株式会社Ansize

愛知県名古屋市で就労継続支援A型事業所OnenessAを運営している株式会社Ansiz…

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愛知県名古屋市で就労継続支援A型事業所OnenessAを運営している株式会社Ansizeのアカウントです。 事業所の利用者目線での時事問題への見解などを発信してまいります。

最近の記事

人の心へは土足厳禁 ここちいい距離をはかって

なかなか、自分をコントロールするのも難しいですね。私は毎日報酬型の生き方をしています。 何かやらなければいけないことをやり終えたら、食べたいものをひとつ食べる。それだけでも結構気持ちは上がりますし安定します。 人で満たされたいと思う人もいるかもしれませんが、なかなかそれは難しいのです。相手にも「動く心」があるものですから。 今日は作業ができないとこの事業所を休まれる方もいますが、休むことは本意ではありません。できれば出勤して何かできれば…、でも、なかなか心と体が言うこと聞かな

    • 「何でも言って!」は何でも言っていい…わけじゃない。

      優しさには2種類あると、私は思っています。 ひとつは本当に大切な人のことを思ってする優しさ。もうひとつは、自分がまったく興味や気持ちを置いていない人に対して失礼のないようにする優しさ。 後者は、あまりにも残酷な優しさのように思える。「気持ちが入ってないなら優しくするな!」と言う人もいるでしょう。 でも、失礼のないようにする礼節という意味で大切な優しさではないだろうか。失礼のないようにすると思っているから、まず相手を尊重するということは前者の優しさと同じ。 土足で相手に踏み込ま

      • 誰がための、受験?③ ドラマ『スカイキャッスル』第2話を観て

        自分を正当化するために、他人を否定することでなんとか生き延びようとする。それは本当に自分や他人の解決になるのでしょうか? 先々週の金曜日に続いて、今回はそんなことを感じた『スカイキャッスル』の第2話について書かせていただきます。 今回もかなりハードに地位と名誉に振り回される人たちが描かれていました。 私はこちらの事業所でさまざまに表現を模索する利用者さんと交流させていただきながら、あんなこんなを書かせていただいています。 そこには「届ける」という自覚とともに責任も感じています

        • 若さも使いよう 老いも使いよう   ~ようは、気持ちのありかた~

          「本当に誰も傷つけない言葉なんてこの世にあるのだろうか?」 自分から発せられたものに何の問題も持たずにパソコンのキーを叩くのも危険で、書いてはdeleteし、違う表現や文章を模索する。 そういうことをする理由は、読者(読んでくださる人)がいるから。それしかないんです、正直。 題材選びも慎重にならざるを得なく、何かを作る人・何かを生む人特有の目くばせであり、気配りです。 事業所に所属する私たちは何のためらいもなく日々制作しているわけではなく、届ける方の目を意識し、活動しています

        人の心へは土足厳禁 ここちいい距離をはかって

          救う人 救われる人 うちのめされそうなこの世界で

          心療内科や精神科の受診、今は昔ほど抵抗があるものではなくなりました。 それは「誰でもかかりうるもの」だからな気がします。 この事業所では心的障害だけに限らず、さまざまな障害を持ちながらも作ることを続ける人たちが日々さまざまなカタチを残しています。 誰かの何かプラスになれれば…その一心で。この記事を書く私もそうです。 ここにいるみなさん(私も含め)社会に出てから、さまざまなことがあり、悩み苦しみながらも、働く自分の居場所を求めた結果、互いが望み望まれたカタチでここに居ます。

          救う人 救われる人 うちのめされそうなこの世界で

          コトバの体温 ちゃんとありますか?

          わたしたちが日々作業する就労支援事業所では、それぞれがそれぞれの得意なカタチで日々制作を続けています。 三者三様、十人十色。主体性を持って制作に没頭中。 こちらのnoteでは、日々思う・感じることを「コトバ」という武器を借り、私が利用者のみなさんの立場からお伝えできればと掲載を続けています。 では、今回は「コトバ」という武器を借りて「コトバ」について考えてみます。 〇小学生がChatGPTを使って宿題をサクサク提出!…しかし「ちょっぴり後悔」してしまった理由とは 【出典記

          コトバの体温 ちゃんとありますか?

          誰がための、受験?② ドラマ『スカイキャッスル』を観て

          このドラマを拝見してまさに以前執筆した文章のタイトルとして付けた「誰がための、受験?」を強く感じました。 (※この記事には第1話のスジが書かれています。ご了承ください) お受験ドラマといえば… 私はTBSテレビの東芝日曜劇場『Sweet Home』を好きで観ていました。 塾長で玉ねぎヘアの野際陽子さんは受験する親と子に対して厳しさはあったが、その裏側にはしっかりあたたかく支える優しさが存在。 物語に殺伐とした空気もイヤな人も誰一人いない。一生懸命さと滑稽さがあって、最終回

          誰がための、受験?② ドラマ『スカイキャッスル』を観て

          お客様は神様…ではありません

          【中学受験過熱の裏で…】塾講師に向けられる散々なカスハラ 親が怒鳴り込んできて「落ちたから金返せ!」、テキストのコピーを断れば「ケチ」と口コミ (記事:マネーポストWEB) 谷口さんの塾で小学生を教えるベテラン講師・横内さん(仮名、40代女性)が、実際に受けたクレームを振り返る。 「最近も、入塾して3か月ほど経った子の親から、『テストの点が上がっていない』というクレームを受けました。いくら塾とはいえ、授業を聞いているだけで成績は上がりません。宿題や復習をやって身につけるこ

          お客様は神様…ではありません

          いじめられっ子の反乱 あなたが思うほど、弱くない。

          今回の記事は、こちら…。 ◎いじめ受け骨折、学校は「証拠ない」と動かず絶望…「子ども救うには法律」高1で行政書士合格、弁護士目指す 茨城県に住む悉知信(しっち・あきら)さん(S高校2年)は、小学校の頃に骨折させられるほどの壮絶ないじめを受け、中学時代に不登校になった経験から、弁護士を目指す。夢への一歩として、高校1年生の時に合格率10%程度の難関資格である行政書士試験に挑戦し合格。胸に抱くのは「法律でいじめ被害者を救いたい」という思いだ。(文・黒澤真紀) ※この記事は高

          いじめられっ子の反乱 あなたが思うほど、弱くない。

          差し伸べられる手 あなたの孤独に水をくれるのは誰ですか?

          今回取り上げたのは、こんな記事から…。 (※今回もかなりの長文になりましたので、気楽になが~い目でお読みください) ◎動き出した孤独・孤立対策(7月14日 中日新聞社・サンデー版より)記事抜粋  社会とのつながりが薄い人、持つことができない人を社会ぐるみで支援することなどを掲げた「孤独・孤立対策推進法」が今年4月に施行されました。  悩みや不安を抱え込み、頼れる存在もいない人々は今も昔もいますが、個人の問題と考えられていました。  なぜ今、社会の問題としてとらえ、支援の強

          差し伸べられる手 あなたの孤独に水をくれるのは誰ですか?

          誰がための、受験?~教育虐待から考える無抵抗な子どものココロ

          中学受験期に「父から暴力」14%、「母から」13% 教育虐待調査について 【記事】  日本女子大の大学院に通う浅見里咲さん(33)が、同大4年生だった昨年8月、卒業論文の一環で民間リサーチ会社に委託し、インターネット上でアンケートを実施。東京都内に住む18~39歳の男女543人から回答を得た。  このうち、中学受験を経験していた133人に「成績の推移や勉強の取り組みに関連して、暴力を振るわれたことがあるか」を尋ねたところ、13.6%が父親から、12.8%が母親から、暴力を

          誰がための、受験?~教育虐待から考える無抵抗な子どものココロ