見出し画像

明豊ファシリティワークス 銘柄分析


本日の銘柄紹介は企業コード1717 「明豊ファシリティワークス」です。

✅ざっくりデータ
・四季報評価14/20(成長性1収益性5安全性4割安度4)
配当利回り4.35%
配当性向55%
・PERレンジ9〜19で現在12.6
・PBRレンジ1.4〜2.7で現在1.9

✅なんの仕事やってる会社?
事務所や工場、学校などの建設・移転を支援するCM(コンストラクションマネジメント)が主力のサービス業。簡単に言うと建設業向けコンサルティングってイメージですね♪

工事を依頼する発注者(ど素人)
     ↑↓
明豊ファシリティワークス
     ↑↓
依頼を受ける受注者(プロ)

普通、工事をお願いする発注者はプロではないので細かい専門的な要求ができず、依頼内容とは異なる建築になってしまうことがあります。受注者であるプロの建築家も技術はあるものの、依頼者の正確なニーズがわからなければ建築は上手くいきません。

そこで明豊ファシリティワークスの出番です❣️

発注者には費用削減や工期短縮を提案し、受注者には発注者の正確なニーズ(本当に作ってほしいもの)を伝えます。

工事のやり直しや、無駄な建築を回避できるため、明豊ファシリティワークスにコンサル料を支払っても結果的に費用が安く抑えられてwin-winの関係になれるわけです。

💕のあ的妄想💕
今って原材料高騰してるじゃないですか。木材や金属、天然資源に至るまで。輸送費だって高くなってるし、ますます費用削減は大事な要素になってくると思うんです。だから明豊ファシリティワークスは時代のニーズに合っているんじゃないかなって❣️

✅業績は?
売上高→5年で13%減
営業利益→5年で1.6倍

売上高は2015年をピークに落ちきてきています。あれ?ダメじゃない?

🌟ポイント🌟
「業務改善により利益率と安定性が向上❣️」

従来はアットリスクCMという建設請負も行っていました。でもピュアCMに特化する戦略に転換してから利益率と安定性が向上。

ピュアCMは純粋なコンサルティングであるのに対して、アットリスクCMは発注業務を含めた請負契約です。

アットリスクCMの場合、明豊ファシリティワークスが発注を代行するので不測の事態に備えた準備金をプールしておかなければなりません

近年はアットリスクCM案件が減少したことで、工事案件の発注業務が減り、売上が激減しました。しかしその分資金繰りに現金を確保する必要性が下がったおかげで、配当性向の引き上げなど株主還元が強化されたんです❣️

一見すると「売上が下がっててヤバい💦」って思いますが、実は営業利益は増えているし、資金繰りも安定しました。配当性向を高く維持できる背景にはこのような理由があったのです。

2015年以降ROE(稼ぐ力)は15%以上、ROAも10%前後と極めて高い収益性を維持しています。

✅財務は?
・自己資本比率70%
・有利子比率0%

財務はホント鉄壁です‼️

✅配当推移と配当方針は?
配当推移→5年増配率19.3%
配当方針→配当性向55%程度を基準

配当性向は55%です。かなり高いですね。
しかし業務改善によって利益率を高め、安定性が向上した結果、ここまで高い配当性向を維持できるようになりました。なのでこの配当性向の高さはポジティブに捉えて良いと思います。

これを見てください。
売上が減り始めた2016年から配当性向が上がってきているのがわかると思います。

一見すると、配当を出し続けるのが苦しいのかなって思いますけど、財務を見ると株主資本はしっかり増えているので全く問題ないですね❣️

✅5年後予想値は?
のあ係数→14.3(判定 : 普通)
・のあPEGレシオ→2.24(判定 : 割高)

・5年後予想EPS→81円
・5年後予想配当→76円
・5年後EPS理論株価→1020円(現在から1.27倍)
配当性向をこれ以上引き延ばせるとも思えないので、5年後の予想配当はもう少し低くなると思います。

以上、のあの銘柄紹介でした💕

あと、私を"信じて買う"というのだけはやめてくださいね❣️

くれぐれも投資は自己責任でお願いします🥺
私も投資でいっぱい怖い思いをしましたから、ご自身のリスク許容度を超えないように注意してくださいね🥺

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?