VCT Pacific DRXvsZETA 考察
どうも、Answerです
ついにVCT Pacificが開幕しましたね
Masters TOKYOの3枠を巡って10チームが争う熾烈な争いですが
どのチームが勝ち上がるのか、今から楽しみですね!!
さて、今回は初戦 DRXとZETAの試合を考察しました
第1MAP アセント
スタッツで気になって来るのがFBの数が両チーム同数の「9」
なんとこれだけ差がついているのにも関わらず、同数なのです・・・
特に前半の第9ラウンドから第12ラウンドまでのFBは全てZETAなのですが
ラウンドはDRXが取得しています
DRXが人数不利状況からの勝率が高いことは非常に有名ですが
この人数不利状況でのラウンド取得で個人的に一番印象に残った
第10ラウンドについて考察します。
第10ラウンド DRX4on5からの動き
DRXは早いBセットの仕掛け、ハンターズフューリーでのエントリーを狙いました
しかし、ZETAもしっかりと対応
Foxy9選手のエントリー仕留め、ヌルコマンドを発動したことにより後続が入れなくなりました
この時のDRXとZETAの情報を整理してみましょう
DRX
・Bサイト内にソーヴァ・キルジョイがいる(確定)
・ヌルコマンド発動からKAY/Oも近い(確定)
・フロム・ザ・シャドウズでオーメンも寄ったかも(恐らく)
ZETA
・リコン・パラノイヤ・ゼロポイントからBメインに3名以上いた(確定)
・マーケットへのアクションは無し(アラームボット)
・ミッド・Aメイン情報無し
ラウンド開始から15秒間での情報である
そしてここから3秒後
DRXはミッドからAショート経由・Aサイトへのシフトを始めています
DRXの動きが素晴らしいのはここから
①stax選手はサイト内確保と設置
②zest選手はガーデン進行・ヘヴン取りでAサイトを挟む動き
③Rb選手はzest選手のカバーに入り、ヘヴンのDep選手を落としたところで
Aショートのエリア確保へ戻る
④Mako選手はAメイン取り
この動きを僅か25秒で完了してしまう
そして設置後の配置
取れているエリアが非常に多いことがお分かりただけるだろう
何よりMako選手の動きに注目したい
一般的ならばAメインからヘヴンへの射線を通したくなる所を
ハイミッドまで下がり、Rb選手のカバーにいつでも入れるような立ち位置にいるのです
ではここからZETAはリテイクする訳ですが、情報を整理してみましょう
・Dep選手がガーデン抜けから倒された事からガーデン・ヘヴンはいるかも?
・ミッド・Aショート・Aサイト内・Aメイン 情報無し
既に絶望的な状況である・・・
まず、ヘヴン・ガーデンのクリアリングを済ませるがAショートはミッドの情報が無くクロスを組まれている可能性が高い為、時間がかかってしまっている
Aショート進行との足並みが揃わずにヘヴン3名での取り返しを行うがサイト内の2名に時間を稼がれた上に、未だ残り2名の位置が完全に把握できていない
最後はAメインのMako選手に倒されてラウンド終了
Rb選手もAショートから解除遅延に向かっていた為
AメインのMako選手が例え倒されていてもDRXのラウンド取得は確実だったでしょう
まとめ
情報取りからのエリアコントロールの仕方によっては人数有利不利は最早無いのと一緒なのです
このラウンドのDRXに関しては情報を取得して5秒以内に行動を起こしている事から
・IGLの判断スピードが異常
・そもそもプランニングされていて、初動でZETAを釣る事が狙いだった
以上が考えられるでしょうか
もしIGLがこの判断を下していたのであれば、本当に凄まじい判断スピードです
ただ、このラウンド開始前はZETAがTOを取っており、ヌルコマンドでのリテイクを狙っていたでしょう
対してDRXは早いBセットでヌルコマンドを吐かせたのではないか
こちらの方が可能性としては高いと思います。
とは言ってもAサイト周辺のエリアコントロールに関しては選手判断だと思うので
DRX 選手個人の判断力も化け物じみてる気はしますが・・・笑
ZETAとしては
Dep選手がAヘヴンにいち早く行ったのは非常に良かったのですが
crow選手がTベースからガーデン抜けを見ているシーン
コミュニケーションエラーなのか分かりませんが
寄りが早かっただけに非常に勿体無いミスとなってしまっています
いかがだったでしょうか?
正直これを作っていながらDRXの戦術や選手の判断能力には恐怖すら覚えました・・・
これがPacific League優勝候補のDRX
いずれにしろ、リーグ戦なので今回の負けを糧に日本のZETAには次の試合から頑張ってもらいたいところですね!
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