ちっちゃい目の小心者

今の本部長中田。
どのような人生を歩んできたのか?
営業部長として、他の部長格がまともな人間がいなかった。
その為最終的に中田が本部長になった。
色黒で、眼鏡をかけその奥にはちっちゃい目がおびえたように
潜んでいる。裏では強かに生きようとビビりながら頑張っている。
58で後ろから見ると河童のように頭のてっぺんが薄い
なで肩で後ろ姿は寂しそうだ。

一度も結婚したが事がなく、独身である。
過去に派遣社員に手を出して、問題になりそうになったら
その相手の女性を切ったらしい。ひどい奴だ。
楽しみは競馬で、自分には運があると部下に自慢する。
20以上も離れた部下に、『俺は定年を迎えたらきっぱり辞める。』
競馬でこんなに儲けるだぞ!とジンマンして携帯に保管している
儲けた数字を見せるらしい。

大して英語が話せるわけではないが、商社マンであったことから、
ある程度は出来るのであろう。まぁ他の部長格の程度があまりにも
低かったからか、彼にはみっともない自信があるみたいだ。
日本語交じりの田舎っぺの英語。
そんな中田は外国人を目の前にして何か通じると、部下に
『こういう時はこういうんだよ!』と自慢する。
表面的に『そうですか~。』と納得したように見せるが
私が知っているように裏では馬鹿にされている。

尊敬されるような人物でないことは恐らく本人も分かっているんだろう。
その為、出来る人間に対する嫉妬感が多い。
自分が出来てない事を認めようとはしない。
周りは失敗している事を知っている。
器でない事を知っている。
下で働く人間たちの方がよっぽど大人である。
上に立たれている事が我々は非常に恥ずかしい。

そんな中田が守る女性がいる。村田である。
ちびで、決してかわいいタイプでないから、恐らく劣等感の塊
周りの目を気にし過ぎているからこそ、文句を言われると噛みつく。
上から目線で話されると怒鳴り散らす。
心の中に溜まっている反発心が憤り感が衝動的に破裂する。
何事もない会話にも拘らず、自分が抑えられず、暴言を吐きだす。

この女は社会人としては精神不安定すぎて、認められない低能な
ある意味病的な人格である。この女村田と中田が出来ているという
噂が4-5年前からある。
周りの人間はそれを知っている。新人である私は周りから聞いたし、
そのような態度というか、脳足りんの中田は表にだしてしまう。
低能な村田は色々なところで仕事が出来ない欠陥がある。
それを指摘しようとすると、中田が出てくる。
中田が解決しようとするのだ。

他の部下が問題があったとしても忙しい業務の中でさほど重要でない
と思われる村田の話だけは即出てくる。
村田は美人でもないのにこれほど好かれているはある意味幸せだろうが、
会社でこういうのは止めて欲しい。
何処かへ二人で行ってくれと皆願っている。

じゃないとこの会社に夢も希望もない。



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