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樹木希林さんから学ぶ『足枷』


先日のこと。
樹木希林さんと仲の良い浅田美代子さんが、インタビューに答えていた。

「もう(内田裕也さんと)別れなさいよ」という浅田美代子さんに
「私はね、子供がいて可愛い孫もいる。お仕事もあって、沢山の不動産もある。あの人のことは『足枷』だと思っているの。そうじゃないと世間から恨まれちゃう」





うわあ。すごい✨
きっと別れたら身軽になる訳ではなくて、幸せな部分がほころびてしまうのかな。
あえて足枷にして、ちゃんと樹木希林として生きていたのだなあと、感動してしまった。




かくいう私は、仕事のご縁がない。
もっと活躍したいとか、スーパーウーマンになれるはずだったのに、壊滅的にご縁がない。

仕方ないのだ、と思えてくる。
父親が唯一結婚しても良いと言ってくれた相手と結婚し、大好きな娘2人に恵まれて、新しくなくともわりと好みのマンションに住めて、もし仮に大活躍できる仕事もあれば多分妬まれる。
仕事に恵まれないのは『足枷』なのだ。
それだけ幸せな部分が大きいのだ。
『当たり前』すぎて全く自覚がないのだが、ちゃんとある幸せに対してマイナスの部分である『足枷』があることで天秤が釣り合っている、のだ。




素晴らしい才能のある娘の也哉子さんがいて、素敵なお婿さんが来てくれて、お孫さんがいて、お仕事は順風満帆で、不動産まで沢山ある。それをプラマイゼロにするだけの足枷って相当なものだろうから、内田裕也という人はとてつもない樹木希林さんの『足枷』だったんだなあ。






夫は、可愛い娘がいて、仕事もそこそこに、
彼の『足枷』は多分私だ。

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