東京から電車でカシマスタジアムに行く
執筆・撮影:yamaaaaaaaan
編集:タケゴラ
サムネイル:AKIRA
ホームタウン周辺に住んでいない、特に首都圏に住むファン・サポーターは、試合日の移動となると、自家用車でなければ、東京駅からの高速バスが多いのでしょうか。Twitterでの「東京駅のバス乗り場いまこんな感じ」や「バス何分待ち」のツイートは、試合日によく見る光景です。そんな中で、電車でカシマスタジアムって?と思っている方もいるのではないでしょうか。今日は電車でカシマスタジアムに行くお話を。
わたしはカシマスタジアムまでは電車で行きます。東京駅から高速バスで行くこともあります。ですが、ほとんどが電車です。もともと「電車旅が好き」というのもありますが、電車で行くからこその良さを感じているからです。
まずは成田へ
カシマスタジアムの最寄り駅は、「鹿島サッカースタジアム駅」。ルートとしては、「最寄り駅~成田駅~鹿島神宮駅~鹿島サッカースタジアム駅」となります。
まずは、乗換駅であるJR成田駅を目指します。東京都内からだと、JR成田駅までは京成電鉄とJRのいずれでも行けますが、実は京成を使った方がちょっとだけお値打ちです(その分、時間はかかる場合もあるけど…)。わたしは京成でJR成田駅に向かいます。JR成田駅に乗り換えができる京成成田駅までは上野からでも特急で一時間とすこし。一駅ごとにユニフォームやエンブレムのついたグッズを身にまとった人が乗ってくると、もうそれだけでテンションが上がります。勝手に「今日も勝とう!」と仲間意識が芽生えていきます。徐々に熱が高まっていく感じ。これは、電車で行くから味わえる感覚かなと思っています。
京成成田駅
京成成田駅からJR成田駅へは道一本、歩いて10分もかかりません。京成からJRに乗り換える人は多いようで、人の流れについていっても間違えることはまずないでしょう。成田駅の周辺にはコンビニエンスストアもドラッグストアもあり、予想以上に寒い日にカイロが欲しい!なんてときも助かります。朝ごはんを食べ損ねたときは、京成成田駅構内のパン屋さんやファストフード店で朝ごはんを調達することもできます。
JR成田駅
佐原で乗り換えを
電車旅はいよいよ後半戦へ。鹿島神宮方面の電車は5番線から出ます。扉が閉まっていることもあるので、ボタンを押して開けるか、開いている扉から乗りましょう。成田駅から先は、ほぼ間違いなく座ることができます。今まで座らなかったことはあっても、座れなかったことはないような気がする、それくらいのレベルです。そして、ここから先はアウェイユニフォームやグッズを身に付けた人も電車内で目立ってきます。
JR成田駅の鹿島神宮方面は5番線から
JR成田線とJR鹿島線の分岐である佐原駅に到着。乗換案内のサイトで「成田~鹿島神宮」を調べると、まず「香取駅で乗り換え」と表示されることが多いかもしれません。実際、成田線も鹿島線も香取駅にも停車しますし、香取駅のほうが乗り換えはスムーズですが、ここは佐原駅での乗り換えをお勧めします。佐原駅は鹿島線の始発駅なので、電車がすでに待っている上、好きな席に座れるからです。鹿島神宮行きの電車は佐原駅の0番線から発車します。
佐原駅(0番線ホーム)
鹿島線でスタジアムへ
鹿島線の電車が佐原駅を発車したら、鹿島神宮駅までは約20分。ここまでを思えばこの先はあっという間です。電車は利根川を越え、ホームタウンの潮来市を抜け、北浦を渡っていく。そんな景色も終わりに近づくころ、鹿島神宮西の一之鳥居が見えてきたところで、鹿嶋市に入ります。
鹿島神宮駅に着きました。JRから鹿島臨海鉄道への乗り換えに時間があれば、ぜひ見てほしいのが、ホームから改札に下りる階段に鹿島アントラーズの過去のユニフォームを展示したコーナー。懐かしいユニフォームがずらりと並んでいます。
鹿島神宮駅からは鹿島臨海鉄道に乗り換え
両側を木々に囲まれた線路を走り抜け、カシマスタジアムを視界にとらえたら到着です。鹿島サッカースタジアム駅の目の前にはカシマスタジアム。お疲れ様でした。
鹿島サッカースタジアム駅では交通系ICカードも利用可能に
途中の乗換駅で、電車を待つ時間がなかなかに唸りたくなるほど長くなることがあります。それが嫌だから電車はね、という方もいるでしょう。でも、そこをポジティブにとらえ、フレンドリータウンの成田市や香取市を見てみるのはいかがでしょう。それはまたいつかお話しできれば。
書いた人
yamaaaaaaaan
愛知県出身。
鹿嶋市とも茨城県ともまったく接点のない人生だったのに、どういうわけか気づいたときにはアントラーズにずっぽりハマっていた。サポ歴は長くないが、アントラーズを中心に、ホームタウン、スタジアム、グルメをまるごと楽しんでいる。
車の運転が超苦手がゆえ、どこまでも歩いて行ってしまう。思い立ったときにはもう行動している。食べるの大好き。
ANTLOVERSのTwitter
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