシステム
基本的には良くも悪くも安定したスパロボのシステムが根幹にあるので今回からの新要素のみとなりますがご了承ください。

・ワールドマップ
今回、ある程度の範囲内で自由な順番でシナリオ攻略が可能なことは説明しましたがミッションの選択を地球各地及び地球圏・太陽系で構成されたワールドマップから選択することが可能です。
シナリオ及び通称戦線ミッションと呼ばれる稼ぎMAPなどはミッション一覧から選択することが可能になっています。

ただそれらを除いたリドル性の伴う○○の遺産ミッションや哨戒ミッションなどこのマップ上でのみ選択可能なミッションも存在します。
ワールドマップ上からそれらを探すのを楽しむための要素かなとは思いますが、個人的にはマップの切り替えやカーソルの移動などのテンポの悪さが正直なところストレスに感じて楽しめなかったかなというのが正直なところです。
とくに哨戒ミッションに関しては小まめに出現する割にどこに出現したのか分からないのもありそれらを探すのが逆にストレスになるので途中からは見かけたときだけやる形になっちゃいましたねぇ~。
次回以降でも使っていくのならば個人的にはマップの切り替えやカーソル移動に関しては改善してほしいなと思います。

・戦線マップ
というわけでワールドマップの欄でもちらっと触れた所謂稼ぎマップこと戦線マップについて。
スパロボだと全滅プレイなんかはもうおなじみのテクニックとなってましたし公式側でこういうステージを用意するのはまぁアリかなぁと思います。
個人的にただ敵と戦うだけの淡白なステージというわけでなく自軍に参加はしない代わりにこのステージでチラッとだけ登場してくれるのは嬉しいですね(シナリオ攻略には参加しない台詞のみですが)。

・AOSアップデート
個人的には結構気に入ってるシステムで、どこから強化していくかなどプレイヤー毎に個性が出そうな要素なのがお気に入りです。
ちなみに僕は敵撃墜時の報酬増加や改造費の軽減部分から強化していきました。

基本的に1段階ごとの強化になるので2週目に再強化する際にちょっと面倒なのは改善してほしい部分ですね。

●その他個人的な不満点
まぁ直球なタイトルになりますが、30自体流石に2年掛けただけあってよくできてるなぁとは思います、思いますけど……人間とは欲深いものなので求めてしまうんですよね。
というわけで個人的にここはもうちょっと頑張ってほしいかなコーナーですね。

これだけはどうしても言っておきたいことがあるんですけどナイツ&マジックのグェラリンデとアルディラットカンバー使いたかったよねぇ!!
いやもうこれに関してはリソース的な問題なんでしょうし、仕方ないかなぁとは思うんですけど……それはそれとして使いたかったかなあ!!ってのはありますよ。

まぁそんな感じで自分のスパロボ30プレイした感想でした。
もしまだプレイしてない方でこれ見てプレイしたくなった方がいるようでしたらぜひプレイしていただけると嬉しいです

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