赤ちゃん(人間)は人生を決めて生まれてくるのか?《読むスピ系解毒剤》

「赤ちゃんはお母さんを選ぶか」「胎内記憶・前世の記憶・人生の青写真(ブループリント)などはあるのか」ということについて、ある程度こんな感じでは?ということを書きます。

対象
・不妊/流産について、お前の心がけのせいだとか赤ちゃんに好かれてないとかクソなことを言われて傷ついたことがある人(で、いまいちスピリチュアルな事を全否定できないが故に自責の念に駆られている人)
・親がクソな家庭に生まれたがそれは赤ちゃんの時に選んだからだ我慢しろとか言われてハァ?となったことがある人(〃/親に対する怒りをどこにぶつけていいんだ…と悩んでいる人)
・そもそもこういう話をどう捉えていいか分からない人

注意
私は問題となっている事象がおそらく「ある」という体で話を進めます。「捉え方」「扱い方」を間違えているから、「毒」になっているんだろう、ということです。

前提として、私はこの情報を歪んだ形で撒いている奴・その被害者については詳しく知りません。流れてくる情報の表層だけです。ただ、深く知らなくてもトラブルを起こしそうなネタであることは明らかなので。

ここまで分かりやすく間違っている情報について、カジュアルに傷つけられる人が増えるのは好ましくありません。嘘だ!と割り切れるならいいですが、少しでも「傷つく」というのは、傷つけられる本人にも薄ら「そうなんじゃないか」と捉える意識があるからこそ起きることなので。

以下、解毒剤というか…多少は精神の落ち込みを緩和する材料になるのでは?と期待して、個人的に「こうなんじゃないか」と思っていること・捉え方を書いておきます。

私はこれで納得してるんですが。劇薬の可能性もあります。
基本的には全て確証のない「妄想」です。だから、「今はこの考え方を受け入れられる時期ではない」とか「そんな風に考えたくない」と思うのであれば、そうしてください。
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前置き終わり。 ごちゃつきそうなので箇条書きにします。

・人生の青写真はあるか
→ 計画はあるが、100%決まっているわけではなく、
 多少の自由・変更はあると思われる。
 ある人間に生まれた時点で人生の成り行きが限定されるのは当然だが、
 生き方によって途中から全く違う物語になる可能性もある。

・前世はあるか
→ ある、とも、ない、とも言える。基本的に記憶が消えてリスタートの時点で、別人だ、と捉えるのなら前世はない。すべてをひとつの魂として捉えるのなら、あらゆる人が同一人物であり、互いに前世・未来世の関係性になる。多少分化したところを別個の魂とするのであれば、それぞれ違った前世を持つ別の魂が複数あることになる。
 また、人の考える時系列通りに生まれているわけではなく、魂の区分も人間の思っている以上に曖昧・くっついたり離れたり、だと思われるので、あまり「誰が誰の前世」とか「誰は誰の生まれ変わり」とか限定するのは、意味がない。ただ、誰か・何かの影響を受けたからこそ、それに連なる存在が生じている。また、他者の前世の「負債」のうち、似たような問題をまとめて引き受けて生まれる存在もいるらしいので、「あなたが前世で~したから今~されている」という指摘は必ずしも適切ではない
 誰も確かなことは言えない。ので、カルマがどうこう言って相手をこき下ろす奴は●んでどうぞ。
(私は、ある人に
「自身のカルマ・前世のカルマからくる未消化の感情の下に、…から来た同胞~~万人分の…時代の移住・戦争の未消化の感情があります。それも解消すべく引き受けて生まれてきたようです」…と言われたことがあります。なので、直接自分が「しでかした」分でなくとも、因果?負債?を背負って生まれることはあり得るようです。……私の場合は、力及ばず自力では解消できずに盛大にネガティブに傾いてしまい、ヒーリングしてもらいましたが)


いつ赤ちゃんの魂が母胎に宿るのか
→ 肉体ができた時点では空席で数ヶ月目に宿る場合もあれば、待ちきれず親が…しているのを見守り、できる限り早期から腹の中にダイブしている場合もあると思われる。正直わからない。全てにおいてケースバイケースだと思う……が、何にせよ、許可があってからだろうと思われる。それを私は「神」の許可とは言わない。生まれる存在と、受け入れる側の意識との合意、という意味。
 無論生きている人間サイドは普通、自分がOKを出しているかいないか、どんな話し合いをしたか・しているかについては記憶がないか、自覚できない。が、たまに夢という形で見て分かる人がいる(何かがお腹に突っ込んできた夢を見て、その後実際に妊娠を知るとか。まぁこれは身体面の変化を無意識的に感じ取って夢として見た、とも解釈できますが)。

胎内記憶について
→肉体・魂どちらをメインに使っての記憶か不明だが、ふつうに感覚を覚えていることはあり得ると考える。ただし、親を喜ばせるため・あるいは遊びで創作している場合もあると思う(生まれる前・「雲の上」にいた頃…の話も同じく)。

生まれる前に親を好みで選んでいるのか
→必要に応じて選んではいると思うが、人間的な目線での「好き・嫌い」、「愛している・愛していない」という尺度(だけ)では選んでいない(そのような見方をするわけがない)し、(そのような見方では)選ばせてもらえない、と考える。
 お空から見て、あのお母さんに決ーめた!と思って選んで生まれてきた…というのは、決めたのは事実だろうし、対象に愛情がないわけではないと思うが、基本、親になった人間を喜ばせるためのリップサービスだろう。
 大体、そういう生まれ変わりのシステムがあると信じるのであれば、「赤ちゃん」になる直前の存在は、まったくの赤ちゃんではない。むしろ大人か老人・成熟した存在としてイメージされるべきだろう。前世でやり残したことや、悔いを持って次の人生に挑もうとしていたり、子孫のことが気になっていたり、あるいは今度はこういうことがしたい、と意気込んでいたり…。
 とりあえずお空の雲の上で赤ん坊の姿・赤ん坊レベルの思考しかできない生まれたての魂が、老人の神様?と話し合いをし、若い男女の映像を見比べつつ「このひとたちが優しそうでいいでちゅ」とか「地球はどんなところかなぁ。わくわくするなぁ」などと言っているわけはない。絶対にそれっぽいシチュエーションがあり得ないとは言わないが、激レアケースだろう。

・毒親の元に生まれる理由/虐待されたくて生まれてきたのか
クソ親になる素養のある人間のもとに生まれる時点で、子ども自身「覚悟はしている」と思う。しかしそれを「虐待されたくて生まれた」とか「叩かれたかった」などと表現するのは悪意があるし、「虐待されるべくして虐待された」「叩かれなければならなかった」「全ては学びなのだから、虐待されたことに感謝しなければならない」などと言うのも、たとえその体験がのちに当人の役に立ったり、必要だったと本人が感じるようになるとしても、そのような状態に至る前に、第三者があれこれ言うべきではない。
 また、どの家庭・どの親のもとになぜ生まれるのかという理由は、千差万別で、絶対の法則はない。前世で徳を積んだから金持ちに生まれるとか、悪いことをしたからクズ家庭に生まれるとか、そういう単純なモノではない(と思う)。「前世で毒親だったから、今度は毒親の子に生まれた」という分かりやすい場合もあれば、全く違う場合もありうる。罰のような形で酷い人生を送り続けることになっている人もいれば、前世が幸せすぎたから今度は不幸満載がいいと酔狂な望みを抱いて生まれた人もいる…かもしれない。このシステム下で記憶ゼロから生きている当人には知りようが無いし、十把一絡げにしてもまったく意味が無い。つーかそんなこと出来ない。
 ただ言えるのは、虐待を肯定するのは間違っている、ということ。虐待してしまう人・毒親本人と、その子どもたちそれぞれが、適切なケアを受けて立ち直らなければならない。

親は子どもを虐待していいのか
いいわけないが、してしまったのであれば取り消せないので、何らかの形で償うべきだし、そういうことになるだろう。

虐待してしまった子どもは、前世で自分を酷い目に遭わせた相手なのか
前世で虐待をした酷い奴だから虐待親の元に生まれてくるのか
→そういう場合も無いとは言えないが、その可能性があること=相手を虐めていい理由、にはならない

・不妊は赤ちゃんに好かれない/お母さんとして不適だからか
・流産は赤ちゃんに嫌われた/お母さんとして失格だからか
→赤ちゃんに好かれない、とか愛されてないとかいうアホすぎるメルヘン思考を捨てるべき。どんな状況下でも誰かは何かから愛されているし誰かは何かを愛している。そもそも、お空で可愛い赤ちゃん候補たちがキャッキャフワフワ浮きながら好きな母体や行きたいおうちを指さして選んでいるわけではない、はず。
 不妊・流産は母親として不適云々というより、その人や夫婦が人生において子どもを産むことが必要か必要でないか、が重要であり、また、子どもをなかなか授からないことで何かを考える・見直す・別の方法を探す機会にしたいとか、人それぞれ違う理由でそうなっていると思われる。子どもを授からない=神の懲罰・親失格と決めつけるのは的外れというか、それなら虐待親の元に生まれる子どもがいるのは何なんだという話になる。
 また、流産は「ショートステイ」のようなもの、と言う人がおり、私もその考え方がしっくりきているので採用している。一瞬だけ肉体に入ってみたい魂が胎児に宿ってみて、体験して即帰る、というもので、なんにせよ、親が嫌いになったから途中で止めて引き返した、親のせいで死んだ、とかそういうわけではないという。また、どのタイミングで宿るのかと言う話も(魂があると考える人にしか適用されないが)、バラバラなので、ある程度胎児っぽい形になっていても、誰も入らないうちに停止した場合もあると思う。今後絶対に中絶するような望まない妊娠の場合などは、わざわざ誰も入らずカラのままか、もしくはショートステイ希望組と繋がるのだろうと私は考えている。母親にならなかった人に不必要な罪悪感を与えて、水子の霊の供養がどうとかとか、先祖を大事にしないからどうとか言って脅すのは………。まぁ水子の霊の考え方は女性のやりきれない気持ちをぶつける先としてあってもいいかもしれませんが……。霊的なものを信じるのであればなおさら、「生まれたかったのに生まれられなかった」という計画倒れの存在はおらず、誰もが「生まれられないことを承知でいた」はずで、子どもが母親を恨む、と言うことはあり得ないと考えます。

(・障害のある子を産んだ親は選ばれし人間なのか
・障害のある人間は霊性が高くて特別なのか、それとも罰を受けているのか
→これは余計かも知れませんが入れておきます。これも虐待のネタと被るので。ある人は、障害者になりたくてなったのか、という話で言えば……なることを選んでそうなった、と言えるのでしょうが、他人がそれについてあれこれ言うことはあまり勧められたものではありません。
 「障害が重いほど霊性が高い」とか、そういう話もありますが、人それぞれでしょう。ただ、手がかかる子どもとなったり、それを引き受けるのですから、親も子も、覚悟が必要な特殊ルートなのは見れば分かります。障害を持って生まれる・または生後にそうなるということは、ハードモードに挑むチャレンジャーには違いないので、そういう意味では一目置くべき存在と言えるかもしれません。ただ、あまり「普通と違う」と思いすぎないほうがいいでしょう。「普通」こそ幻想ですし、誰もがそれぞれ特別なので。)

とりあえず以上です。

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