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推しの誕生日に今までで1番の鬼畜図案を彫る


‪- ̗̀ ꪔ̤ 神威お誕生日おめでとう‪ ꪔ̤ ̖́-
2024.06.01

殴れなかった神威と殴らなかった神楽ちゃん

五百八十九訓 『兄妹』より、
パピーを殺そうと止まらなかった神威と神威を止めたかった神楽ちゃんとの喧嘩の終わりの消しゴムはんこを彫りました🫶

幼い頃に家族を捨て海賊に身を置いてきた神威が、やっっっとただの兄貴として戻ってきてくれた名シーン。
ハンコ向きではないページだとはわかってた、わかってたけど、神威推しとして神威のこの名シーンを彫らずにはいられなかった…。

ꪔ̤

彫り始めたのは3月なかば。
6月1日の誕生日に向けて彫り始めるのには少し早いかな、と思いつつ。
こんな9割背景みたいな図案は(ほぼ)はじめてでどれだけ時間がかかるかもわからないし、途中で嫌になって彫らなくなる時期があるかもしれないし、4月から新生活で今まで程彫る時間もないだろうということで早めに準備し始めた。

『銀魂』65巻『兄妹』のシーンを消しゴムに転写

生誕祭に合わせて彫ろうとしてるはんこを並べてその途方のなさに早速絶望。
そう、今年はこの倒れ込む神威を彫りたくて、それに合わせてこの前のページの4コマも彫るつもりでいる。
どのコマも血やら効果線やらでやたらと刃を入れる回数が多そう…。
途方もないけれど、今年諦めてもきっと来年またチャレンジしたくなるので今年頑張ることにした。

彫り始めて2日後
彫り始めて3日後

まず、周りの背景をざっくりと彫る。
余白が大きいところから彫り跡が綺麗になるように彫っていき、徐々に細かいところ…という手順。

この作業が非常にたのしかった。
スポっ!と消しゴムがとれる感覚が楽しい。
あ!次はここを彫ろう!というのが終わらなくて、睡眠時間を削ってでもすすめる。

この時が一番楽しかった…。

彫り始めて10日くらい

たのしかった背景の壁のアウトラインが終わってしまったので神威の服と地面に手をつける。
この時あたりからだんだん辛くなる。

無心で彫れていたのが少しずつ細かくなっていって、神経を使うようになってきた。
特に服の汚れは大変。
“=”こういう直線がたくさんなのは(見えれば)好きなのだけど、“♯”の文字のように線が交差してるととたんに難しくなる。
地面も、壁に比べると細かくて彫れども彫れども終わらない。

心が折れ始める…。

だがしかしここまできてやめるわけにはいかない。
ここまで彫ってやめるのはもったいなさすぎる。

彫り始めて10日くらい

彫るのを投げ出したくなった時は試し捺し。
ここで綺麗に捺せるとやる気回復。

神威の三つ編みだったもの

たまにお遊び。

彫り始めて20日くらい。


これ以降は写真を撮ってもビフォアフがわからないので撮らなくなってしまった。
どれだけ彫っても見た目が変わらないのが辛い。

一度、どうしても人間の顔面が彫りたくなって『呪術廻戦』の傑を彫るけど、その完成するスピードにびっくりした。
仕事終わり2日で完成した。
同じ時間をかけても、今回の図案では背景のほんの一、二区画しか終わらない。
改めて絶望。
何をしているんだ自分は、と…。

でもここまで頑張れる自分の推しへの愛すごいな、と思いながらと思った。
愛が深い。深すぎる。自分で言うけど。

あと、同時にこれを週刊連載で描いていた空知がすごすぎる。
はんこを彫り始めて気付いたけど、銀魂にはトーンが少ない。顔の影も線で描かれてることが多い。
週刊連載でこの書き込み…そりゃ遅筆と言われるよなぁと、納得。

ꪔ̤

さて、彫り始めて1ヶ月半ほどたった日。

最後のひと区画

か、か、完成した〜〜〜‪(´;ω;`)

インクを乗せるとハッキリ

完成したのは4月末。
1ヶ月半弱かかって完成。
彫るのは本当につらかったけど、この完成したハンコを眺めると何度でも「かっこいー!ムフフ」となるのでがんばってよかった。
私なりの精一杯のお祝いです。

神威爆誕おめでとう!大好き!


ꪔ̤

大銀魂展の空知の言葉で「神楽と神威がまともにやりあったら、たぶん神威が勝つんでしょうが、要は彼等がお兄ちゃんと妹である限り、お兄ちゃんは絶対、妹を倒せないと言う話でありました。」というのがあった。

この言葉に全て含まれてると思いません…?
どこまで行っても神威はお兄ちゃんなんだ…
結局は家族思いの世界一(?)優しいバカ兄貴…
グレたのも家族への、マミーへの想いが強すぎただけ…。

前のコマの神威の目を見たらもう戦意失ってるのわかるよね、殴れなかったんだよね、お兄ちゃんだもんね。


ボッッッコボコにされて殺されそうになっても家族として戻ってきてほしくて立ち上がり続けた神楽ちゃんも
神楽ちゃんが守りたいものを守ると一緒に神威を止めようと戦ってくれた銀さん、新八も
神威を止められなかった自分が責を負うから神威にはただ笑っていてほしい阿伏兎も
とにかく愛しかない…愛だ…。


幼い頃に辛い思いをたくさんして傷を負って、それを乗り越えるために強さを求めてきた神威が
これからは純粋に最強を目指してたのしく過ごせますように!

生まれてきてくれてありがとう
マミー、命を削ってでも神威を産んでくれてありがとう

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