愛の行方

Netflixで『今、父を殺しました。』というドキュメンタリーを見た。
英語の勉強のために英語音声、英語字幕で見るのですが、
この話は恐らくアメリカ特有なのかもしれない。

犯罪歴が表面化しない
教育レベルが安定していない
ホームエデュケーションが一般化している
銃が手に入りやすい
犯罪者がつかまりにくい

17歳の少年が、父親を銃で3発撃って何日か後に父親が病院で死亡。
これだけだと、少年が『悪』で終わって、現在のアメリカの法であれば
終身刑となるらしい。
しかし、殺された父親はDVの常習者
息子が5歳の時に母親から奪って、姿を消した。
その間、息子は学校に行かせてもらえず、ホームエデュケーションも
ちゃんと受けさせてもらっていなかった。
人とのコミュニケーションを取れない息子は、
いつの間にか無表情に、無感情になってしまう。

12年もの間、母親は息子を探し続ける。
彼女も夫のDVによりひどく心の傷を負っていた。
元々は子の旦那のDVが無かったらこんなことが12年後起きていないはず。
恐らくその少年は、5回までの母親が受けていたDVを記憶のどこかに保管してあり、その記憶が引き金となってちょっとしたきっかけで銃の引き金を引いてしまった。と感じる。

DVというのは不思議なもので
DVをする側に問題があるのは当然
そういう家庭で育っている事が原因だ。
元々は愛のない家庭であったり、DVを受けていたり、悲惨な過去を持つ家庭の出であることが知られている。
また、DVを受ける側もそのようなパートナーを何度も選んでしまう事が多いし、その人の育った家庭環境でもDVを受けていたりする。

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