誹謗中傷に関して

いつも応援してくださる皆さんへ、私に関して知って頂きたいことがあります。

現在ネットで書かれている私の情報には、多くの虚偽が含まれています。

その主たる部分は、みなさんが思っているような「裕福で」「スタンフォードにコネがある」ような環境では全くないということです。

私の家庭環境について

確かに私の父は東大出身の医者です。

しかし、父は、一人娘である私の名前を間違えていたほど、父との関係は決して良好ではありませんでした。

高校3年生の時に、警察の指示で家から出て、親権を父に移し、そこから受験が終わる1年間の間、父と暮らしました。それまで疎遠だったことから、当初父は私の名前すら間違えることもありました。

当初、あくまでも父は身元引受人として18歳までの間保護するだけの約束だったため、大学出願の話やスタンフォード入学への意思決定に関しての相談をしたことはありませんでした。しかし、受験や奨学金応募に際して必要な書類準備等は、サインを書くなどの協力をしてもらいました。

そのため、出願校に関して一切相談しておらず、父は、私がスタンフォードに出願していたことすら、合格するまで知りませんでした。

なお、父とスタンフォードとの関係に関して憶測が回っていますが、そもそもレガシー枠は卒業生にのみ適用されるため、推薦入学ができる程の強い関係性は存在しません。

(今では親子関係を修復できつつあり、今回のこの文章も事前に父に相談し、作成しています。)

ですから、皆さんが考えているようなコネクションは、全くありません。後日スタンフォードに残されている合格理由を公開する予定ですが、そちらを見て頂ければ明白です。

その他にも、高校の海外語学研修に行ったとか、レガシー枠を使った入学だとか、受験に際して有料塾やコンサルを多数使った、推薦状は20通準備してもらったなど、そのような事実は一切ありません。(推薦状は同じものを同じポータルから全ての大学へ一括出願するシステムですので、出願校数と枚数は一切関係ありません。)

なお、海外大学受験に際し、地理的・経済的困難を抱える海外大学受験生へ無料サポートを提供しているNPO法人に主にお世話になりました。また、課外活動等の活動に関しては、国やその他の機関からの補助、色々な人からの支えにより、幸運にも様々な機会に恵まれました。改めて御礼申し上げます。

お金に関して

父と母は、私が高校1年の時に離婚が成立しました。

父から私の養育費が支払われていたようですが、学費補助で学校に通っていた時期や、父に親権が移った直後は高校の学費を滞納し、危うく退学させられそうになったこともあるほど、裕福な生活は送っていませんでした。

お金持ちだと誤解されるのが嫌で、過去にTwitterで家庭環境についても公開したことがありましたが、身の危険が生じたため、今も深く説明することができません。(現在弁護士に相談し、その人から身を守る手続きを行っています)

海外の大学進学を考えたのはこういった環境から逃れたいという思いからもあります。

しかし大きな壁がありました。それは、入学するためのお金でした。

一般的なアメリカ留学ビザ申請に必要な条件の一つに高額な学費を払える残高証明等が必要です(大体500万円〜1000万円と言われています)。私には、こんなお金を用意できるはずもなく、家族にも頼れず、調べて辿り着いたのが以下の情報でした。

①アメリカの大学は実はお金持ちも貧乏人もバックグラウンドチェックなく変わらない条件で出願ができる。
②学費しかカバーされない大学の奨学金ではなく、生活費までもが出る日本国内の民間の奨学金などで学費全額を準備し、その証明証を元にしてビザ申請をすることができる。

私は万が一民間の奨学金が取れなかった場合に備え、クラウドファンディングをする準備もしていました。

なので、500〜1000万円以上家族から出してもらったことはありませんし、奨学金を受け取らずに自費で入学した、という情報も誤りです。そもそも、残高証明なくとも受験が可能です。皆さんが考えているようなお金持ちの状態ではありません。

「味方なし」について

本にも記載しましたが、最初は、大人なんて誰も味方になってくれないと、自暴自棄になって諦めていました。

しかし、信念を貫いたら私の志を理解し支えてくれる大人が少しずつ増えていき、こうして一人一人味方になってくださいました。最初は出願すら反対されていたはずの海外大学受験で、最終的には推薦状を書いてくださる先生が3人も名乗り出てくださり、校外でもサポートしてくださる方も、どんどん増えていきました。私を支えてくださった一人一人のおかげで、今の私があります。

本には、「味方なし」という題名で記載されていますが、こちらは最初から最後まで味方がいなかったという意味ではありません。本を読んでいただければわかるはずです。

「味方がいないところから沢山の人に味方についてもらった結果、ここにいる」という話を通して、いかに周囲の人と関わり合うべきか、これまで助けてくださった方々への感謝の気持ちを表した章でした。

しかし、このようにしてキャッチコピーだけが独り歩きし、私の意図が伝わらなかったことが、本当に残念です。

....


これが真実です。


本当は、ここまでの内容は書きたくありませんでした。

しかし、私が何も言わない限りはこのまま嘘が広がり続けてしまい、まるで私の人生が全く違う物のように扱われることが本当に苦痛だったため、公開に踏み切りました。

特に、本を読んでいれば確実に事実でない事が分かるレベルの内容も散見されました。中身が読まれなかったのが、悔しいです。

今も、こうやって告発することで、また身の危険があるのではないかと、正直とても怖いです。 

私は、「今までの固定化された前例や傾向を、その過去を私たちで変えにいこう」と言う声を届けたいという気持ちから、責任を持って本名と顔を出し、Twitterを始め、本も書きました。

しかし、虚偽の情報が拡散され、私の思いが歪められたり、かき消されたりしてしまう状況には、耐えられません。

「お金持ち」しか、「コネクションがある人」しかスタンフォードに行けないと、後輩たちに思わせたくないと思い、ボランティアで相談に乗ってくださっている弁護士からの助けも頂き、この文章を書く決心をしました。


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あまりのストレスでこの1ヶ月3回も緊急搬送されましたし、あまり話したくなかった家庭環境を公開しないと収束がつかない状況や、自分のプライバシーってなんだろうかと考えると、悲しいです。

ただ、私は、スタンフォードの同級生約2000人中、片手で数える程しかいない、帰国子女でもインターナショナルスクール出身でもなく、英語バックグラウンドも全くない留学生です。日本の後輩たちに、こんな私でも、スタンフォードに受かるのだと分かってもらいたいです。

そして、私は現在お世話になっている、この分野で世界の最前線を走る長年憧れだったラボでアクセシビリティ分野での研究に引き続き従事し、その背中で日本の幅広く明るい未来を描けることを信じて、これからも前を向いて進んでいきたいと思っています。

これからも応援よろしくお願いします。

松本杏奈

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現在、弁護士(戸木亮輔、第一東京弁護士会所属)に依頼し、誹謗中傷目的で事実ではない情報を発信ないし拡散されている方に関し、順次、Twitter及びAmazon Japanに対する開示請求及び損害賠償請求を進めております。

なお、書籍に対して投稿された複数Amazonレビューが削除された件は、Amazon側に働きかける前にすでに一部削除されていました。そのため、レビュー削除に関して圧をかけた等の情報は、事実ではありません。


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