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1月12日AKB48チーム8全国ツアー感想in山梨コラニー文化ホール

2015.1.12(月)Team8全国ツアーin山梨 

石川→5日6日チーム8握手会、からの久々のチーム8を見に山梨へ。

年末年始のAKB劇場公演がまったく当たらなくて、おれがイスラム国の聖戦士(童貞的な意味)じゃなくて良かったなと、逆恨み満開よろしく不機嫌モード全開だったが、そんな中、山梨県のチーム8ツアーに行ったわけでして。チケットもないのに。 

チケットを持たずに完全な空手で山梨は甲府駅にたどり着く。そこから10分強歩いてコラニー文化ホールへ到着。 


いつもより地味な駐車場の端っこにチーム8カーが置いてあり、ヲタが2人くらいいた。 


山があるのに山梨県、そんな富士の山並みに冷やされた風を避けるように、文化ホール内ロビーにほとんどのヲタがいた。 
本来「昼夜チケット探してます」というボードを掲げてチケットを探すつもりだったのだが、ホール内のロビーではそういう行為はできない。なんなら路上ライブやりながら人を集めてチケットを探そうと思っていたのだが、到着時点でその計画は頓挫。 

カーペットの上を歩いてヲタがたくさんたまっている場所に行こうとすると、手前にいたとあるママが手を振りながら「今日チケット大丈夫なの?」と声をかけてきた。 
なぜ私が空手で山梨に来たことを察しているのかは、まあこれまでのチーム8父兄事情から察するにだいたいわかるので今更ではあるのだが、めっちゃ心配された。 

チーム8父兄にチケットを心配されるヲタこと私。その前に、持っていないのに来るなと言われればそれまでだが。 

とあるママに「ひょっとして今日成人式から来たとかじゃないですよね?」と言われて「いーえ、僕30超えてます」「えー」という、私は若く見られるのは大好きなので、若干のろける。 
「チーム8見るようになって若返ったんですよ」「そうなの?まあでも観ていると元気になるわよね」 
チーム8を見るだけで若返るという、岡田斗司夫のレコーディングダイエットに対抗した本を出そう。 

その後色々あったが、ご好意がふってきたりで1部入れることになる。 
行けばなんとかなるだろう、世の中はなんとかなるのだ。 

1部は17列。ちょっと後ろにnyokiさん。1回目は入れただけで御の字なので文句なし。 
ただ、メンバーが涙ぐんでいたという感動的場面は遠くて気づくことができなかったのはもったいなかった。小栗有以ちゃんだけが遠距離でも泣いていることを確認できた。 

遠くから見ると横山結衣や佐藤七海は動きで目立つ。

ユニットでは『渚のチェリー』のバックダンサーだったメンバーを『Seventeen』で回収してあげており、チーム8への優しさが随所に見える。 
山梨県左伴がちゃんと目立つ場面も多い。 

サインボール投げタイムで、最下手に来た小栗有以ちゃんだったかが投げたボールをフライングキャッチ。フライングゲット。17列目でもジャンプする勇気があれば不可能はない。チーム8ヲタあるあるであるところの「ボールを空中でキャッチする能力上昇中」であります。 

新曲初披露。まったりした感じ。全然悪くはないのだが『制服の羽根』のファーストインパクトは超えられず。至近距離でじっくり見てみたい。 

最後は、石川でもそうだったが、ピアノ生演奏(左伴彩佳)による『桜の花びらたち』なのは最高だ。 
イベントや公演では口パクも散見されるが、体力が削られた最後の最後に絞りだす生声と震えた声は、今日が初日ということと相成って心に直に響いてくる。 
石川ではそのまま『あなたとクリスマスイブ』で幽玄な空気で終わったが、山梨では『ポニーテールとシュシュ』という「ファイボワイパー、ジャージャー」なアッパー終わり。 
しかし左伴の涙がなんとも良かった。フィギュア経験もある山梨の高地産お嬢さんの緊張が一時的に開放された瞬間のあの耐えられずあふれた涙は1部のハイライトであろう。 
まあサインボールもらえてほこほこだったので、17列でも気分は上々。 

お見送りは特に喋りかけることはしなかったが、メンバー大体nynyしながら「わー」って感じで絡んできてくれる。 
しかし谷川聖ちゃんの出っ歯が似合いすぎていて「それ似合いすぎ」と話しかける。 

谷川聖はこの日『野菜シスターズ』で人参の衣装を着ていたのだが、まあその細さ、ビューティフルさには心底驚いた。この娘こんな肉体していたんだって。努力しないでもその肉体だけでモデルになれるよと、一線にいけると、ポンコツのままでも最強じゃないかと、そして最後のお見送りのしょうもない出っ歯が似合ってしまうという、打って良し投げて良し、お前は大谷翔平かとリアル秋田美人に畏怖した。 

1部が終わり2部までの間ロビーに居ると今度はとあるママがいた。 
「今日も遠いところありがとう」「アンチさんにお礼言おうと思って。アンチさんの動画見てファンになったって人もいたりするから、本当にありがとうございます」みたいな。

2部は知り合いの女ヲタのほぼ隣らへん。 

1部とは違い表情も多少よく見えるから楽しい。

2部は断トツで山形県の早坂つむぎちゃん。つむつむという愛称のほうが浸透しつつある、チーム8唯一と言っても過言ではない「ボーイッシュ」少女。初めて見た時は全然可愛くなかったのに、髪を短くして背が伸びて、そして表情がつくようになってからというものそうとう可愛くなっている。否、めちゃくちゃ超絶美少女だ。 
5日の握手会で一番自分の中で好感度急上昇したのがこのつむつむちゃん。中1には見えない見た目ながら中身は中1。神対応とは程遠いがファンを大事にしようという気概を感じさせてくれ、そしてなによりめちゃくちゃ可愛くなっているつむつむちゃんがステージでもかなり良かった。 
いや、どちらかというと省エネ気味のパフォーマンスなのだが、前から見てきた身としては、あのつっちゃんが表情豊かに頑張っている姿は心を撃たれた。 
『AKB48』の時に上手に来た時は指差しもくれたし。そう、見た目はけっこう大人だがまだ中1。3年後に完成形になったとしてまだ高校生。チーム8中学生の未来はただひたすら明るい。 

横山結衣が後半とんでもなく疲れていて、疲れるほどに猫背になっていくのは、けっこう可愛かった。そう考えると佐藤七海は「私は疲れていません」というような素晴らしい表現。まあ横山結衣ちゃんは『エンドロール』の負担もでかいであろうから致し方ないし、必死な様もこれまたアイドルライブの醍醐味というか。 

2部はあと小栗有以ちゃんがまた『47の素敵な街へ』で「東京ー!」と自分の都道府県を叫ぶところで、他のメンバーが叫ぶところで間違えて叫んでいた。スカイツリーのポーズをとりながら「あ!」ってなっている小栗有以ちゃんの可愛さは、その鈍臭さは本来の「東京」のイメージとはあまりにもかけ離れていて、でも「東京の女」とはいったいどういうイメージなのだろうと、「東京」「女の子」の正しいステレオタイプなイメージとはなんだろうと真剣に考えた。

比較的チーム8は県のイメージと合った娘が多いのだが、この東京の小栗有以ちゃんだけは「東京という地でなぜこんなピュアな子が育ったのか?」という論文にできるくらいの東京っぽくないメンバーだ。八丈島からヘリコプターで通っている説は私の中では真実として認識している。

2部は積極的に「ファイボワイパー」「オレも-」で湧いた。 
レスとかはよくわからないが、佐藤朱ちゃんとか佐藤七海ちゃんとかあとは高橋彩音ちゃんなんかが反応しれくれていた。 

2部はポジションが良かったのにサインボールも色紙も1枚も取れなくて、そこだけが残念ではあったのだが、最後の挨拶の後に残ったサインボール投げ会が始まった。 

ここで最上手に来た清水麻璃亜ちゃんに必死に「まりあちゃん!まりあちゃん!お願い!お願いします!ちょうだい、まりあちゃん」とアピールしたところ、遠投モードじゃなくてそっと放ってくれたのだ。 
だがここで前のサイリウムおっさんがそのボールに手を出してきやがった。 
……。 
おい、と。 
初老感があるのにサイリウムを振っている時点でこいつのヲタ戦力はよめるわけで、そんなやつにこの俺様の、半年かけて築いた信頼関係()にさらに両親にまで気に入られた私に対して清水麻璃亜ちゃんが実質手渡ししてくれようとしたボールに対して、もうこの時点で所有権は私に移譲していたであろうサインボールにサイリウムおっさんが手を伸ばしてきやがった。 
不幸中の幸いでそのボールは弾かれメンバーのもとに戻った。 
そこでもう一度「まりあちゃん」と言ったらまたそっと私に向かって放ってくれようとしたが、そこでもまだこのサイリウムおっさんが手をのばそうとしていたので、さすがに体を前に入れて本当に手渡し寸前のところまで手を伸ばして受け取った。 

日本人とは空気を詠む生き物なのではないのか?目の前のメンバーが誰に向かってボールを投げるのかもわからんのか? 
てめぇが清水麻璃亜大好きマンだとしたらちょっと分からなくもないが、だとしたら問題なのは、てめえもう眼中から弾かれてるんだから終わってるだろと。 
何もボール争奪戦でひどい奪われ方しても文句はないが、メガネしてないから壊される心配もないし文句はないが、あれにはさすがに腹が立った。 
ヲタ現場は平等じゃねーんだと、おめーみたいなサイリウムを振る人間が来る前から沖縄行って群馬も行って佐賀行って。その投資に対しての手渡しなのも分からんのか! 

こんなに怒り狂うのにはわけがある 

石川の時に和歌山県山本瑠香ちゃんにサイン色紙をほぼ手渡ししてもらったのだが、その時の前にいたおっさんは明らかにおれに投げたのを察して手を出さないでいてくれた。 
当たり前だ。なぜなら俺に投げているのだから。それ以上の理由はない。

遠くにいる特定のヲタに向かって投げたものが手前や奥のヲタに取られるのはしかたないし、そもそも難しいし、メンバーもそのヲタもわかってるだろう、確実にその人の手に落ちるかはわからないが投げてみるというギャンブルのようなものなことは。

しかし下手投げのふわっとした放りかたはもう特定のヲタに向かって投げているんだからそいつ以外は手を出すなと。

サインボールはうまくキャッチするものでもあるが、このようにメンバーに声をかけられる範囲までくれば「哀願」という技が使えることを立証した。 

チーム8ホールコンは今後、空気をよむことを徹底させていかねば。 
手渡しものに手を出そうとする奴らをどう捻り潰すか、私の中の課題が生まれた。 

でも最後の清水麻璃亜ちゃんには救われた。握手行っておいて良かった。 

そんなこんなで結局1部2部ともに本当に楽しかった。 

お見送り待ちしていたら、とあるママに俺のサインを求められた。ステッカーの裏にサイン書いた。 

お見送りではやはりみんなにnynyされまくる。つむつむちゃんと清水麻璃亜ちゃんにはお礼を言った。 
楽しかった。 

帰りはみんなで駅まで歩いて、電車内で酒飲みながら帰宅。 
神田駅手前でサインボールを車内にぶちまけてしまった時の、乗客の白い目のなか拾う作業のみが本当に辛かった。 
辛かったのは車内サインボール拾いとホールのロビーに飾られていた税金について書かれた習字くらいだ。 


そんなチーム8山梨のレポ。

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