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【TEPPEN】今年のオンライン予選を振り返る

よく会いますね。

先日、WCS2021今年最後のオンライン予選が終わりました。

6時間×7回 計42時間。参加された皆様、お疲れ様でした。
私はと言うと、最後の予選は無事突破....出来ませんでした。つらい。

全体を通して「7回中2回予選突破」と書けば、何の実績も無かったに等しい昨年までと比較すればそれなりに上手くなってきた様にも感じます。伸び代しかない。

突破したら丸々調整に充てるつもりだった時間がまるっと浮いたので、今年のオンライン予選に関して振り返りながらつらつらと駄文を書きたいと思います。


地獄の釜底

今年のWCSはコロナ渦での開催という事もあり一貫してオンラインで行われる運びとなりました。

また、昨年の様にツアーポイントや1回限りの予選から選手を選定するのではなく、4月~10月の間で毎月賞金付きの大会を実施するという形式になりました。

毎月数十万円規模の大会が行われるとあって、プレイヤーはさぞ熱狂したでしょう。私もそうでした。

決勝トーナメントへ参加出来るのは月初めに行われるレーティング制度の予選大会を勝ち進んだ上位32名。
熱い決戦の火蓋が切って落とされ、いざ行かんと雄叫びを上げ挑んだ幻影の地の戦士達が見た物は...

まさしく、地獄と呼ぶに相応しい光景であった。

予選の開催時刻は日本時間にして18:00~0:00。
プレイヤー達は32名しか入手出来ない決勝トーナメント行きの切符を掛けて地獄の釜底を6時間ぶっ続けで這い回る事になりました。それも毎月。

環境が固まらない新シーズン初期での開催はワンチャン通せば勝てるデッキや特定のデッキに対して強烈なメタを貼ったデッキが横行。

地の底のようなレーティングポイントでも道連れ上等でぶっぱなしてきたり、ひたすらアクティブレスポンスの時間を丸々使い遅延に走るタチの悪いプレイヤーも登場する始末。

限られた時間の中で人の夢、望み、業が100%濃縮還元された様な空間に6時間も放り込まれる事になるのである。

さらに、進出者32名の内やむを得ず出場出来なくなってしまった選手が居たとしてもその枠は不戦勝枠となり、くりあがりでの参戦は無い。

いやー、キツイっす。

6時間ですよ、6時間。

やってる最中はアドレナリンドバドバでお目目バッチリ心臓バクバク最高にハイッてやつなんですが、終わった後、予選突破出来なかった時の喪失感と一気にやってくる疲労感ときたら。翌日まで引き摺りますからね、アレ。


合理的、されど異常な予選形式

予選には参加報酬があります。
規定の対戦回数に応じてゲーム内通貨やパックチケットが貰えるシステムです。

この参加報酬システム、参加者数を増やしたり突破出来なくても報酬は貰えたりと一見良さげなのですが、とある層のプレイヤーを産み出してしまう事になりました。

それこそ、即サレンダー勢。
所謂「即サレ」と言われるプレイヤー層です。

このプレイヤー達の目的は予選突破ではなくあくまで参加報酬なので、効率良く対戦回数を稼ぐなら試合開始即サレンダーするのが一番です。

即サレとマッチングする=ポイントが増えるという図式が成り立つので、マッチングするだけでボーナスポイントが貰えるという事になります。

その結果、この即サレと数多くマッチングできるかどうかが予選突破出来るか否かに繋がる部分があります。

無論、突破した方々はかなりの実力者であり、決して運だけで上がった訳ではありません。対戦相手も即サレばかりという訳ではないので、あくまでもベースの実力ありきの話にはなります。

しかしながら、このプレイヤー層の存在は盤面外の要素にも関わらず盤面内に少なからず影響を与えてしまっているのが現実です。

どれだけイレギュラーで3分の1破壊されようが振り分けダメージが全く振り分けずに飛んで来ようがチェーンソーガナードやイビルジョーに3分の1仕掛けられようが、それらは全て画面の中での処理。盤面の中で行われている事なので、ゲーム内での運要素としてまだ飲み込めます。書いてるだけで既に胃もたれしそうですが。

ただ、盤面外の運要素まで絡んでくるのは、ちょっと違う様な感じがします。事実、私もベストなタイミングで即サレに当たったから予選を突破した事がありました。9月の予選ですね。

残り5分弱、最後の1試合で勝てばギリギリ予選通過圏内という所で即サレに当たり、得たポイントで30位に収まりました。うーんこの。

当然、即サレ勢は悪くありません。
目的が違うのだから。

私も、そこまで入れ込んでないけれどゲーム内報酬は欲しいという類いのプレイヤーであれば、彼らと同じ選択をするでしょう。

この層を産み出しているのは予選のシステムなので、彼らはシステムを利用しているに過ぎないのです。

しかしながらその結果、このオンライン予選は「予選を突破したいプレイヤー」と「報酬目当ての即サレ勢」、細かく区分すればもっと多くの、それぞれ違う目的を持ったプレイヤーが混ざった異常な予選となってしまったのです。

通常、ゲームにしても何にしても大会という物は勝負をする場になる筈です。

例えば、甲子園であればチーム一丸となって勝利を目指すでしょうし、ゲーム大会であれば賞金稼ぎや有名になる為に勝利を目指す方も多いでしょう。

何の為にかはさておき、参加する選手は皆「勝利」を目指す筈です。それが、正常だと思います。

ですが、この予選はそもそも「勝利」を目的としていないプレイヤーが少なからず混ざっています。これは大会としては異常だと私は捉えています。

とはいえ、完全オンラインによる大会の運営方法としては合理的とも言えるのが難しい所。

リアルタイムで運営しようモノならコストも桁違いになるでしょうし、それがオンラインともあればトラブル発生の確率も高くなるでしょう。

一回キリならまだしも、毎月ともなると流石にキツイでしょうし、予算の都合等も考慮すれば、ほぼゲーム内の処理だけで半ば自動的に運営されるこの予選の形式は合理的と言えます。

結局の所我々はプレイヤー側なので、運営の決めたルールに従わざるを得ません。

可能であれば予選の形式は少し見直して欲しい部分があります。
決勝トーナメントに関しては特に言うことも無いので割愛。


それでも

ここからは個人的な感想。

アジアリリースからこのゲームをプレイしてきましたが、デジタルカードでここまで深くじっくり遊んできたのは初めてでした。

ハースストーンもシャドウバースも楽しく遊んでましたが、大会やコミュニティにも積極的に参加したのはTEPPENが初めてです。

そのくらい、自分にピタリとはまったゲームでした。
だからこそ、1番になりたいと思った。

さっきまでしっちゃかめっちゃか書いてきましたが、アレを理不尽とは思いません。些末事です。改善はしてほしいけれども。

結局の所、私は悔しいんだと思います。
自分の好きな事で、自分が勝ち残れなかったのが、1番になれなかったのが、ただただ悔しいんだと。

予選の時間も決勝トーナメントに向けた調整の時間も、クランメンバーの皆が時間を割いてくれたのに。
せっかくの休日なのに妻と過ごす時間を削ったのに。
そのせいで妻には寂しい思いをさせてしまったのに。

それでも、勝てば、優勝すればと信じ続けて戦ったのに。

勝てなかったんです

悔しいなぁ





腹の底にあるものを散々書いたらスッキリしたので、TEPPEN開こうと思います。

とりあえずランクマで2200行くとこからですね。
出来てる人が居て、私に出来ないはずがない。

それではまた。





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