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「鹿嶋市×キラメックス×鹿島アントラーズ 鹿嶋市内小学校で プログラミング教育の推進」

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講師を務める、キラメックス株式会社の経営企画グループ 丸山 愛 様

鹿島アントラーズを日頃から支えてくださるパートナー企業との取り組みやクラブ施策の裏側、スタッフの想いを発信していくアントラーズ公式note。第2回は2020年よりクラブパートナーとなったユナイテッド株式会社様の子会社で、プログラミング教育事業を展開するキラメックス株式会社様との取組み、鹿嶋市内小学校でのプログラミング教育を紹介をします。

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鹿嶋市×キラメックス×鹿島アントラーズによるプログラミング教育

2020年10月、鹿嶋市内の小学校計5校で、人気のものづくりゲーム「マインクラフト」を使ったプログラミングの授業が始まりました。

子どもたちはタブレット端末の画面上で、好きな色のブロックを積んだり、水をためたり、動物を呼び出したり―。質問には担当教員に加え、オンライン上で参加する講師が分かりやすく答え、基本的なコマンド入力やキーボード操作をゲーム感覚で学んでいきます。

鹿嶋市が始めた独自のプログラミング教育は、鹿島アントラーズのパートナー企業であるユナイテッドの子会社、キラメックスが運営する小中高校生向けプログラミング教室「テックアカデミージュニア」を導入してスタートし、アントラーズを介して実現した取り組みとなります。

クラブがハブとなり地域社会と企業をつなぐ

プログラミング教育は2020年度より小学校で必修化となり、2021年度は中学校、2022年度は高校でも必修科目となることが決まっています。教育現場でどのような授業が行われるのか、注目が集まると同時に、ノウハウや専門性を持たない現場にとっては実践していくために大きな課題を抱えています。

鹿島アントラーズのホームタウンとなる鹿嶋市としても、各学校の授業内容、進め方については手探り状態でした。そんなタイミングで、アントラーズとつながりがあるキラメックス運営のプログラミング教室を、クラブから同市へ紹介。楽しみながらプログラミングを学ぶ質の高い授業が実現しました。

2020年2月には鹿嶋市、アントラーズ、メルカリの3者で「地方創生事業に関する包括連携協定」を締結しており、クラブがハブとなって地域社会と企業をつなぎ、街の発展を目指すための枠組みが整いました。今回の試みは、街づくりに欠かせないIT人材の育成につなげるという大きな意味合いも含んでいます。

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子どもたちの想像力と発想力を育む

今年2月、プログラミング教育事業の集大成として、鹿嶋市の大同西小学校で6年生児童がプログラミングして創りあげた作品の発表会が行われました。テーマは、「サッカースタジアムを中心とした未来の街」。

子どもたちは未来の鹿嶋市をイメージしながら、ブロックを組み合わせて仮想の建築物を構築し、「生き物の街」「歩くと音の出る街」「地下の街」「水路の街」「緑の街」など個性ある街を発表。建築物は外観だけでなく内部の構造まで細かく表現され、豊かな想像力、発想力が詰め込まれていました。

子どもたちは授業を通じ、単にコマンド入力を学ぶだけでなく、独自の世界を創造するため、順序よくコンピューターに意図した処理をさせる過程でプログラミング的思考、論理的思考を身に付け、大同西小学校の貴達泰文校長(当時)は「子どもたちは順応が早くて、どんどん先を行くがキラメックス様のサポートにより、教員にとってもプログラミング教育のノウハウの確立や授業の運営を円滑に進めることに繋がった」と話します。

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教育を通じた地域貢献とパートナー満足度向上

キラメックスが運営するプログラミング教室は今後、鹿嶋市内小学校での導入拡大に加え、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市内でも実施に向けた準備を進めています。鹿嶋市教育委員会の川村等教育長は「アントラーズがこの地域にあるから実現したこと。鹿嶋市は恵まれている」と感慨を込め、キラメックス経営企画グループの丸山愛様も「キーボード操作やコマンド入力など難しい内容もあったため、当初はオンラインでの授業にやや不安もありましたが、現場の先生方の協力がありスムーズに連携を取ることができました。何より、私たちが考えていた以上に子どもたちが成果を出してくれたので、今後は取り組むテーマや提供するコンテンツの幅を広げていきたいです」と話します。

クラブが地域社会と企業をつなぎ、街の発展を教育から後押しする―。鹿島アントラーズが掲げるのは、そんな地域貢献とともにパートナー満足度を高めていくという姿でもあります。

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