読むスピ系解毒剤 目次

 人は生きている以上、予測不能でわけの分からない現実と付き合う必要があります。なぜ生まれたのかも分からないのに、出口である死は恐怖や苦痛と結びつけられており、ひたすら逃げることの許されない世界で、あがき、食べて、寝て、生存しようと立ち回らなければなりません。 
 そのため、自身の生い立ちや現状に対する説明を得て納得せんと、何らかの思考の柱・信じる対象、とりあえずの答えを、宗教や見えない世界に求めがちです。それ自体は、ごく自然なことだと思います。わからないことを知ろうとすること、追い求めること、考えること、想像することは、人が人であるために必要なことでしょう。
 とはいえ、現在世にある宗教・スピリチュアルは、ことごとくクソだと言わざるをえません。この業界は、ほとんどの人間が「わからない」ことを扱うので、ただ声の大きい人間、見た目が派手だったり特徴的だったり、営業あるいは恐喝トークが上手で「なんか凄そう」な存在が支持されがちです。そして無責任に勝手なことを言いたい放題、やりたい放題やって、人の心を弄んでいるのです。
 この界隈は、馬鹿騒ぎや厳かな儀式をする詐欺師が崇め奉られ、その師弟や信者たちによる毒たっぷりの情報(最初は美味)が配られている地雷原のような場所です。信じた人の精神を縛り、支配し操るため、甘いことを言って毒を流し込み、酔わせ、色々と搾り取ろうとする、導師・聖者ヅラした輩がうようよしています(人間、人外問わず)。
 まぁそういう場所だと思って、物の怪と遊びたいと思ってやって来るのであれば問題ありませんし、たまにはゲテモノを喰らい、変なものに当たって腹を下すのも一興です。しかしながら、そんなものを求めていない、まともに探求したい人にとって、9割がハズレクジなのは酷すぎです。
 私は、人が見えない世界について探求することは否定しません。むしろ、何かが「ある」ことは確実だと感じているので、もっとしっかり、多くの人が向き合わなければならないと思っています。 
 ただし無法地帯なので、本当にオススメしづらい。精神世界に興味を持った人が詐欺師に騙されたり、途中までいい感じだった人が、何かと関わったせいで目に見えてオカシクなっていったりすると、またかよ…となります。
 初期段階でまともな師や思考の軸を得た人のうち、更に内省・自己チェックを怠らない人か、メンタルが鋼のような人しか、長い目で見ると生き残っていません。危ない存在と遭遇した時、早めに撤退した人は立ち直りやすいですが、無理に関わると否応なしに引きずられますし、傷も深くなります。
 多くの人が、緩やかに壊れたり、詐欺師に転向してしまい、そののち使い潰されて終わっています。規格外に強力(凶悪)な存在が憑いているために元気で生きている存在もいますが、中身はもう人…ではないでしょう。利用価値(集金能力)のある仲間同士でカモを回してビジネスをする詐欺師達は、既に「堕ちている」ので、もう人ではなく人外としてカウントされるべきだと思います。これは、相手に失礼な扱いをしてよいと言う意味ではありません。人としての反応、話が通じることを期待せずに接した方がいい、と言う意味です。
 (私は、一度「死んだ」「堕ちた」奴はその後もずーっと未来永劫ダメ、とは言いません。本人に戻る意志があればいつでも戻れます。私はメンタルが何度か潰れかけていますが、その度に引き戻されています。完全に見放された存在なら、ここに居ないでしょう。居るってことはそれだけで、戻る可能性がゼロではないのです。でもまぁ何かやらかした存在は許される前に一度ぶん殴られて然るべきだと思いますが。)
 こちらに来て「まとも」でいる・居続ける、のは、非常に難易度が高い。そもそも現実に疑問を持ち、精神世界に惹かれる人たちは、その時点で何らかの事情(心の闇や、普通と違う体質)を抱えていることが多いので、のほほんと生きられる人よりずっと繊細というか脆く、堕ちやすく、チョロいのです。好奇心のままに美味しい毒を喰らい続けるうち、排他的な選民思想、特別意識、謎の使命感や、陰謀への恐怖をインストールされ、素敵なお人形さんになりました!というのが多くて反吐が出ます。
 なので、こっちにおいで、こっちの世界をご覧、とは気軽に言えません。むしろ来んな。危ないから。ロクな奴がいない。現実だけ見てオカルト小馬鹿にしてる方がまだマシだから!……と言いたい。でも、必要な人は必要な時に勝手にこちらへ来ます。そして少しずつ毒入りの水を飲むことになり、耐えられなければ脱落するのです。
 ここに「真水」はありません。だから、毒の薄い、真水に近い水を選んで飲み、解毒/解呪もし続けなければならないことを、覚えておいて下さい。
 で。影響を消すことは不可能なので、「解毒剤」となりうる何かを書き始めました(あるいは「予防接種」「攻略本」「基本装備一式」のような)。少し前は「とにかく宗教を壊したい」と思っていましたが、今は、壊すというより、(私自身が毒を喰らい経験する中で得てきた)新しい見方を提供することで、古い教えによる毒を弱めたいと考えています。そして気が向いた人には、その力を利用して好きに生きて欲しいと思っています。 

 まだ暫定ですが、以下のようなことに関して書いていく予定です。全体を一言で言うと「ヒトよ、神を殺し、カミに生きよ」という内容になります。興味がある方はどうぞ。(かなり長文になる予定ですが、ここまでの前置きをサクッと読破された方なら、まぁ大丈夫でしょう)
 ではお品書きをば。

≪目次≫(暫定)
.ここは分岐点
.どんな人も本当のことを知っている?
.世界は嘘でできている
.根本的に狂っているこの世の仕組みと社会通念
.腐った支配層、汚水で飼われる被支配層
.「金」と「宗教」ーー三大欲求の他に人間の命を縛る人造の鎖
.この世の宗教・スピリチュアルは人間の精神的成熟を妨害する
.はい、か、いいえ、以外の答えはないのか?
.壊したいもの、残したいもの
.終わら(せてもらえ)ない争い
.神など居ない
.人間の善性という命綱
.人間の弱点と克服法(探し中←)
.人間の可能性
.「神」に近い存在はいる?
.「神」は居ても、神ではない
.神は居ても、どこにも居ない
.人の作り上げた神、人に祀らせた神
.「宗教」が作られた理由と維持される理由
.最初は良かったの「かも」しれない
.時代ごとに都合良く変わる教義・解釈・信仰
.カルマの法則(嘘)に変わる考え方
.あの世もこの世も戦場?
.人間はほぼ丸腰の餌
.人間の武器 「人間であること」
.金の亡者のキラキラに騙されるな・旗持ちの宿命
.感情エネルギーの亡者からの脅し、悪あがきに屈するな
.暴走して完全否定や虚無の境地に陥るな
.記憶や能力の有無ではなく、内容を見る
.キレイゴトは誰でも言えるという話(世の政治家の如く)
.赤ちゃん(人間)は人生を決めて生まれてくるという話(の捉え方)
.伝言ゲームの結末=現在の混乱
.それでも「宗教」は必要か?
.何でも信じれば「宗教」
.過渡期に残しておくべき考え方(やさしい人向け)
.引導を渡す(腐れ縁を切る)
.縁を切ったら自分が「弱くなる」?
.考えるな感じるんだ、というアレ
.世界の大まかな構造
.ここは辺境の地か?牢獄か?博物館か?
.地球の成り立ち(の妄想)
.何度も滅んでいる可能性
.教えられたことや常識を常に疑う必要性
.誰が何のために教え、真実としているのか?
.険悪に見えて裏で仲良くしている存在
.誰が何のために教え、真実としているのか?
.ルールを決めた存在
.王様や金持ちは偉いのか
.親だから、目上だから従う?
.見た目に騙されるな
.慈善団体の黒い噂 / 「善の団体」が汚染されている現状
.「慈善団体(そんなもの)」がある世界とは
.人々を救いたいという思いが救われない人々を生む?
.「宗教じゃない」宗教 /「カリスマ風味」の人がいちばん危ない
.いつでも捨てられる心構えだけは持っておく
.いつでも変われることを覚えておく
.涙を流せるのなら、やり直せる
. より出でて に戻る
.意識は物質の一種?
.感情はエネルギー?
.自我という幻想
.「存在したい」
.ただ「在るだけ」の可能性
.ひとりにひとつの世界がある可能性
.境界線などない
.よく言われる教義の本当のところ
.何のために生きる?
.目指すべき在り方?
.善と悪なんてあるのか?
.幸運と不運? /.プラスとマイナス?
.振り子の理論とコインの裏表
.意識の扱い方(思考は現実化するとかなんとか)
.人間の側から働きかけ、変えてゆける可能性
.絶望の裏には期待がある
.大切なこと /.自分にだけは嘘をつかない
.自分にだけは責任を持つことーー他人の人生に責任はない
.無理はしない
.逃げていい(離れることで、影響を受けないようにする)
.反撃していい
.あらゆる存在は「善人」かつ「悪人」
.「他人」は変えられないが「自分」は変わる
.幸せである・幸せでない、という考え方の罠
.何が楽しいか
.命のふるえる瞬間
.始まりがあれば必ず終わる
.現在、取り組むべき問題
.まだ、滅び方を選べる
.「世界平和」?
.調和のとれた世界とは?
.生きるとは?
.すべては終わるまで未熟
.どうせなら進化したい、と私は思う
.戻る重要性


注)消化しきれていないものや、軸からズレたまま書いてしまったものなどは、あとで引っ込めたり書き直す可能性があります。元より妄想・主観全開で在り方も十人十色の世界において、「正しい答え」などありませんので。そこら辺は御容赦下さい。それから、今後口調が変わる可能性があります(ですます調しんどい)

私は常に「よりよい」方向に進みたい。そのための方法を模索し続けるのが趣味です。

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