アイナナのライブが見せてくれた消えない虹
今回のライブ、いろんな選択をしたマネージャーがいたと思う。
現地に行った人、諦めて配信に切り替えた人、ライブビューイングで参加した人。
今の状況での大規模なライブの開催は、どうしたって賛否が分かれる。
スタッフの方々や、演者の方々、ステージを創り上げるのに関わって下さった数えきれないほどの方々の想いや、ファンの想い、色んな想いを抱えてアイドリッシュセブンの初の単独ライブは開催された。
かくいう私も、開催されるまで、ものすごく楽しみな気持ちと、本当に開催されるのかわからないから恐ろしい気持ちと、正直こんな中で開催して、大好きなアイドリッシュセブンが批判されないかなど、本当に怖かった。
どうしても一箇所に人がたくさん集まるということは、今の状況的に不安な人もたくさんいるだろうということはすごく感じた。
でも、私は個人的にこの2日間、アイドリッシュセブンのライブを見て、感じて、開催されて本当に良かったな、と心から思った。
それは、現地に行った人は行った人で本当に楽しかっただろうし、何よりも現地に観客が入った状態で行われた配信ライブが本当に素晴らしかった。
配信ならではの演出、エフェクトなどが美しいやら可愛いやらで感動したし、隅々まで全てに愛を感じた。
元々今のこの状況になったことは、誰のせいでもないよな、と思った。
数年前はみんな予想だにしなかったと思う。
本当に大変な状況で、辛い状況の人がいることもわかっている。医療従事者の方々には頭が下がるし、本当にありがたいと思う。
開催することに対して、嫌な思いをした人もいるのもわかっている。
チケットが当たっていたのに、もしくは最初から応募せずに我慢して、配信に切り替えた人はとてもとても悔しかったと思う。
それでも、開催したこと、このライブが画面越しなど、どんな形であれ観れたこと、私はとても嬉しかった。
今回お客さんが入ったことも、私は良かったと思った。
演者の方々が、楽しかった!!つくってよかった、と言っているのを聞けてすごくすごく嬉しかった。
みんなアイドリッシュセブンが大好きなんだよな、と思う。
みんな、行きたかったよね。
でも、配信もとても素晴らしかったよね。
楽しかったし、嬉しかった。
今回、さまざまな理由で我慢した人に、次は当たるといいな。その人が行けるといいなと思う。
私が特に心から感動したのは、演者の方々、そして関わってくれたスタッフさん達のステージを創ることへの情熱を感じられたこと、そして、どんな状況であれ、その時々の状況に合わせながらも前へ進もうとするアイドリッシュセブンというコンテンツの姿だった。
今回のアイドリッシュセブンのライブを通して、一人ひとりが色々な選択をしたと思う。
大好きだけど、行かない。
大好きだから、行く。
周りの人のために、行かない。
アイナナを応援するために、行く。
人の数だけ無数の選択肢があるし、それのどれにも、正解不正解を出せない。
誰のせいでもないこの状況の中で、誰かが誰かを傷つけるのはとても悲しい。
みんながみんな、自分自身にとっての正しい選択をしていくしかないんだろうな、と思う。
それを他人がジャッジして批判することは、とても難しいことだと思う。アイナナのことに限らず、全てのあらゆる事柄に対しても。
私は今回の自分の選択がとてもよかったと思っているし、私と違う選択をした人も、責める気持ちはない。私も、あなたも、良かったね、と思う。
アイドリッシュセブンのライブを見ていたら、そう思ったし、思わされた。
それだけ素晴らしいライブだった。
とにかく、もう、演者の方がとっても楽しそうだったのが本当に本当に嬉しかった。
どうなるかわからない中、すごく準備してくれて、完璧なステージングを見せてくれて嬉しかったし、スタッフの方々は、配信の人も楽しんでくれるようにしてくれて、払い戻しの対応もしてくれて、ありがとう、と思った。
私はものすごくこのライブの色んなところから愛を感じた。
アイナナのライブ、という1つのものをきっかけに、たくさんの人が自分と向き合ったし、色んな意見を持ったと思う。
演者の方々も、スタッフさんも、ファンのみんなも、近隣を活動拠点にされている埼玉の方々も。
本当に、小野賢章さんが最後に言っておられたけれど、みんなみんな自分自身に拍手してほしい。
アイナナのライブに行った人もそうだし、配信で見てた人たちもそうだし、アイナナに全然関係なくて、こんな時に開催するなんて嫌だなぁ、と思った人もそう。
みんな、よく頑張ってる。
それぞれが、それぞれの価値観を持っていて、正しいを探している中で、精一杯やってると思う。
迷いながらも、手探りで前へ進む、その姿勢を見せてくれたアイナナにありがとうと言いたい。
画面越しからでも、そこらじゅうから愛を感じた。勇気が出た。こんなにも、一生懸命やれば観てる人に伝わるんだ、わかるんだ、と思った。本当にたくさん、ありがとう。
大変な状況がまだ続くけれど、アイナナというコンテンツにおいてだけでなく、全てのエンタメが前に進み続けられるように、願っている。
私はいつもエンタメに力をもらっているから。
今回、Twitterとかでみていて、関係ない人からしたら、嫌な思いをした人もいると思う。
その方々も、日々、様々な状況で選択をしていて、とても頑張っているんだと思う。
頭が下がります。
そんな方々が、心から楽しめることがこれからたくさん起こるように、私は心から願っている。
とにかく、これを読んでくれた人がいたら、自分を褒めてほしい。
様々な状況で頑張っている、全ての人へ、賞賛をおくりたい。
そして、ありがとうIDOLiSH7。
あなた達が大好きです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?