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「心に従ってればいつの間にか何かがみんなが連れていってくれる」
私がいいなーと思う生き方をしてる人は
こう言う人が多いです
言わない人も「好きなことを続けていただけ」とか言います

んで、半信半疑ながら好きなように生きてみました
たしかにいいことが沢山あって
でも特に何かに連れていかれる感じはなくて
けどよく考えると
あれもこれもそれも想定よりはるかにいい状態で叶ってて
あまりにも当然みたいに叶うから気付くのに遅れて

で、それなのにまだどこかもやもやして
そのもやもやがなんなのか
見つけたらどうしてそう思うのか
わたしはどうしたいのか
そうするためにはどうしたらいい?
できるか出来ないかは置いておいて
どういう世界を作りたい?

たぶん幼少期から
何に負けてもなにをしなくても
結局「え、どうして?なんで?ねぇなんで?」だけは
私の中にあって
たぶん遡って遡って遡って
今に繋がる全ては
お母さんをイラつかせたというあの
「ねえねえ、なんで?」に繋がってて
多分私のいちばんの武器はこれで

けどそんな思考も何もかもおいてけぼりにして
ああ、なんだか、なんだか……
たすけてってもう嫌だって叫びたい何かが
どんな気持ちでも乗せるのは好きだけど
こういう時1番歌いたくなる
叫ぶように泣くように
もどかしさと感情を、全部乗せて

こないだ、いままででいちばん「上手く」歌いたくなった
自分の気持ちが上手く出ない声にせき止められるのが嫌だった

わたしは、世界に現実に殺されて
けど私自身もその残酷さに溢れてて
それでもやっぱり諦めきれなくて

諦めて諦めて諦めて削ぎ落として生きてきたつもりでも
こうして自分を取り戻して生きはじめたら
諦めた全部が全然諦めきれてなかったことに気づいて

ほんとはだれだって考えて諦めてなくて
だから悲しくて

ああ、真っ暗な部屋でベットに寝転んで
伸ばした手が暗闇に消えて見えなくなる
どう変わってもどう生きてもやっぱり私は
あの空間を愛していて

けど同時に
柔らかい光の中で踊るように歌うように
愛おしさが溢れるように笑う瞬間も
大好きで

何が誰が正解なのかも
私はほんとに存在してるのかも
どうしてせかいがこうなってるのかも
なにが現実なのかさえ
曖昧極まる世界だけど

私が私であることだけが確かなんだな

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