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🖥朗読劇 まにまうぼくらの、

抽選だめでしたが一般でチケット購入でき、
初めて現地に行って聴くことができました!!!
コラボカフェは時間の関係で行けなかったのでまたの機会に絶対…!

いつも配信購入して画面越しに聴くのでも十分楽しい、と思っていたけれども
やっぱりお笑いもそうだけど現地で空気感を感じられて、感情がのった表情まで見られるというのはとても良いなと思いました。
大分序盤から涙腺よわよわおばさんしてました。


※※以下ネタバレもりもり感想注意※※


***

最初はそれぞれの登場人物に点々とスポットが当たる感じ。

めーやさんの起き抜け夫婦のやり取り、奥さんにアラーム止めてもらうとかそうそう依存しているか甘えん坊かというか、なんか会話だけみたらアレクサとの会話みたいだな~w
なんて思ってたら、この後節々から違和感をじわじわと感じとって、明言される前から地獄を見る羽目になりました。

詩人さん演じる美術の西村(虹村?)先生、しっかりと男性のイケボだったので度肝抜かれた。いつもの可愛いお洋服を召されていたので…。

授業サボるタイプの成績は優等生、いかさん演じるユキテルくんとお友達のシーン。
次ははぐんさんの登場、と思いきやまた先生とユキテル君のやり取りに戻り、高校留年の危機とな。

問題モヤモヤを抱えたまま家族の食卓シーン。美術の課題(嘘)のお話で画材のお話始めるお母さんを遮ったらピタッと止まって、そしてお母さんは子供の味方なのかと思ったらぺらぺらとお断りの理由を話しだすものだから
あぁ~~こっちのタイプの毒親…とジャブでダメージを受け。
それにしても喋っていいよ、と言うまで亭主関白がすぎるというか、おそらく奥さんは働いている描写がないのでたぶんおそらく専業主婦で、でもメニュー何がいいかなって聞くだけ聞いて作るのはお父さんで、うーん……うーん???

親子のなかなかにクるシーンを挟んでからの夏祭りに場面転換し、まにまに(はぐんさん)登場。第一声の勢いと身振り手振りから”エネルギッシュで気のよさそうなお兄ちゃん"が容易に想像できた。すごい。。
と思ったら一転、高校生の「くだらない」の一言にバチギレ突っかかりする輩でびっくり。沸点の低いテキ屋のニイチャン系だったか…笑

オープンキャンパスに行かず景色のいいところに、と空飛ぶタクシー?的なものに乗って現実逃避するユキテルくん。


夢でかずきさん、と呼ばれたときに
あぁユキテルくんのお名前の漢字、幸輝くんなのかな~と思ったらバッチリ当たってにっこり。

そして夢から覚めて、僕のどこを好きになったのか?の問いに「急に聞かれても~」って返答が返ってきて、もういよいよ嫌な予感しかしなかった。幸輝とは出かけようかというのに、幸輝がいないとわかったら幸さんとは出かけるという択がなくて、やっぱり料理をしてたのがお父さんでいつもお掃除まかせっきりというのはそのルンバ的なAI的なそういう…とか思ってしまって。だって分からないことはプログラミング出来ないから…。

畳み掛けで「一度寝たら全然起きない~」の台詞、最序盤と一言一句違わず一緒で、うわぁこれはAI的何か…と確信してしまってから幸輝がまにまにに答えた「そんなことないよ」が謙遜ではなくて本心から出た言葉だったんだろうなぁと思えてしまって辛くなってしまった。

もうこの辺りからめちゃくちゃ泣いてた。
(近くの席の方鼻すすったりうるさかったと思います本当にすみません。)

自分が作ったシステムで息子を追い詰めて、急カーブ現象で今度は息子は助かったけれど自分が意識不明の重態となってしまって、なんていう皮肉なんだろうか…。

そうしたら今度はまにまにの眼の前がふっと、急に暗くなったようで、電気つけろよ〜→電気?消してないよ、のくだりも、その錯乱した叫びが本当に悲痛で胸が締めつけられた。
一人じゃ完成させられないって、キャンバス枠の大きさだけじゃなくてそういう………。


最後には自分の意思で医者になりたいと思えた幸輝くんとまにまにくんのやりとりが見られて、もちろん現状で病状が快方に向かったわけではないのだけれど、心が救われました。

僕は愛して、認めて、信じて、伝えて。とそれぞれの成長(まにまに君はちょっと違うかな、)で締めくくられ、物語が終幕。

だいぶ序盤からすすり泣いてしまって周囲の方にはうるさくして申し訳なかったですが泣かずにいられなかった。
物語がただ綺麗で素敵なだけではないというか、自分自身そういう仕事に携わってはいないのだけれど事務作業面とかでは少なからず影響はあるわけで、AIについても色々と考えさせらたし、皆さんのお声が良くて良くて良くて良くて、とても濃密な時間でした。

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