見出し画像

【S34シングル最終192位】スカーフテレパシーパルキアでムゲンダイナをしばきたい

初めに

初めまして。アンピリカと申します。
ポケモン剣盾シングルS34は、伝説幻無制限ということで対戦勢は阿鼻叫喚の環境でしたが、なかなか自信のあるサイクル構築を組めて、初めてのレート1900も達成できたので、構築記事を公開したいと思います。タイトルにあるスカーフテレパシーパルキアが自慢のポケモンです。

使用構築

構築経緯

前期ホウオウを使った時にその耐久に惚れたので、ホウオウから構築を組み始めた。入れ得ポケモンのザシアン、初手に出し負けづらく、型の匿名性の高いグラードン、あとは適当にディアルガ辺りを入れてランクマを回していたところ、ホウオウがカイオーガとゼクロムを強烈に呼ぶため、ホウオウを使う以上、選出択を解消するためには1匹でその2匹を対策できるポケモンが必要になった。そこで、ゼクロムにダイジェットを積まれた時のことまで考えてスカーフパルキアを採用した。このパルキアは特性の発動順でスカーフがバレないよう、特性を夢特性のテレパシーにした。
グラホウオウパルキアの3匹の対応範囲がかなり広くて勝ちを稼げたが、ホウオウとカイオーガの対面ができてしまったとき、パルキア引きが見え見えすぎて雷を撃たれ、そこで麻痺の下振れを引くケースが多かったため、素直に潮吹きを撃って貰えるよう、カイオーガ受けの顔をしたラッキーを構築に入れた。黒バドをホウオウでしか見れないため、ザシアンとの役割集中で崩される問題、ホウオウに吹き飛ばしがあってもルギアとジガルデが嫌いすぎる問題を解決するために、最後の枠にヌオーを採用して構築が完成した。

個体解説

ザシアン

電光石火の威力に毎回ビビる

持ち物:朽ちた剣
技構成:巨獣斬/じゃれつく/ワイルドボルト/電光石火
特性:不撓の剣
性格:意地っ張り
実数値:199-244-135-*-135-168
努力値:H252,A252,S4
 
この適当な努力値振りから分かる通り、最初はとりあえずで入れたポケモンだったが、対イベルタルを考えるとパーティから外せなかった。ラッキーの圧力でディアルガが選出されないので、技はインファイトを切って、ゼクロムとホウオウへの打点を採用した。言うほどじゃれつく撃たなかったし、身代わりを入れた方が良かった気がする。Sが低すぎてザシアンミラーは一度も勝てなかったが、Sを振ってもイタチごっこにしかならないので仕方ないと割り切っていた。

ホウオウ

ホウオウ使いはみんなダイマックスした時の「ブワッ」が好き

持ち物:厚底ブーツ
技構成:聖なる炎/ブレイブバード/自己再生/吹き飛ばし
特性:再生力
性格:慎重(D↑C↓)
実数値:213-150-141-*-191-112
努力値:H252,B246,S12
調整
・S+2で黒バド抜き
ダメージ計算
・ザシアンのA特化ワイルドボルト確定2発(82.6~97.7%)
・黒バドの臆病ダイホロウ確定3発(42.3〜49.8%)
 
ザシアン、日ネク、雷の無いゼルネアス、その他コスパダイナなどの陰湿な伝説達も1匹で相手してくれるので色んな構築に投げていた。黒バドは挑発まで考えるとホウオウだけでは相手できないが、1発殴ってパルキア圏内に入れてくれれば安全に処理できる。
技構成はよくある3つは確定として、吹き飛ばしはゼクロムへの打点になる地震と悩んだが、吹き飛ばしがあることで、要塞型ポケモンやゼルネアスを流して勝った試合も多かった。
この慎重HBホウオウは自分で考えてゼクロムの相方として前期使っていたが、他の強者の方が同時期に開発してTwitterで天才と持て囃されているのを見て、嬉しいような悲しいような微妙な気持ちになった。
聖炎火傷を引かなかったら運負け。

パルキア

電磁波身代わり型なんて使っている人は悔い改めて

持ち物:こだわりスカーフ
技構成:流星群/ハイドロポンプ/雷/大文字
特性:テレパシー
性格:臆病
努力値:C252,S252,D4
ダメージ計算
・カイオーガの臆病雨潮吹きが46〜54ダメージ
・晴れ大文字がH振りザシアン乱数1発(62.5%)
 
今回のMVP。カイオーガ、ゼクロムを見たら大体選出した。S100族で並の伝説より素早く、大文字でザシアンに大きな打点があるのが偉い。ポケモンHOMEによるとスカーフの所持率は4.5%だが、今後パルキアのテンプレの型になっても良いと思うくらい強かった。
特性をテレパシーにすることで、初手に出したとき特性の発動順でスカーフがバレず、型が読めないが初手に出てきがちなムゲンダイナを出落ちさせまくった。「勘のいい相手は、わざわざ夢特性を使っている意図に気付いてスカーフケアしてくるのでは?」と思うかもしれないが、今年のポケモン映画祭で夢パルキアが配布されたおかげで、プレシャスボールから出てくるのを見ると相手はただの妥協個体だと思ってくれる(はず)である。実際スカーフを読んだ動きは一度もされなかった。因みに僕は映画を見に行かなかったので、普通のモンスターボールから出していた()。
技構成に関しては、流星群より亜空切断の方が使い勝手は良いが、亜空切断では耐久無振りのムゲンダイナすら乱数だし、ダイマ状態のゼクロムへのダメージも考えると流星群を採用せざるを得なかった(なお、めちゃくちゃ硬いムゲンダイナは流星群も耐えてくる模様)。グラードンやダイバーンで晴らした後の実質タイプ一致大文字の通りが非常によく、ハイドロポンプより大文字がメインウェポンになっていた。
スカーフパルキアはゼクロムへの切り返しとして強力だが、当然2回ダイジェットを積まれるとぶち抜かれるので、対ゼクロムはダイウォールを絡めるなどして1回しか積ませないよう意識して立ち回った。

グラードン

舐められがちだけど普通に強い

持ち物:柔らかい砂
技構成:地震/炎のパンチ/岩石封じ/剣の舞
特性:日照り
性格:意地っ張り
実数値:199-220-161-*-112-119
努力値:H188,A236,B4,D12,S68
調整
・A実数値11n
・カイオーガの控えめ潮吹きを晴れ下で確定耐え
・ザシアンの巨獣斬+ダイマ時ゼクロムの珠ダイジェットを確定耐え
・麻痺したスカーフカイオーガ抜き抜き
 
明確な不利対面が少なく、特性の発動順で素早さ判定できるので初手置きしやすい。ある程度Sを振っているので、このグラードンより早い90族伝説は大体準速以上だと思っている。
柔らかい砂を持たせることで、地震でもザシアンをワンパンできる。最初は持ち物をラムの実にして、地面技を断崖の剣にしていたが、今の環境のグラードンは電気玉投げつけるの起点作成型というイメージが強く、身代わり持ちを強く呼ぶため、柔らかい砂を持たせて合法的に命中安定の地震を採用した。
電気玉ケアand断崖外し期待で身代わりを貼ってくる相手に地震を撃つことで、「地震ならザシアン乱数で耐えてたし、身代わり貼ったのただのプレミじゃん!」という動揺を誘える。

ヌオー

相手にすると技のモーションがいちいち腹立つ

持ち物:食べ残し
技構成:自己再生/あくび/どくどく/守る
特性:天然
性格:図太い
実数値:202-*-150-*-86-55
努力値:H252,B252,D4
ダメージ計算
・無振りルギアのエアロブラスト確定3発(36.1~43.1%)

この環境だと耐久がカツカツなのでゴツメではなく食べ残しを持たせたが、ダイマ枯らしの守る、欲張ってルギアに毒を入れるためのどくどくを入れていたら、ザシアンに強い顔をしているのにザシアンへのダメージソースが一切無いという謎のポケモンになった。
ザシアン、グラードン、パルキア、ホウオウの4匹は強かったが、ラキヌオーの枠は改善の余地があると思う。

ラッキー

半分見せポケ

持ち物:進化の輝石
技構成:卵産み/甘える/歌う/ステルスロック
特性:自然回復
性格:のんき(B↑S↓)
実数値:357-*-62-*-4-49
努力値:H252,B252,D4

害悪型ラッキー。ホウオウとカイオーガの対面で素直に潮吹きを撃ってもらい、安全にパルキアに引けるようにするのが一番の仕事。あと構築に居るだけで相手の選出を縛れるのも強い。
ラッキーはカイオーガ受けとして採用されがちだが、ラッキーを見ても臆さずにカイオーガを投げてきている時点で、ラッキーを突破できる型か、ラッキーを崩しの起点にしようとしていると考えられるので、カイオーガ受けとして選出したことは一度もなく、あくびループの一貫を切ったり、クッションとして選出することがほとんどだった。
後攻で撃って味方を安全着地させるために歌うを採用しているが、無限回撃てる場面でしか撃たなかったので許してほしい。ムゲンダイナ対策で眠る等を採用するのも強いのかもしれないが、ラッキーを使うのが初めてだったので良い技構成が分からなかった。ヌオーとともに諸説枠。

基本選出

基本選出というのは特にないが、初手グラードン、裏パルキアホウオウの選出の対応範囲が広くて一番多かった。ザシアンはイベルタル入りに、ヌオーはジガルデやルギア入りに、ラッキーは欠伸持ちやムゲンダイナ入りに出すのが主。

重いポケモン

・珠イベルタル+詰ませ
・身代わり吹き飛ばしルギア
・HBルナアーラ

結果

TNアンピリカ
最終192位
最終レート1905

感想

全く新しい環境で0から構築を組んだことで、ポケモンが上達した実感があったのが、レート1900という結果にも表れて嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?