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いきなりでも大丈夫!仏事に関して地域によって違いはある?

準備して対応する事がなかなか難しい仏事関連のこと。前もって少し知識を入れておくと、いざとなった時にスムーズに対応することができます。

今回は仏事関連の地域の違いによって少しご説明します。

のし紙・掛け紙の違い

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東北から関東、九州にかけて、仏式では広く黒白の水引が使われます。
一方で西日本方面から北陸・東北の一部では、黄白の水引が多く使われます。
また、仏事では掛け紙の表書きの上に「志」と書くことで、この品物は仏事・弔事の品となります。
「志」としての用途は広く、七七日忌のお返し、法事でのお持たせ、初盆でのお返しなど、広く使われております。
西日本のほうでは七七日忌明けのお返しの際、掛け紙の表書きの上を「満中陰志」、京都や一部地域では「忌明返し」とします。

ご法要、ご法事でのお持たせなどは、関東では「志」、関西では「粗供養」として、掛け紙を用意します。
神式・天理教式では、「偲草」が多く使われます。キリスト教式では、「偲草」「昇天記念」(カトリック)、「召天記念」(プロテスタント)などが使われます。
最近、無宗教式も増えてきております。掛け紙は、お送り先様がわかりやすいようにと、表書きは「志」とすることが多いでしょう。

香典返しについて

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(北海道地方)
ほとんどの地域が即返しで500円~1,000円程度のお品物を会葬礼状に添えてお渡しします。
近年は、忌明けに高額の香典をお持ちいただいた方に香典返しをすることも増えてきています。

(東北地方)
即返しで、1,000円~3,000円程度のお品物をお渡しして忌明けに高額の香典の方に香典返しをすることが多く見られます。

(関東地方)
2,000円~5,000円程度で、即返しが多いです。
高額の香典をお持ちいただいた方に、忌明けに香典返しをすることが多いです。

(北陸地方)
2,000円~3,000円程度で、即返しが多いです。
高額の香典をお持ちいただいた方に、忌明けに香典返しをすることが多いです。

(東海・甲信越地方)
即返しが多いです。

(近畿地方)
当日には、粗供養(会葬礼品)として500円~1,000円程度のお品物をお渡しして、忌明けに半返し程度のお品物を送るのが、一般的です。
ただし近年は、香典辞退という現象も起きています。

(中国・四国・九州・沖縄地方)
忌明け返しが、一般的です。

地域によって細かな違いがあることに驚きですね。地域に合わせた対応が出来るように頭の片隅に覚えておいていただけると嬉しいです!


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