1話【住所のわからない女】【春子編】

春子は家を出て民泊のホテルなど1人で


その日暮らしを送っていた


そんな生活でも意外と生活出来るものだと思っていたし

でも


こんな生活がいつまで続くのか

予想もしてなかった


生活の為の仕事の量には

春子は、体力には自信があるから

身体を使うのは秘訣がある


まぁ大変だけど毎日違う場所での仕事だった

そう言う生活での心配は色々あるが


その中の1つが洗濯である着ている物を洗う下着などが結構というか

とても大変な事に気が付いた


量で言うと下着を10着ほど合わせて買った

洗濯は乾かさないといけないので


1日から2日宿泊しなくてはいけなかったホテルや民泊のアパートに。


この仕事のその筋の先輩に

みや子

と言う名前を使っている人がいる


その人のアドバイスは

「上下の下着は違いがあってもいてもいいのよ」

と言われて

ホッとした事がある。

仕事の内容は基本

雑学 雑談 雑務 と面接が終わって

言われたそして手帳を渡された担当から

面接の内容は至って簡単だった春子にとっては

履歴書は要らなかった

書類に

国籍 本籍地 生年月日

本名名前を書き

あとは

身分証明書いるものらしき物は、

春子は実家からでてきたばかりで

住所が無かったのでその事を話すと面接官の方が

「家出ですか」

「いいえ違います」

春子にここに来る前の最後の住所登録をしていたところの住所を書いて下さいと言われ

春子は

「本籍地と一緒です」

面接官の担当は

「その住所が家を出た時の住所と最後の住所になります」

住所欄にも書いて下さいと言われ

そして基本はなんで仕方っけと聞かれ春子は

「雑学雑談雑務」と答えた

それから面接官は今現在住んでいる所からここに来たのは

何処ですかと聞かれ

民泊のアパートです」と言って民泊やホテルを転々として今居ることを話した

旅行者じゃありませんと伝え

メモを取っていた担当が

「それから」と言われ

春子は「えっ」と言って

担当は

連絡手段はどうしたらいいですかと春子に聞いている担当は書類の裏面を見て下さいと春子に伝えた

書類の裏面にはまだ記入欄があった

春子は「すいません」

担当はゆっくりでいいので私の事は気にしなくていいから書いて下さいと言って春子は

落ち着いた

面接官と担当と春子の3人の事務所の中で行われた

面接はそのようなものだった

春子は

雑学

雑談

雑務

と知った事でもあった

朝起きると頭が覚める感覚がない

話す人がいなく窓からの風景を見る

1人で生活する初めはそんなものかと

でも

仕事と云う今のところ生きがいになっていた春子だった