地底迷宮(グランドアビス)の問題点


闇キャッツアイが報酬として獲得できる数少ないコンテンツであるグランドアビスがあまりにもカスなので愚痴を書きます。

グランドアビスとは

不定期に開催されるイベントの一種であり、全100ステージによって構成されている。開催するたびに攻略状況はリセットされ、1からのスタートとなる。
以下に挙げるような特徴が存在する。

各ステージがランダムに決定される

「第1ステージはこの敵がこの順番で出て……」と決まっているのではなく、ランダムに決定される。
完全なランダムではなく、「1~9ステージの箱」のようなものがありその中から(前のステージとの被りが無いように)ランダムで決定される方針であるらしい。

一度出撃したキャラは編成から解除できない

グランドアビスで既に出撃したキャラをこちらから能動的に外すことができない。
そのかわり、以下の仕様によって強制的に外される。

クリアする/失敗するたびに出撃可能キャラが減少する

グランドアビスでは、クリアしても失敗してもその時出撃したキャラのうちランダムで選ばれた一部が「罠にかかった」状態になる。この状態のキャラはグランドアビスでは出撃不可能となり、編成にも組み込めない。
この状態はグランドアビスの開催が終了し、再度開催されるようになるまで治らない。
ステージを進めるごとに1度に罠にかかるキャラ数は多くなる。失敗した場合は一律で2種が罠にかかる。
クリア時、たまに(60%らしい)そのとき罠にかかったキャラのうち1種を救出できることがある。以前に罠にかかったキャラの救出は不可能。

出撃時、編成は常に10体埋まっていないといけない

2体だけで出撃すれば罠にかかる数を抑えられるとか、そういうズルができない。

これらの仕様から、100ステージクリアには最低でも500種ほどのキャラが必要と言われている。

ステージクリア報酬として闇キャッツアイを獲得できる

10・50・90・99ステージ目クリアで闇キャッツアイをそれぞれ1個、100ステージ目クリアで3個もらえる。
他のステージでもキャッツアイなどがぼちぼち。

ランキングによって追加報酬がもらえる

グランドアビス終了時、ユーザー全体の50%以内の進行度であれば闇キャッツアイが追加でもらえる。同じ進行度であれば残りキャラ数で順位が決まる。

問題点

100ステージは長い

開催期間が18日だということを加味しても長い。他のコンテンツと違い、ランダム要素が高くステージごとにどのキャラを追加するか考えるため余計に時間がかかる。
また、10の倍数ステージは400ぐらい統率をかっさらっていくので普通にだるい。
これで許されるのは長くてせいぜいにゃんこ塔と同じ50ステージ程度か。似た仕様のレジェンドクエストも48ステージである。しかもこちらには「わざわざ弱いキャラを選んで編成する手間」が無い。
また、終盤では「あとゾンビステージがいくつあるから何キャラずつ使って……」と計算する羽目になり、非常にだるい。

新規参入の壁が高い

スマホゲーは時間が経つごとにキャラクターの強さがインフレしていくため、後から入った人も(以前のと比べ)強力なキャラを手に入れやすいという特徴がある。これにより序中盤のステージをクリアしやすく、古参と新規の差をある程度縮めることができる。
にゃんこ大戦争もその例に漏れず、昔はいなかった飛脚などを使えば降臨などのステージが簡単にクリアできたりするらしい。
だがグランドアビスはどうか。シンプルにキャラを500種集めなければクリアが絶対に不可能という意味不明具合である。初心者はガチャキャラもいなければ月イベキャラもいないし、EXネコカンキャラも集めきっていないだろう。過去コラボキャラに至っては復刻以外に入手手段はないし、恐らくニャームスやナゾウサギみたいなわけわからんコラボは一生復刻しない。グランドアビスにおいて古参と新規の差は永遠に埋まらないのだ。
特定のキャラがいなければクリア不可能なコンテンツのことが「持ち物検査」と揶揄されることがあるが、このタイプの「持ち物検査」は初めて遭遇する。

試行錯誤ができない

「限られた編成でこのステージにチャレンジしましょう」ならまだわかる。だがグランドアビスは失敗すると2種のキャラが罠にかかり、同じステージを同じ編成でクリアすることができない。グランドアビスそのものを何周もすることができるわけではないのでランダムローグライク的なゲームとも異なる。
レジェンドクエストは失敗するたびにランダム変換されるキャラ数は減少しており、その点で試行錯誤はしやすい。代わりにステージ挑戦リソースである王冠が減る仕様となっている。王冠はレジェンドステージの進行に対応して増え、マックスの196まであればまあクリアはできる設計である。
だがグランドアビスでは、ステージ攻略に失敗しても同編成での試行錯誤はできず、リソースであるキャラ数を奪われ状況がただただ悪化していくのみである。そしてレジェンドクエストと異なり、初心者はどんなに強力なキャラを持っていても総数が足りなければ門前払いである。

別に弱キャラを使えているわけではない

せいぜいが即席の壁か罠の囮程度であり、それで弱キャラに「役割を与えた」などと口が裂けても言えるはずがない。
確かににゃんこ大戦争の他のコンテンツと比べて弱キャラの役割や出番が存在するのは事実である。だが、その「役割」というのがみな同じというのはあまり意味があるようには思えない。
というか、「弱キャラを壁にする」や「弱いと思って使ってなかった超激レアが意外と使える」みたいなのはレジェクエでやってるので、被っている。
そういう意味でグランドアビスは二番煎じで、ダルくなった、カスである。

依然、キャラに格差がある。

当然このコンテンツでも強いキャラが強く、弱いキャラは弱い。弱いキャラにも出番があるだけで、キャラの強弱が覆ったり、強さの基準が大きく変わったりはしない。
例えば、ディオラムスなどの高いコストを持つキャラクターは序盤に出して厄介な雑魚敵を振り払う仕事をこなせないのでこのコンテンツでもお荷物扱いされる。十分な軍資金が溜まった後は高コストゆえのステータスによって暴れるのだが、後述のカンガルーやゴリラが出てくるステージではその前に城を破壊されかねない。
また、もねこのような再生産時間が長いキャラクターも壁としての役割が果たせないため需要が低い。

壁が少なすぎる

100ステージで常にキャラが罠にかかる危険があるというのに、別に壁キャラが豊富にいるわけではない。最近は洗脳やタマゴによって微妙に増えてはいるが、それでもグランドアビスで壁戦法を十全に行うには足りない。
ちゃんとした壁が無くてもクリアできるステージの方が多いが、壁がいないと序盤の雑魚を捌ききれず圧死しかねず、ステージによっては割とギリギリなので心臓に悪い。
壁がピンポイントで罠にかかった時の悲惨さは、カスである。

カンガルーとゴリラにマジレスされる

弱キャラを使わせられるだけあってグランドアビスは基本的に簡単なステージが多いのだが、カンガルーとゴリラだけは別である。
あいつらは基本的にちゃんと壁+遠距離アタッカーを用意して迎撃しないといけない敵であり、なんかそこらへんのコラボEXキャラや不明超激レアを出撃させたところでどうにかなるものではない。

悪魔とゾンビにマジレスされる

殆ど上と同じ理由だが、悪魔やゾンビは後発の種族であるためステータスが全体的に高く、化石と化したコラボキャラでは全く歯が立たない。
カスである。
ちなみに古代種はなぜかほとんど出現しない。呪いが強すぎるからだと思うが、ゾンビはともかく古代種の後発である悪魔が出るのは意味が分からない。

報酬がしょっぱい

全クリしても闇キャッツアイが12個である。
1体の超激レアキャラをLv50からLv60にするのに必要な闇キャッツアイは15であり、全然足りないことがわかる。
特に現在は超本能や第四形態も続々と実装されており、闇キャッツアイは需要に供給が全く追いついていない。
これで頻繁に開催されるならいいが、最近は全然開催されずカスである。
そもそも、闇キャッツアイを全体的に絞りすぎという話がある。

ランキングで決まる報酬量が大きすぎる

さきほど「報酬がしょっぱい」と言ったが、それでも他に比べたら闇キャッツアイの供給量は大きい。そしてその少なくない部分がランキングによって決定される。ゲーム進行度は高いがキャラ数が集まっていない人が、本質的に不利な扱いを受けているのは問題である。
道場も半ば「持ち物検査」的な仕様とランキングによって報酬が決定するが、その報酬はあまり大きくはない。ネコカン110個はマンスリーミッション4回分であるが、挑戦さえすればもう少し差は縮まるし、他にも入手手段は数多くある。
だが闇キャッツアイは明らかに供給量を絞られており、かつ最新の強化要素として非常に重要かつ代替の効かない役割を担っているのにその取得量が「キャラ数」という意味不明な基準で決まっている。

文句を言うと「他のソシャゲの方がだるい」とかいう意味不明な反論が返ってくる

まず、だるいと間接的に認めているようなものなので擁護にはなっていない。
そして急に他のソシャゲの話をされても困る。そして、グランドアビスはにゃんこ大戦争の他のコンテンツと比べたら明らかにだるい。

結論

グランドアビスは他のコンテンツに比べ非常に冗長で、ゲーム性が悪い。かつ新規に対して明らかに冷遇している。特に、キャラ数によって新規を冷遇するのはゲームの寿命を縮める原因になりかねない。


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