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1人ではできなかった。初めての挑戦。初めてのライブ演出。

こんにちは、星乃あんりです。

先日、無事に
星乃あんりChristmas live 『La luce ~聖なる光のその先へ~』を終えることができました。

初めての総合演出にも挑戦させて頂いた今回のライブ。
支えてくださったゲストの方、スタッフの皆さま、会場でライブ配信で見守ってくださった沢山の方々への愛おしさと感謝の想いが溢れてとまりません。今回はゆっくりと丁寧に振り返っていきたいと思います。

ぎりぎりまで迷ったライブ開催

今年は誕生日とクリスマスになにかしらのイベントをやりたい。。。漠然とそう思っていた2020年の初めの頃。

ゲストの方へスケジュールの問い合わせをしつつ、演出は宝塚時代からお世話になっている方にお願いをしようと世の中の様子は見つつ少しずつ動き始めていた誕生日イベントは、残念ながら告知前に白紙に。

同時に動いていた今回のクリスマスライブについても、年末だからと言って先行きの見えない日々。実は、本番の2ヵ月ほど前まで開催を迷っておりました

いよいよ開催を決めなければいけない時期が迫ってきたときに、私にできることは何かを考えていました。
私自身、エンターテインメントの世界から次に進む勇気や力をもらい、背中を押してもらっていました。そして、その世界に飛び込んでお届けする側のエネルギーも知っていいます。だからこそ、こんな時期ではあるけれどもエンタメの持つ力で光や希望を届けたい。エンタメの世界が大きな打撃を受けているのを目にするたびにこの想いが強くなっていきました。

そして画面越しに会えたり、会いに来てくださる方々に笑顔でいてほしい、遠くにいてなかなか会えない大切な人たちへも、この想いを伝えたい
ぎりぎりまで迷いましたが開催を決意しました。
(告知をしたのは開催1ヵ月半前)

初めての演出に挑戦

開催を決定したと同時に決めたのが自身で総合演出をすることでした。果たしてできるのかという不安は常にありましたが、こんな時期だからこそ今感じている感謝の想いや信じているエンタメの力を形にしてみたいと、演出の指揮もとることにしたのです。

今まで出演させて頂いてきた作品での演出家の方や、スタッフの方の動きなどをひとつひとつ思い出しながら進めていった作業。
慣れないパソコンも使い、曲や流れだけでなくお衣装や小道具、照明、ひとつずつ丁寧に決めていかねばならない。更に、それを一緒に作っていってくださる方に明確に指示を出していかなければならない。想像していた以上に大変な作業でした。
しかし…ありがたいことに素敵なゲストの方、素晴らしいスタッフの方がいてくださったお陰で最後までやりきることができました。

セットリストを組み、中身を埋めていく

今回、セットリストを組むにあたって大切にしたかったことは誰もが知っている曲をベースに取り入れることでした。
自分自身、一度でも耳にしたことのある曲が入っているとそれだけでも嬉しいのでここは押さえておきたいポイントでした。

そして、違和感なく聞いていただけるように流れも大切に
時間軸・曲の雰囲気・トークのタイミング。何度もシュミレーションをして組み立てていきました。

ただセットリストを組み立ててトークを挟みながら歌うだけでは伝えたいことを十分に取り入れられない、なにか物足りない。
輪郭ができた次の作業は、その中身を埋めていくことでした。

ここで、初めて挑戦させて頂いたことが、英語の歌詞に日本語歌詞を書いてみること、そして、歌なかに挿入する詩を書いてみることでした。

やってみよう!と思ったもののなかなか筆が進まないまま時間が過ぎていきました。日本語歌詞を書くといっても、ただ訳をするだけでは広がらない。かといって代わりの言葉を当てはめたら今度はメロディーに合わない。
一節に込めたい気持ちと字余り時足らずと闘いでした。

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曲のポップさと本来の歌詞の可愛らしさをそのまま日本語に残せるように心がけながら作った訳詞。
もともと好きな曲ではありましたが、更に好きに愛おしい一曲になりました。

挿入詩もまた同じ。
まずは、挿入の尺を決める作業から。最初の音合わせの際に音色や尺を相談しながら決め、その音源を聞きながら作業開始。
挿入する場所や雰囲気が違和感なく繋がるように、そして歌と言葉がうまく絡み合い世界が膨らむようにひとつずつ言葉を選んでいきました。
こちらは、歌詞とは違って、書きたいことを書くだけ書いて削っていくという作業を行っていきました。
繰り返しは基本的に避け、言葉数の少ない類義語を探す。
自分の語彙力のなさをまた痛感しましたが、言葉のもつ可能性を改めて感じた瞬間でもありました。

中身が埋まっていくと自然と必要なものが浮かび上がってくる。
小道具やお衣装もひとつずつ丁寧に決め、作る必要があるものについては製作も同時進行。
宝塚で培ったアクセサリー製作スキルもとても役に立ちました。

『1人じゃない』そう思えたから進めた

予想以上に大変な作業の毎日に、諦めそうになった瞬間も何度かありました。しかしその度に、背中を押してくれたのがあんキャンの皆さま、ライブサポートをしてくださったラブソルの皆さま、そしてライブを楽しみにしてくださっている沢山の方々の存在でした。
ゲストのお2人にも沢山支えて頂き、皆さまのお心に触れる度にやれるところまで全力でやろうと奮い立たせて頂いていました。

1人ではきっと、やり遂げることはできなかったであろう今ライブ。
心身ともに支えてくださった皆さまに、心から感謝です。

まだまだこれだけでは語りつくせないので…
次回からはパートに分けて想いを綴ってまいります。

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