会社に刑事さんがやってきた話
今日、会社に私服刑事さんが二人やって来た。
朝、会社に電話が来て後で伺うとの連絡があったので、目的はわかっていたが、刑事ドラマに出てくるハードボイルドな感じ(太陽に吠えろ感)やちょっとくたびれた感じ(コロンボ感)を想像しながらどんな人なのか想像しながら来社を待った。(来社理由は後述)
まずはお茶を飲みながら
「○月○日 ×時頃、どこにいましたか?」
「それを証明できる人はいますか?」
「もしかして私、疑われてるんですか?」
そんな会話を想像しながら待っていると、約束の時間ぴったりに現れた。
まずは警察手帳を見せて
「こういう者です。」
という手筈かなと思っていたが、以外にも名刺を取り出した。
「○○署の××と申します。」
ちょっと拍子抜けして、自分の名刺を出して名刺を交換。
名刺には警察署の名前、所属が書かれており
「おぉ!これが刑事の名刺か。」
といつもと違う名刺に内心ちょっと興奮気味だった。
早速本題に入ろうと話し始めようとする刑事さんに
「まぁ、お茶でも飲んでくださいよ」
と促し、お茶を飲みながらお話をきいた。
訪問の目的
「ここ最近、この近辺のお宅で泥棒に入られる事件が続いておりまして・・・」
ということでうちの会社の入り口に立っている会社看板の鉄柱に監視カメラを設置させて欲しいというお願いの訪問だった。
聞けばここ一ヶ月で十数件の被害があったとのこと。
「これは協力しなければ!」
と思いつつも、それを即決できる立場ではないので
「社長に相談して許可をもらいます。」
と返事をし、取り付けたい場所や電源の取り回しなどを現場で打ち合わせた。
「確認が取れましたら、こちらから刑事さんに連絡しますので。」
「わかりました。それではすみませんが、よろしくお願いします。」
という会話で今回の訪問を終わらせようとしたが・・・
せっかくなので見せてもらおう
「まてよ、この人たち名刺だけで刑事だと言っているけど、ホントに刑事さんなのかな。もしかしてニセ者だったらどうしよう・・・」
そんな思いが頭をよぎる。
「刑事さん、すみません。失礼かもしれないんですけど、念の為手帳を見せてもらえますか・・・」
遠慮がちにお願いすると
「あ、そうですね」
といって、ズボンのポケットから紐で繋がれた警察手帳を広げて見せてくれた。
大きな金色の旭日章がつけられた手帳には刑事さんの写真と名前が。
「これが警察手帳か」
名刺に続き、初めて見る警察手帳にまたちょっと興奮を覚えながら
「確認できました。ありがとうございます。」
とお礼を言って、お別れした。
今日は普段あまりできない体験をしたので note に残してみた。
冒頭の写真は犯人を追い詰めた時のイメージで昨年12月に東尋坊に行った時の写真(; ^ω^)
私の独り言に最後までお付き合いくださったことに感謝します。誰かの役に立つようなことは書けないですが、思いを共有できたのであれば、とても幸せです。